MY DEAR MUSIC LIFE
サクソフォン熱にも上がり下がりがあるのですが、最近(河原で吹いてからか)また楽しくて仕方ありません。今日も自主練習に行ってしまいました。
まずはレッスンでつまずいた音階練習をみっちりやり、復習をやります。まだレッスンで習った曲が少なかった頃は、同じ事の繰り返しにすぐ飽きるので、自分のやりたい曲を勝手に吹いたりしていたのですが、最近は自主練習でも今迄習った曲の復習をする事が多くなりました。といっても、やはり好き嫌いはあるので、全くやらない曲というのもあるんですが(^^;;;;)。具体的には『エーデルワイス』『ダニーボーイ』『グリーンスリーヴス』『ウォーター・メロンマン』『ペーパー・ムーン』『慕情』『サマータイム』『ユー・ビー・ソー・ナイス・カム・ホーム・トゥ』『イエスタディ・ワンスモア』『ムーン・リバー』『メリークリスマス・ミスター・ローレンス』はほぼ毎回練習しているという具合です(ただし『イエスタディ・ワンスモア』は前の先生の許で次にやる予定だった物で、結局まだ習っていない)。特に『ムーン・リバー』と『メリークリスマス・ミスターローレンス』はかなり吹き込んでいます。ヤバいのは『サマータイム』。最近これ吹いてると、入り込んじゃって、トリップ(?)しちゃいそうになるのです(笑)。いや、本当に気持ち良くて、つい首振っちゃったり目を閉じちゃったりして、下手なくせに陶酔しちゃって恥ずかしいのです。絶対人には見せられない姿です(^^;;;;)。でも、以前は間違っても自分の音になんて酔えなかったので、これって進歩といって良いですよね(?)。
という具合で、最近は習っていない曲などは吹いていなかったのですが、今日はふと思い出して、"HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS"を吹いてみました。実は私の当面の目標はこの曲だったのです。あ、前にも書いた通り、最初"I'LL BE THERE FOR YOU"を目標にしていたけれど、それはあまりにも難しかったので、"HAVE YOURSELF..."に変更したのです。
で、久しぶりに吹いてみたら、予想以上に上手く吹けてしまいました。もう自分でもビックリ!! 上達具合は遅いですけど、少しずつ上手くはなっているんですね。音色に関してはほぼ満足出来ました。自分が思い描いていた通りの音色が出てしまったんです。あ、勿論、須川さんとか波多江さんとか、ああいう人は特殊なので、そういう音色はハナから思い描いていません。でもいわゆる「一般的なサックスの音」で吹けたのです。
あ、「一般的なサックスの音」なんて書いても「?」と思われるかも知れません。例えば、ピアノで、ただ一音を出すだけだったら上手い下手もありませんよね。皆、同じ音を出す事が出来ると思います。いわゆる「ピアノの音」。しかし、サックスはそうはいかないんです。以前の私の出してる音はサックスの音ではありませんでした。目隠しして、「この音なんだ?」と聞かせたら、答えられない人が多かったんじゃないかな(爆)。でもようやく、今頃、おそまきながら、サックスらしい音が出せるようになったんです。本当に嬉しいです。「私のサックスは安物なので、普通の人より音が悪いんだろうか。もっと上位機種を選べば良かったのかな?」なんて思った事もありましたが、やはり楽器のせいではなく腕の問題だったんだなぁ。いや、今セルマーで吹けば、もっといい音が出せる?(笑)。これをもっと練習すれば、「人に聞かせてもそれ程恥ずかしくない物になるかも知れない」と、初めて思えました。勿論まだ課題は山積みなので、「もっともっと練習すれば」という条件付きですけど、今迄は、家族以外の人に聞かせる事なんてホント考えられなかったので、そんな事が想像出来るようになっただけでも私としては大変な事です。ま、次回はまたヘンな音に戻ってしまう可能性もあります。それがサックスの怖くて面白い所(^_^;)。
その時、ふっと渡辺貞夫さんの"MY DEAR LIFE"のメロディーが頭に浮かびました。それ程好きな曲でもないし、完璧に覚えていたわけではないんですが、なんかいい感じに吹けそうな気がしたので試しに吹いてみたら、初めて吹いたとは思えないような、私にしては上出来の演奏が出来ました(あくまで「私にしては」です)。もうすっかり嬉しくなってしまって、同じ渡辺貞夫さんの"CALIFORNIA SHOWER"にチャレンジしてみたら、こっちは手も足も出ませんでした。うーん、調子に乗りすぎたか(爆)。
いずれにせよ、サックスらしい音は出るようになってきたので、他のサックスの印象的な物にもトライしてみようと思いました。思いついたのが最近再結成したというニュースが印象的だったサイケデリック・ファーズの"PRETTY IN PINK"。しかし、ここで、考えさせられる事態が発生しました。メロディーは問題なく吹けたんですが、全然雰囲気が違うんです。"PRETTY IN PINK"のイントロのサックスのちょっと濁ったような力強い感じ。あの感じをまるで再現する事が出来なかったのです。ロック特有の奏法なのかな? ま、別にああいう音が取り立てて好きな訳ではないんですけど、私はロックとは程遠い練習をしている事を改めて思い知らされました。「"PRETTY IN PINK"と"MY DEAR LIFE"とどちらが好きか」と聞かれれば、「"PRETTY IN PINK"」と答える私ですが、どちらを演奏したいかと聞かれれば、渡辺貞夫さんの方なので、まぁいいか。バラードが吹きたくてサックスを始めた位だし。
そういえば、カラオケでボン・ジョヴィを歌っても、「カーディガンズ」と言われた私は、ロックの演奏には不向きかも知れないなぁ。
帰宅すると『メレンゲの気持ち』がやっていました。ゲストは明和電機で、その作品として、『武田丸』なる奇妙な楽器が紹介されていました。なんでも武田真治がサックスを吹いてるのを見て悔しくなって作ったんだとか。暴走族がよく鳴らしている「♪パパラパラパラ」というような音の出る、電気仕掛けの吹奏楽器(?)でした。笑った~。
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