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2003.12.26

そして訪れる更新の季節

滅多に出来ない筈の自主練習ですが、2週続けてやってみました。

実は私は仕事を2つ持っているんですが、副業の仕事を変える事にしました。それに伴う研修を、来週から2ヶ月程受ける事になった為、しばらく音楽練習室の予約も取りづらい状況になります。それで、今のうちにガンガン(?)練習しておこうという目論みでした。
何かの話のついでに母親に、「これからしばらく地元では練習出来ないかも知れない」という話をした所、なんと「聴きたい」と言い出しました。「でも絶対飽きるから30分位」だって(笑)。

という事で、母親の前で演奏する事になりましたが……照れるもんですね。
若干緊張しながら披露した所、「音出すのが精一杯って感じだね」と手厳しい一言。確かにその通り。まだとても人に聴かせられるレベルではありません。「でも難しいんだよ」と言い訳をし、試しに吹いてもらって、大変さを実感してもらいました(笑)。ちなみに首にさげてあげたら、「重い」と大騒ぎし、「こんなの首にかけてたら姿勢が悪くなっちゃう」と心配していました。私はもともと猫背なので、楽器を持った状態で油断すると、ホント前のめりな格好になっちゃうんです。正しい姿勢で抱えるように気をつけなければいけませんね。変な姿勢で吹いてると確かにヤバいかも。

そうそう、母が吹いたら、リードとマウスピースに口紅がついてしまいました。女性奏者って、どうしているんだろう? コンサート時は普通化粧してますよね? 「落ちない口紅」とか使っているんだろうか? ちなみに私は演奏時は口紅はしません。お見せ出来ないような飾り気の無い暗い顔で吹いているのです(^^;;;;)。

レッスンでやった曲をざっと披露した後、母親ウケしそうな曲もやってみようと思い、『いつでも夢を』(母は橋幸夫さんのファン)や、『上を向いて歩こう』『明日があるさ』などを思いつきで即興(?)でやってみたところ、『上を向いて歩こう』で一番誉められました。レッスンはなんだったんでしょう(笑)。

レッスンといえば、またしても更新の時期がやって来ました。4回目の更新期ですが、また悩みの種が出来てしまいました。もともとそれ程生徒数の多い教室ではなかったんですが、前の先生が辞めた際に付いて行ってしまった方や、辞めてしまった方もいらっしゃって、現在の生徒数は私を含めてたったの2人なんです。しかし、その残ったうちの1人(Fさん)が就職活動で忙しい為、「次回の更新は見合わせるかもしれない」と言ったのです。前の先生が辞められた理由は、「別の教室から誘いがあった為」との事でしたが、「今の教室の少ない生徒数では割に合わない」という部分も大きかったと思います。それなのに、今の先生はたった2人の為に、かなり遠くからいらして下さっていたので、申し訳ない気分でいました。それが「私一人だけの為に来て下さる」なんて事になってしまったら、もう申し訳なさを越えていたたまれない気分になってしまいます。私の払うレッスン料全額が先生の懐に入る訳では勿論なく、噂によると半分位は教室に取られるとの事だったので、下手すると先生の交通費程度にしかならないのかも知れません。いっそ教室が「もう閉鎖します」と言ってくれれば、迷わず辞める所なんですが、教室からはそんな事は言ってきませんでした。先生は「大丈夫ですよ、そんな事気にしないで。辞めないで下さい」なんておっしゃって下さいます。ううっ、優しい(T_T)。

という訳で、更新時恒例(?)「相談しまくりウィーク」(なんだ、それ)が始まりました。

「生徒一人の教室なんて、絶対ヘンだよね」
「先生がいいって言ってるんだったら、気にする必要ないんじゃないの?」
「でも、先生の方から『やめて欲しい』なんて言えなくない? もし、自分が同じ立場だったら教室に居続ける?」
「いづらいかも」
「わかんない」

辞めたとしても、その後の事がまた悩みの種です。今考えているのは、「前の先生に再び習う」という事なんですが、その先生が教えている教室は遠い所ばかりなんです。しかも以前とは自分を取り巻く状況も若干変わっているので、更に通いづらくなってしまいました。ただ、その先生はご実家でもレッスンをされているとの事で、そこだったら割合近い。でも、「家にお邪魔してレッスンを受ける」というのも抵抗があるんです。「音大を受験する」とか「音楽家を目指してる」というような本格的な人ならわかりますが、趣味でやっている人間が、そんなプライベートなレッスンを受けるというのもなんか違うような気がして。

もっとも、そういう事を言い出したら、「今の先生にレッスンを受ける事自体どうなんだ」という事にもなりますけど。
私は今はとにかくサックスが大好きで、レッスンも楽しみで、とりあえずレッスンの時間内は真面目に一生懸命取り組んではいます。とはいえ、レッスン時間以外はほとんど練習もしないので(出来ないんだけど)、「遊び半分」と思われても仕方ありません。「『メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス』が吹けて嬉しい~!」なんて浮かれてましたが、「それって、くだらない道楽に、お金払って先生を付き合わせてるって事なのかな」なんて考えて、ネガティブな気分になる事もあります。

真面目にサクソフォンと付き合っている人からみれば、私の行為はサクソフォンを愚弄しているようなものなのかも知れないし、先生方のサクソフォンへの真剣な取り組み方を見ると、なんだか後ろめたい気分になる事もあります。まぁ、あちらはプロなのだから、真剣なのは当然だけれど、こちらも遊び半分だったら、1人でやってればいいのかなと思ったりして。勿論、最初は何もわからなかったので、先生が必要なんですが、ある程度出来るようになって、真剣にやる気がないなら、1人(あるいは友達と)でやってるべきなのかも知れません。でもそんな事考え出したら、習い事なんて何も出来なくなっちゃうし、やっぱり上手くなりたければ先生は必要だし、そんな事を考えるだけ時間の無駄って気もするし、なんか我ながら訳わかんない状態に陥ってます(^^;;;;;)。何事も考えれば考える程わかんなくなるので、何も考えないのがもしかしたら1番なのかもしれない。結局「どうするべきか」ではなくて「どうしたいか」なんですよね。そうすると、やっぱり「レッスンは受けたい」という結論に辿り着きます。←つまり考えても結論は変わらなかった(爆)

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