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2003.12.26

グループ・レッスン

俳優の渡辺徹さんはサクソフォン経験者らしいです。中学生の時、ブラスバンド部員だったとか。目立ちたくて始めたのにバリトン・サックスをやらされて不満だったそうです。主旋律をばりばり吹いて目立ちたかったのかな。私はバリトンも大好きなんだけど。

ブラスバンドといえば合奏ですが、私も合奏を始めました。って、すごいこじつけてますが、実はグループ・レッスンが始まったという話です。「こんな料金で個人レッスンでいいんですか? 申し訳ありません」という気持ちで始まったサックス・レッスン、いつグループ・レッスンになっても仕方ないと思っていたのですが、結局3期(9ヶ月)に渡って私はこの恩恵に預かってしまいました。「個人レッスンじゃなくちゃ、イヤ~ッ!!」とダダをこねていた訳では決してありません。逆に本当に申し訳なく心苦しく思っていたので、内心「グループ・レッスンにして下さい~」と思っていました。で、4月から、私の前の時間にレッスンを受けていたFさんが学校の授業の関係(新学期なんですね~)で、従来の時間に間に合わないとの事で、一緒にレッスンを受ける事になったんです。

ようやくグループ・レッスンになり、これで少しは心苦しさから解放されるかと思いきや、タイミングが悪かった。そう、私は「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」をやっている真っ最中だったのです(^^;;;;)。どうなるのかと思いきや、なんとFさんにもこの曲の楽譜が渡されていました。ひゃ~(大汗)。こんな思いきり個人趣味に走った曲に先生のみならずFさん迄付き合わせる羽目になろうとは。大学生のFさんはこんな古い曲ご存じないようです。「一体何年前の曲になるんだろう?」とふと思い、サントラをチェックしてみると……1983年となっていました。18年前です(衝撃)。当時生まれた人が今18歳って事ですか。なんかすごい年寄りな気分。いや私もこれ、最初は映画館で見たわけじゃないんですよ。TVで見たんです。と、しなくてもよい言い訳をする所がさらに年寄りくさい(爆)。

さて先生がピアノの伴奏を弾き、2人がサックスで主旋律を吹くという、願ってもないシチュエーションだったのですが、幸せ半分、申し訳なさ半分という気分でした。帰りに「あの曲、とっとと切り上げちゃっていいですから」と言うと「大丈夫ですよ。Fさんのやりたい曲も取り上げますから」と先生。どうやらFさんはドリームズ・カム・トゥルーの曲をやりたいようで、「じゃあ、今度(楽譜を)持って来ます」なんておっしゃっていました。ああ、嫌いなアーティストじゃなくて良かった。ドリカムなら、私もそこそこ好きなのでほっとしました。どの曲をやる事になるか楽しみです。
ちなみに前回は、「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」をやりませんでした。やはりとっとと切り上げられたのか、指遣いだけは完璧(?)なので終わった事になってしまったのか、どちらかはわかりませんが、心苦しさは消えた反面、寂しい気もします。

複数で吹くというのは楽しいんですが、緊張しますね。「自分が間違えたら、レッスンが止まってしまう」というのがプレッシャーになります。あとはやはり相手の事が気になります。今の所、ミスは私の方が少ないと思うんですが、音は圧倒的にFさんの方がきれいです。あと、Fさんはきちんとタンギングしているけれど、私はすぐスラーで吹いてしまったり……。3ヶ月とはいえ私の方が先に始めてるのに、この状況はちょっと辛いです。自分の未熟さを感じるのって悲しいですね。

と、愚痴っぽくなってしまった所で話を変えましょう(^^;;;;)。

ジャッキー・マクリーンのCDを聴きました。マル・ウォルドロンの"LEFT ALONE"で、無茶苦茶カッコいいサックス・ソロを聴かせているあの人です。実は私、恥ずかしながら、この人が自分名義でアルバムを出している事を知りませんでした(って、なんかこのページでは恥ばかり晒しているような……)。が、かなり出しているんですね~。そのうちの5枚が地元の図書館に置いてありました。1度に借りられる枚数が3枚迄なので、迷いに迷い、『LIGHTS OUT!』『4,5 AND 6』『TUNE UP』の3枚を借りて来ました。

前の2つはどちらも1956年の物で、音色も似ています。驚いたのが、『TUNE UP』。この音は好きになれませんでした。なんかブー笛(今でもあるのかな? スポーツの応援などに使う笛)みたいで、あまりきれいとは思えないんです(好きずきだとは思いますが)。これは1966年の作品です。10年経つと音色も変わるのか、違う楽器を使っているのかは謎ですが、同じ人が吹くサックス(しかもどちらもアルト・サックス)が、これ程異なって聞こえるとは衝撃的でした。これを最初に聴いていたら、私はおそらくこの人に興味を持つ事はなかった事でしょう。第一印象って重要ですね。

この3枚の中で最も気に入った曲は"ABSTRACTION"という曲だったんですが、ここでまた衝撃の事実が(笑)。なんと、この曲の作者もマル・ウォルドロンだったのです。マル&ジャッキー、どうやらこの組み合わせが、私を魅き込む魔法を生み出すようです。哀愁たっぷりの物悲しくも美しい響き。本当にシビれます。残念ながら全曲気に入ったという訳ではありませんでしたが、もうちょっと、この人の演奏をチェックしてみたくなりました。……という事で来週は、残る2枚も借りてみよっと。

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