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2003.12.26

久々の自主練習

久々に自主練習をしました。前回書いた♯と♭が13個出て来るあのフレーズをどうしても練習したかったのです。「須川さんの生演奏を聴いて、やる気がよみがえって来た」というのもちょっとあるかな。とはいえ、やる気はあっても急だと練習室の予約が取れないし、自分の予定と練習室の都合がなかなか合わないんです。かなり前に予約した為に、当日行けなくなってキャンセルしたなんて事も2度ありました。←その場合、払ったお金は返って来ない

で、練習の成果は絶大です!! もう、前回の泣き言めいた文章を読み返して笑っちゃう位です。なんで、あの程度の練習フレーズでパニクってたかなぁ? 不思議……あ、すみません、ちょっと調子に乗り過ぎですね(^^;;;;)。
先生の前で吹いたら緊張しちゃって、またボロボロになる可能性はありますが、取りあえず拒絶反応はなくなりました。っていうか、むしろ早くレッスンに行って、あのフレーズを吹きたい位です。

問題なのはむしろ音階練習だったりして……。
前述の練習フレーズでの私にとっての課題は「指遣いがうろ覚えで、ぱっぱと動かせない」とか「楽譜がスムーズに読めない」などという点で、これは練習さえすれば、なんとかクリア出来る事だったんですが、音階練習で問題になってくるのは音が出ないっていう基本的な事なんです(爆)。以前「低いドが出ない」という事を書きました。その後、それはかなり改善されてはきたんですが、相変わらず苦手です。が、数ヶ月前、もう一つ低い「シ」の出し方を習いまして、「もう限界」と思っていたら、さらに半音低い「シ♭」なんていうのが出て来てしまったんです。

いや~、低い音出すのって、本当に難しいです(私にとっては)。うまく出せない原因もよくわかりません。深目にくわえてみたり、強く吹いてみたり、色々試してみるんですが、どうも安定しません。よしんばうまく出たとしても、その音圧(?)にくらっと軽いめまいを起こしそうになるんです(やや大袈裟ですけどウソではない)。前の先生がテナー・サックスに合わせて、低い音をバリバリ吹いてるのを見て、「わぁ、私はテナーに憧れてたけど、こんな音が出るなら、アルトでもいいかも」なんて思ったものですが、今は「これ以上低い音は勘弁して~」という状態になってしまいました。思わず運指表をチェックして、アルトで出せる音はこれが最低という事を確認してホッとしたりして(^^;;;;)。
テナーだとこの辺の音域もっとラクに吹けるのかなぁ? それとも楽器が大きいし、更に肺活量が必要だったりするんだろうか?

という感じで、課題は山積みなので、自主練習にも関わらず、基本練習ばかりを繰り返してしまいました。以前の自分からは考えられない真面目ぶりです(笑)。吹き足りない『メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス』を3回程吹き、今レッスンでやっている"OVER THE RAINBOW"と『夢路より』(「♪卵からプロテア~」というCMで使われていたあの曲)をちょこっと吹きましたが、あとはもう件の練習フレーズと音階練習をひたすらやり続けました。低音はまだまだですが、指遣いはやはりやればやっただけ慣れるので、もっと練習したいです。思いきり吹ける環境が欲しい……。とかいいつつ、実際そういった環境にいると「いつでも出来るから」と、かえってやらないかも(^^;;;;)。それに、こんな安く借りられる練習室が徒歩3分の所にあるっていうのは、すごく恵まれた事かも知れません。

恵まれているといえば、もう1つ、この街に住んでいて良かったと思う事があります。それは図書館(家から徒歩7~8分)の充実ぶり!! この図書館のおかげで既にジャッキー・マクリーンのアルバム5枚、須川展也さんのアルバム2枚聴けましたが、今週は平野公崇さんの『ミレニアム』を借りました。ジャズのコーナーに置かれていたので、今迄気付かなかったんですが(日本人のジャズのコーナーはあまりチェックしてなかった)、「こういう物まで置いてあるなんて」と感動してしまいました。

このアルバムにはちょっと驚かされました。なんかプログレみたいなんですもん。ライナーにはキング・クリムゾンの事がちらっと書いてありましたが、クリムゾンとかピンク・フロイドとかお好きな方に渡して感想を聴いてみたいと思いました。あ、ボウイ・ファンにはクリムゾンお好きな方多い筈ですね(笑)。
ただ、クリムゾンは好きでもジョン・ウェットン派(ただし"21st CENTURY SCHIZOID MAN"は好き)でポップ寄りな私の趣味とはちょっと違ったかなぁ。さすがにとてもきれいな音だし、色々な音を出していて、面白いし、「すごいなぁ」とは思ったんですが、ちょっと感覚が合わないというか……。ライナーには「インテリジェンスのあるアルバム」というような事が書いてありましたが、知性の足りない私には似つかわしくないのかもしれません(爆)。とはいえ、「平野さんの音」というのが聴けたのはとても嬉しい事でした。

図書館といえば、『ウォーターメロン・マン』(「練習した曲」のページ参照)のオリジナルを聴きたくて、ハービー・ハンコックのCDを借りたりもしました。こちらはあまりにも自分が吹いてた物と感じが違って驚きました。あ、自分が下手だからというのもありますが、それ以前にアレンジなどが全く違っていたのです。レッスン時に使っていたバージョンのカラオケ演奏の方が好きかも……って、慣れは恐ろしい?

という具合で、本筋(?)のロック系がやや手薄になっている私ですが、実は今ウィーザーの新譜にかなりハマってたりします。解散しなくて本当に良かった……。

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