サクソフォン鑑賞(2003.10-11月)
最近生で聴いたサックス演奏について書き留めておきます。
★10/24 阿佐ヶ谷ジャズストリート
ジャズ・フェスティバルのようなイベントです。阿佐ヶ谷の街中のあちこちでジャズのイベントが催されていました。貧乏な私は無料の物だけをチェック(^^;)。こんなアーティスト達を見ました。
◇竹内郁人カルテット
オーソドックスなモダン・ジャズ。ラストでは女性奏者も飛び入り(いや、本当はお約束なのでしょうけど)共演。「アルト2本の共演」というのを生で見たのは初めてだったので、興味深かったです。
◇小菅敏朗クインテット
サックスとトランペットという編成が、これまた生で見るのは初めてだったので興味津々だったのですが、ヴォーカルが今一好みではなかったので(私のヴォーカルの趣味は変わってます)、ちょっとしか見ませんでした。
◇羽根淵道広カルテット
フュージョン系。いや~、「タダでこんな素晴らしい物聴いてしまって良いんでしょうか?」っていう感じ。もう最高!! どちらかといえば、ゆったりしたバラード風の曲が多かったかな? テナー・サックスの低音が実にのびやかで美しい。「やっぱりテナーはこうでなきゃ」と思いました。無理して高い音出すのって、あんまり好きじゃないもので。オリジナル曲もキャッチーで、1回聴いただけで覚えてしまう物もありました。作曲能力も優れていそうです。
私が見た日はラストに"JUST THE TWO OF US"もやったんですが、このヴォーカル(キーボード担当ですが、これではボーカルを取っていた)がビル・ウィザースそっくりで驚きました。で、この曲での羽根淵さんのサックスがまた、グローバー・ワシントン,JR顔負けの素晴らしさ。参りました。すごいです、このカルテット!!
★11/9 アマリリス合奏団
アマチュア団体(団員の皆さんは他の仕事をお持ちのご様子)ですが、実力派揃いといった感じでした。アマチュアだというのに、中に1人、見覚えのある方がいらっしゃいました。フルートとピアノと打楽器を掛け持ちでやっている方。以前、どこかの吹奏楽団(東芝かNEC)で目にして、「打楽器って、幾つもの楽器を掛け持ちして大変だなぁ」と思い、印象に残っていたんです。絶対同じ人だぁ!! あと、某掲示板で私のコメントにレスを付けて下さった方が、この合奏団の方である事が後で判明しました。しかし、顔はわからない~(^^;)。
サクソフォン四重奏が2組あって楽しめました。あと面白かったのがフルート。バス・フルートとか、アルト・フルートとか、初めて見ました。変わった形してましたよ~。そんな物が存在する事すら知らなかったので勉強になりました。
★11/16 サパトス
都公認のヘブン・アーティスト。サックスとギターの2人組です。神宮外苑のイチョウ祭りに出演していました。お祭りのせいでしょうか、一般ウケしそうな曲の大サービスで、ミーハーな私は大喜び。特に『すべてをあなたに』などはたまりませんでした♪
最近図書館から借りたCDはこんな感じ。
★デクスター・ゴードン『THE BLUE NOTE YEARS』
ようやく返却されていた(笑)。
★ケニー・ギャレット『SONGBOOK』
この所、大昔のジャズばかり聴いていたので、これは新鮮に聞こえました。音も良かったです。
★リー・コニッツ『MOTION』
★ソニー・ロリンズ『ベスト・セレクション』
そして、ついにオムニバスにも手を出すようになってしまいました。
★『Portrait in Jazz』(ユニバーサル版)
★『Portrait in Jazz』(ソニー版)
和田誠さんと村上春樹さん監修のオムニバスCD。村上春樹さんのライナーが面白かったです。村上春樹さんがジャズ喫茶やっていたなんて、皆さん、ご存知でした? サックス以外の曲も魅力的な物が多く、とても楽しめました。
★『ニュー・アダルト・コンテンポラリー・ベスト・セレクション』
フュージョン系。これはかなり気に入りましたが……ちょっとミーハーかも(^^;)。
★『The Best of the Jazz Saxophones,vol.2』
うーむ、まだビビビビビと来る衝撃的なジャズ・アルバムは見つかりません。まだ聴き方が甘いので、後にこの中から生まれるかも。
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