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2003.12.26

ビブラート~~~

今回は登場人物が多いので、最初にちょっとまとめておきます。
  A先生…1~6ヶ月目と13~14ヶ月目を教えて下さった先生。
  B先生…7~12ヶ月目を教えて下さった先生。
  C先生…現在教えて下さっている先生。
  G君……現在同じクラスの16歳の高校生。
  H君……現在同じクラスの大学生。

「いち、にっ、いち、にっ」……と指の運動もスムーズに出来るようになり、自主練習もして……と満を持して臨んだ2週間ぶりのレッスン。しかし、いきなり半音階でつまずいてしまいました。
「ド、ド♯、レ、レ♯、ミ、ファ、ファ♯、ソ、ソ♯、ラ、ラ♯、シ、ド」と上がり、
「ド、シ、シ♭、ラ、ラ♭、ソ、ソ♭、ファ、ミ、ミ♭、レ、レ♭、ド」と下がるスケールです。
ド♯とレ♭、レ♯とミ♭、ファ♯とソ♭、ソ♯とラ♭、ラ♯とシ♭、は同じ音なので、上りも下りも同じはずなんですが、なぜか下りが出来ないのです。これは前の2人の先生と一緒に練習した事もあり、どちらの先生の許でも手こずりつつもクリアした筈なんですが、3人目の先生の許でも、初めてやるかのように苦戦してしまいました。簡単な事でも一回コケると立ち直れなくなるのが私の常で、今回もわけわかんなくなってしまったのです。家帰って来て楽譜(って程のもんじゃないけど)を見かえすと、「なんで、こんなのでパニクるんだろう?」と我ながら不思議なんですが……。

この日やったその他のフレーズの指遣いはほぼ完璧で問題なし。もっともA先生とやった所なので、出来て当たり前って感じなんですが。
あ、C先生に習い始めて1ヶ月経ったわけですが、結局まだA先生に教えていただいたフレーズの復習をやってます。A先生が1回のレッスンで教えて下さったような事を3回にわたってやってるって感じです。しかも、フレーズ練習だけで、まだちゃんとした曲はやらせてもらえてません。A先生のレッスンのようにぽんぽん進むと、楽しい反面、「こんな下手なのに、先に進んじゃっていいんだろうか?」という気分になるし、あまりに遅いと、下手なくせに、なんだか物足りなくなるんです。うーん、我ながら勝手だ。

とはいえ、新しい事を全くやっていないわけではありません。この日は「ビブラート」を習いました。G君は既に習っていたようですが。
つまり、フレーズ練習では私が「これ、前にもやったんだけどなぁ」と思いながら取り組み、ビブラート練習ではG君が「こんな事、もう教わったよ」と思いながら取り組んでいたのではないかと思われます(^^;)。
私の場合、緊張すると音が震えるんで、それでビブラートになるんですが、意図的にビブラートをかける事は難しいです。方法は、「下顎を少し動かす事によって音を震わせる」との事でした。まだ全然出来ません。

さて、この日はついに噂の大学生H君も合流しました。確かに噂通り爽やかな青年でした。そして、丁度発表会の時のCDが出来上がったとの事で、その中のH君の演奏を聴かせてもらう事になりました。
まず上手い事にビックリ。サックス歴は私と大して変わらないようなんですが、「私、こんな人と一緒にレッスン受けちゃっていいんだろうか?」と思わされました。かなり練習熱心なようです。アメリカ旅行に行っていた事は前に書きましたが、なんとサックスも持って行ったのだそうです。近所の河原まで持って行くのに大騒ぎしている私とは大違いです(^^;;)

そういえば、B先生が話してくれた事で一番印象に残っている事が「旅行に行けない」という話でした。1日でも練習を休むと不安になってしまうから旅行に出られないというのです。ちょっと悲壮な感じも受けてしまいましたが、「何かを極めるっていうのはそういう事なのかも知れないなぁ」と感動しました。何かを犠牲にしないと何かを得る事は出来ないって、よく言いますよね。B先生は「そんなの私位かもしれないけど」と笑ってらっしゃいましたが、「練習するのも才能の1つ」って『THE SAX』にも書いてあったっけ。確かにそう思います。そこまで打ち込める物がある先生の事を羨ましく思う気持ちと、「そこまでしたくない」という気持ちが半々で、その話を聞いた日は、物事への取り組み方についてあれこれ考えたっけ。
B先生、ドイツのコンクールに出るっておっしゃってたけど、どうなったのかなぁ…。←B先生に関しては電話番号もメールアドレスも何も知らない

あ、話がそれました。発表会のCDの話に戻ります。もう一つビックリしたのがバックの演奏です。なんと発表会ではプロのミュージシャンがバックで演奏をしてくれるのだそうです。ギターにドラム、そしてベースの音も聞こえたような気がします。すごい。会場もかなり大きい場所のようでした。
Y社の発表会は結構お堅い感じで、場所もホールなどで行われるそうですが、それとは別に、C先生が教えている生徒だけの発表会というのも計画されていて、そちらはC先生が普段やっているバンドのメンバーも来て、ライブハウスで行われるのだそうです。

「それに参加したい人?」と尋ねられた時に、G君とH君は「ハイ!」と手を挙げたんですが、私は躊躇してしまいました。うううっ、これじゃ去年の年末の発表会の時と変わらない。あの時、「今は下手だから、人前で吹くのはちょっと」なんて思っていたんですが、相変わらず尻込みしてしまう自分が情けないです。全然進歩ないじゃん(>_<)。勿論、生バンドとの演奏なんて憧れなんですが、まだ他人には聴かれたくないというか(爆)。あと、私はすごいアガリ症なんです。先生の前で吹くのだって緊張しちゃうんです。ライブハウスやホールで演奏するなんて、考えただけで恐ろしい。震えまくっちゃいそうです。とかいいつつ、小学生時代は市の音楽会でミュージカルの主役をやりました。中学時代は演劇部でした。高校時代の文化祭では映画の主役もやりました。大学時代はウグイス嬢のアルバイトをやってたし……って、なんか矛盾してますね。こんな人前に出るのが苦手な人間が、なんでそんな経歴を持っているんだろうか。まぁ、きっとやればなんとかなるんですよね。プロのミュージシャンに生伴奏付けて貰える事なんて、そうそうある事じゃないので、やっぱり心待ちにしたいと思います。うん、楽しみだっ!!……でも、やっぱりちょっとコワイ~(笑)。

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