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2003.12.26

憧れのテナー!!(とメタル)

先生は何本サックスを持っているんだろう?

教室にいつもはアルト・サックスを持って来る先生ですが、ソプラノ・サックスを持って来た事もありました。そして、今回はテナー・サックスを持っていらしたのです! 「わぁ、いいなぁ」と私が言うより先に、Hさんが反応しました。「あっ、テナー!! ちょっと吹かせてもらっていいっスか?」
「うわぁ、この人は何て羨ましい事を言い出すんだろう」と思っていたら、先生は「いいですよ。あ、他にも吹きたい人?」だって。思わず挙手してしまった私でした。いや、別に前回の「発表会に参加したい人」の挙手で遅れを取ってしまったからという訳ではありません(笑)。時々ここにも書いてますが、私はテナーに憧れていたのです。

しかも、マウスピースはメタルでした。
渡辺貞夫さんも(写真で見た限りでは)ラバーだったし、今使っているラバーに不満があるわけではないのですが、一度メタルを試してみたかったので、もう嬉しくて、わくわくしてしまいました。
あ、ラバーって、なんだろう(爆)。ラバーといってもゴム製って感じはしないです、硬いし。以前、ここでも「プラスチック?」とか書いてしまったような気がしますが、そんな感じ。樹脂と書いておけばいいのかな? すみません、化学的な事わからなくて。
とにかく、世間の人は金属製のマウスピースを「メタル」、そうじゃなくて黒っぽい樹脂で出来た物の方を「ラバー」と呼んでいるようなので、私も倣ってそう記載しときます(^^;;;;)。

さて、「かなり息を入れないと音が出ないのかも知れない」と予測し、思いきり息を吸い込んで力一杯吹くと……すごい大きな音が出てしまいました(笑)。「男性の出す音みたいですね」と先生。どうやら、そんなに力一杯吹かなくても大丈夫だったようです(^^;;)。
今考えれば、「一番低い音とか試してみれば良かった」など色々考えつくんですが、その時は、もう舞い上がっていたので、そんな事を考える余裕もなく、一番出しやすい音の近辺(シとかラ)をちょこっと吹き、「シとラが続くといえば『メリークリスマス・ミスター・ローレンス』だ!!」と思い(またか)、それを3小節位吹いて、返してしまいました。

という感じで吹きやすい音しか吹いてないので、よくわからないのですが、思いの外ラクに吹けた事に驚きました。調子悪い時のアルトより吹きやすい位でした。メーカーを尋ねてみると、セルマーとの事。やっぱりセルマーって、吹きやすいのかなぁ。以前お借りした、アルトのセルマーもすごく良かったもんなぁ……という感じで、テナーへの憧れと共に、セルマーへの憧れも募って来てしまいました。
Hさんも吹いて感激の面持ち。「いいっスね~。やっぱり買おう!!」なんて言ってます。値段を尋ねてみると38万との事でした。私の持ってる物の倍以上(^^;;)。もっとも、私ヤマハのカタログを持っているのですが、それには120万のテナーなんていうのも載っているので、38万が高いか安いか、もはやよくわかりません(爆)。

「なんでテナー持って来たかっていうと、これをやろうと思ったんです」と先生が見せて下さったのは『聖夜』(きよしこの夜)の楽譜でした。そこには3パート書かれていて、そのうちの1パートがテナーだったのです。生徒3人でグーパーをして、残りの2パートの担当を決め、アンサンブルに挑戦する事になりました。実はこれ、去年の年末の演奏会で吹いた物と同じでしたが、当時は自分の音色を聴く余裕は全くなかった……というか、人数が多かったので、よく聞こえなかったので(^^;;)、なんだか初めて取り組むような気分になりました。担当パートも違ったし。で、「やっぱりアンサンブルって楽しい」と思いました。前回は主旋律だったんですが、今回はグーパーの結果とはいえ、ハモり担当。なんか上級者になったような気がしました(笑)。ノーミスに近い形で、そこそこ4人きれいに合って、「いいですね~」と皆で自画自賛したのでした。簡単な曲なんですけどね(^^;;;;)。

が、スムーズな事ばかりではありませんでした。この日はフレーズ練習でようやく初めて習う部分に入ったのですが、これがボロボロでした。どうって事ない筈のものだったのですが、「ド#」で替え指を使うように言われたら、これがダメ。指と脳の距離感を感じました(^^;)。あとは1つの指遣いで2つの音を出す技を教わったんですが、これは……あ、どの音かさえも既に忘れてしまった(爆)。あれ、運指表にも載っていない……。裏技だったのかなぁ???? とにかくこれが全然出来なくて、復習したかったんですが、思い出す事も出来ないのでお話になりません。とほほ。

あとは、アドリブ。今の先生はアドリブを重視しているのか、今の私位のレベルだと、アドリブ練習をやるのが定番なのか、よくわからないのですが、毎回やっています。で、今迄は1オクターブの範囲内でやっていたのですが、今回はさらに広げての練習になりました。アドリブといっても、最初は先生の吹いた通りに真似して吹くのですが、ここに苦手な高い「レ」と「ミ」が加わったら「もうついて行けません」って感じになってしまいました。G君とHさんは問題なさそうなので、この辺りはまさに落ちこぼれ状態で情けないものがありました。アドリブにしても、私は簡単に楽譜に出来そうな素直な(?)物しか吹けないのですが、G君とHさんはなんかトリッキー(?)な事をやるのです。「今度、おまけの付け方教えますね」なんて先生はおっしゃっていたけれど、Hさんはもう既におまけ(ちょっとした音の変化などを加えたりする事)をバシバシ取り入れていました。あんな事、そう簡単に出来るようになるんだろうか? なんか足引っ張っちゃいそうでヤバいです……。

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