第7回:2000年8月第3週
この日はまずまず。
基本練習のフレーズはそれ程滞る事もなく吹けて、気を良くしていたが、タンギングではやはりつまずく。「こんな事出来なくても曲は吹けるんでは?」なんていうひねくれ心が頭をもたげ出した所で、先生は実に巧みなタイミング(笑)で、「じゃあ、これをやってみましょう」と『月の光に』という曲の楽譜を見せた。「やったー、曲だ!!」
俄然張り切り出す私(^^:;)。そしてタンギングが出来ないと曲がちゃんと吹けない事を悟らせようとする先生(^^;;)。
確かにタンギングが出来た方がスムーズに吹けそうな気はするが、まだ音を出すというだけの事に四苦八苦している私(^^;;)。
とりあえずやり易いやり方で吹いて良いという許しが出た所で、ほっとして、しばらく(吹けないなりにも)夢中になって吹きまくっていると、次に先生はカセット・デッキのスイッチを入れた。流れて来たのは『月の光に』の前奏。ハンドベル調のキーボード(?)がかわいくてきれいな音を奏でている。初心者向けの曲ではあるが、こういうアレンジで聴くと立派な曲に聞こえる(ってすみません、易しくてもちゃんとした立派な曲ですよね)。
その後に続いて吹く事になった。が、なんか、微妙に音程が違う。サックスはマウスピースの差込具合で音の高さが決まるのだが、その具合は吹く人によって異なって来るらしい。しかも、私の場合は安定した音が出せないので、チューニングもなにもあったもんではない(汗)。「なんか音痴の人のカラオケみたいに音がズレてるぞ~」と思いながらも、テープに合わせて必死に吹いた。
結果はよれよれだが、これ位なら練習すれば何とかなるかも。この日もまた楽器を貸して頂いたので、今度はこれを念入りに練習して、テープに合わせられるようにしようと気合いを入れて帰途に着いた。
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