アドリブ
先生宅のレッスンを4回受けました。先生はとても親切だし、「これでいいんだろうか?」っていう位甘いし(笑)、レッスン自体は快適なんですが、また通い先の変更を考えはじめています。場所が不便だし、家でのレッスンというのは音楽以外に気になる事が多すぎました。
という事で、また別の教室に電話をしてみました。Y社の教室です。同じ曲のやりなおしはもうイヤなので、今度はその辺りを尋ねてみると「生徒さんのやりたい曲をやってます」との事。同じY社でも、教室によって違うようです。どうやら、某教室のような「私の色に染めてやる」的な先生ではなさそう。「年は若いんですけど、ライブとかでばりばり活躍なさってる先生ですよ」と受付の方はおっしゃいました。「そうかぁ、また年下かもしれないんだなぁ。でも前に教えて頂いた若い女の先生はいい先生だったし、年だけで避けてはいけない」と思い、色々お話を伺って、また無料体験レッスンを受けさせて頂く事にしてしまいました。……そのうちY社の無料体験レッスン荒らしになっちゃったりして(爆)。しかし個人レッスンの値段は(私にとっては)とても高く、グループ・レッスンの場合は同じレベルの人がいないと受けられないのだそうです。どうなるかなぁ。
今日は初めてアドリブをやりました。実は前にも先生に「アドリブやってみる?」と尋ねられた事がありまして、その時は、「やー、あんまり興味ないんですけど。コンサートとかでもアドリブ始まと『あ~、始まっちゃったぁ』って感じでうんざりしちゃうし、でも練習になるならやります」なんて、やる気があるんだかないんだかわからない事を言ってしまった私でした。そのせいか、そのままうやむやになってしまったんですが、そのやりとりを憶えていたのか忘れてしまったのか、再び先生が「アドリブやってみる?」と言い出しました。アドリブというか即興って、ジャズでは命みたいな言われ方をしていますけど、私はどうも好きじゃありません。ジャズは好きだけれど、即興はキライ(矛盾)。でも、「キライです」と言うと話が終わってしまいそうだったので、「面白いですか?」と尋ねてみました。すると、「じゃあ、やってみましょう」という流れになり、アドリブ練習が始まりました。
まず「ペンタトニック・スケール」という物が示されました。そこには使用可能な5つの音が記されています。そして、その5音ならどれを吹いてもマッチするような伴奏がバックに流れました。それに併せて、先生と2小節ずつ交互に吹く練習をしました。要は適当に吹くんですけど、偶然妙にカッコつけた感じになってしまうとなんだかすごい照れ臭くなったりして、不思議な気分でした。2小節ずつではあっという間に自分の番がまわって来てしまうので、最初は頭の回転も必要です。「あ、これじゃさっき吹いたのと同じになっちゃうからつまんない」とか瞬時に色々考えながら、指を動かすのです。慣れたら勝手に指が動くので「考える」という作業はなくなるらしいですけど、今の私にとっては、頭の体操みたいな感じでした。どんどん新しいフレーズを吹くのでクイズ遊びのような感覚もありました。「魚鳥木」のようなんです。あ、ご存じでしょうか? 「魚鳥木申すか申すか」「申す申す」「魚! 1、2、3、4、5」というゲームです。←「魚!」と言われたら、魚の名前、「鳥!」と言われたら鳥の名前を何か1つ、5秒以内に答えなければならないというもので、答えられるうちはやりとりを交互に続け、答えられないと叩かれるというルール
最初は「どうしようどうしよう」って感じでしたが、やってるうちに結構面白くなってきました。これで素敵なフレーズが吹けたりしたら、すごく楽しいのかもしれません。なんだか、すぐ自分の世界に入ってアドリブやり過ぎちゃう人の気持ちがちょっとだけわかりました。
| 固定リンク
« 通い先決定 | トップページ | レッスン存続危機 »
最近のコメント