通い先決定
通う教室も決まらず、浪人のように途方に暮れていた所までが前回のあらすじですが(って、日記のはずがエッセイ調になり、ついには物語調か?)、ようやく「仕官先」じゃなかった「通い先」が決まりました。結局最初の先生に教えて頂く事にしたのです。「家でのレッスン」というのには抵抗があったのですが、教室探しも面倒になってきたし、その先生のレッスンは楽しかったし、一日も早く楽器を吹きたいという気分でした。なんかサクソフォン中毒になってるかもしれません。
しかし、先生の実家での最初のレッスンはやはり緊張ものでした。「ご家族がいらっしゃると、吹いてる音とかやっぱり聞かれちゃうんですか?」と尋ねると、「聴いてるみたいで、『今日はよく練習してきたみたいね』とか言ってる」なんておっしゃるではありませんか。「え゛~っ!!」と動揺しまくる私に「大丈夫、大丈夫。初回はそんなのわからないから」という先生。……「初回は大丈夫」って、じゃあ2回目以降はどうなるんでしょう(大汗)。
家にお邪魔すると、先生のお母様が出迎えてくださったのですが、そんな事を聞かされたせいか、緊張した私は「よろしくお願いします」と口走ってしまいました。別にお母様に教えて頂く訳じゃないのに(^^;;;;)。ま、お部屋をお借りするわけだから、「よろしくお願いします」でも、それほどとんちんかんではないのかな。
なんだか「お宅訪問」のレポーター気分になりそうな私でしたが、印象に残ったのは、何といってもオーディオ機器の立派さです。お父様の物との事でした。お父様も音楽好きなんですね。「こういう物に囲まれた環境で育つと、こういう音楽の才能のある子供(=先生)が育つのかぁ」としみじみ思いました。
レッスンには伴奏用のMDを使ってまして、以前教えて頂いていた時は、先生所有のポータブルサイズ(ヘッドホンステレオ)のMDプレイヤーをラジカセにつないで音を出していたのですが、ご実家のアンプに接続すると、これが同じプレイヤーの音とは思えない程きれいに聞こえるんです。もう驚くやら感動するやら。オーディオで一番大事なのはやはりアンプなのかなぁ。いや、しかしスピーカーもポイントかも知れません。なんか色々な所で鳴っているような、広がりのある音だったので「あれ、スピーカーいくつあります?」とか聴いてしまったんですが、実際鳴っているスピーカーは2つでした。すごかったです。あの部屋でボウイを聴いてみたいと思いました。こらこら(^^;;)。
という訳で先生のお宅でのレッスンは面白い事と、困る事(?)の両方ありましたが、しばらく通わせて頂こうと思っています。何はともあれ、サックスを続けられる事が嬉しい私です。
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