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2003.12.26

練習した曲

私がサックスを習い始める際に最も気になった事の1つといえば、「どんな曲をやらせてもらえるんだろう?」という事でした。

これを読んで下さっている方の中にもサックスを習おうと思われていて、そういった事に関心のある方がひょっとしたらいらっしゃるかも知れないので、今回はそういう事を書いてみます。
自分で勝手にこっそり練習した曲ではなくて、レッスンで教えて頂いた曲を挙げて行きます。

記念すべき最初の曲はフランス民謡『月の光に』。そして次がアメリカ民謡『オーラ・リー』でした。この辺の詳細は別ページに記載したので省きます。『かえるの歌』とか『こがね虫の歌』(こんなタイトルだっけ?)のフレーズなんかもちょこっと練習しました。
※余談ですが、『桑田佳佑の音楽寅さん』という番組で「童謡にサビを付ける」という企画をやっていた回を偶然見ました。「こがね虫」の歌も取り上げられていたんですが、エリック・クラプトン風(「コケイン」)にアレンジされて、音楽的にはすごくカッコ良くなってるんですが、歌詞は「金倉たぁてた クラプトン~」なんておちゃらけた物になってて大笑いしました。うーん、音楽って奥深い。

次がスコットランド民謡の『アニー・ローリー』。
この辺りからサックスが俄然面白く感じられて来ました。これはようやく曲らしい曲というか(^^;;;;)、「ソ」から高い「ソ」まで、初めて1オクターブ、フルに使えてサビらしき物もある曲でした。セルマーを触らせて頂いて、高い「ソ」がきれいに出た時の喜びが忘れられないので印象に残りました。

次がアメリカ民謡『聖者の行進』。
これはルイ・アームストロングのトランペット・バージョンが印象に残っていたので、ついそのリズムで吹いてしまい楽譜と違うと注意されたっけ。なまじ馴染みのある曲だと、換って楽譜通りに吹きにくかったりします(^^;;)。

次が同じくアメリカ民謡『茶色の小びん』。
あれ、こうして振り返ると民謡が多いですね。そして、ジャズはアメリカ民謡がベースになっている?
この曲は本当に嬉しかったなぁ……。これは憧れの曲の1つだったんです。聴いてる時は簡単な曲だとは知らなかったので、こんなに早く吹ける事になろうとは思ってもみなくて、感激してしまいました。もういてもたってもいられず、自主練習に励み、夢中になって練習しました。「こんなに練習したのは初めて」っていう位反復練習をしてからレッスンに臨んだら、リズムを直されまくってしまいました(ガーン)。なまじ練習しまくった為に間違った物がすっかり身についてしまい、直すのに大苦戦してしまいました。
これ、楽譜の上に不思議な記号(8分音符2つが書いてあって、イコールで4分音符と8分音符が並んでいて、その上に3連符の上についているようなマークが付く)が付いていたんですが、いまだにこの記号のある楽譜が理解出来ない私です。←先生にはナイショ
これがスウィングのリズムだそうですが、そんな楽譜がわからないとはジャズ好きとしては情けない。で、今吹いたらまた絶対楽譜とは違うリズムになってしまうと思います(爆)。

次もアメリカ民謡で『マイ・ボニー』。これは楽勝(笑)。で、特に思い入れはありません。

次がフォスターの『オールド・フォークス・アット・ホーム』。
私の頭の中では『スワニー河』というタイトルになってました。これは、最初付点音符のリズムが取りづらかったのですが、慣れればどうという事はないです。ただ、タンギングの事を考え始めると悲惨な演奏になってしまいます(^^;;)。

その次はアイルランド民謡『ダニー・ボーイ』。
これ、アイルランド民謡だったんですね。アメリカ人がよく歌っているのでアメリカのトラッド・ソングだとばかり思っていました。まぁ、考えてみればアメリカにはアイルランド移民が多いから不思議な事でもないんですね。で、これは大好きです。っていうか、先生の見本演奏があまりに素晴らしかったので、好きになりました。「うわぁ、私もこんな風に吹けたらどんなに良いだろう…」と思いました。強弱や表情をうまく付けられれば、とても見栄え(音栄え?)の良くなる曲のようです。

次がイギリスのトラディショナル『グリーンスリーヴス』。
レッスンでやった物はジャズ調のアレンジになっており、楽譜には例のおぞましい(?)スウィング記号(笑)が。でも、これは特にリズムを注意される事もなくクリア。楽譜が読めなくても、リズムを覚えられれば問題ないですね(先生にはナイショ)。これは吹いていてとても気持ち良かったです。

次が、なんとハービー・ハンコックの『ウォーター・メロンマン』!! 
ハービー・ハンコックですよっ、ハービー・ハンコック!!!!(強調)いやぁ、嬉しかったです。この曲は知らなかったんですが、他の生徒さんが練習していらっしゃるのをちらっと聴いた時から「いいなぁ」と憧れていました。自分がやれるとは。
もうこれ、変てこりんで面白くてカッコいいんです! が、今迄やった曲の中では私の中では段違いで難しくて、自分が吹いてもちっともカッコ良くならないのが悔しい。あと、伴奏が付かないと今一カッコ良くないのも辛い。でも練習していて楽しい曲ではあります。飽きません。それから、この曲の調が変てこな、ちょっと哀愁漂う調なのですが、その中に「ブルーノート」という音があるんだそうです。こんな事、サックス習ってなかったら知る事もなかったと思うので、それがわかっただけでも、サックスを習った甲斐があったというもので(ちょっと大袈裟)、それも嬉しかったです。ちなみに『ブルーノート東京』は一度行ってみたいと思いつつ、いまだに行った事ありません。もうちょっとチケット料金が安ければいいんだけどな。

そして、ちょこっとだけですが演奏会(?)用に『エーデルワイス』もやりました。これは自分でも遊びで吹いてみた事はあったんですが、レッスンで吹いた物は違う調だったので、初めは戸惑いましたが、基本的には易しいです。ただ、なるべく息継ぎしない方が雰囲気が出るようで、それは私には難しい(^^;;;;)。

と、以上6ヶ月で10曲以上やれた訳ですね。もっとも初めの3ヶ月はほとんど曲はやらせて貰えなかったので、殆ど3ヶ月でやった訳です。新しい曲の楽譜を貰う時は「今度はどんな曲をやらせて貰えるんだろう」とわくわくします。好きな曲だと本当に嬉しいし、知らない曲でも『ウォーター・メロンマン』のように気に入ってしまう曲もあるので、楽しいです。ただ、新しい先生になってからは、4回レッスンを受けたのですが、まだ1曲も新しい曲をやっていません。まぁ、今迄の曲も完璧に吹ける訳ではないので当然なんですが、ちょっと寂しい……。とはいえ、次回用として、『ティファニーで朝食を』の"MOON RIVER"の楽譜を頂きました。この曲も好きなんですよね~。という訳で、これは今からとても楽しみです。しっかり練習してレッスンに臨みたいと思います。……って、また間違ったリズムで練習しちゃったらどうしよう(^^;;;;)。

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