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2004.07.24

ロック・オデッセイ(本編3)

ロック・オデッセイ・シリーズ・第4弾です。

Then and Now: 1964-2004 (Digipack)ザ・フーの為に入場しようとすると、入口が大混雑になってしまっていました。見回すと妙に男性の比率が高い。うーむ、女性陣が稲葉さんにキャーキャー言っている間、男性陣はザ・フーに備えて鋭気を養っていたのか? 私達が出る時には客席かなり埋まっていたので、「きっと、皆稲葉さんを見ているよね」と思ったのですが、読みが甘かった。アリーナの入口には長蛇の列。そして、その動きは亀並。「早く入れろ!!」なんて怒号も(怒鳴っているのは1人でしたけど)。

なんとかアリーナに入ると、すごい大歓声。そう、まさにザ・フーのメンバーが出て来た所だったのです。客の期待・興奮・歓喜がひしひしと伝わる歓声でした。ちょっと震える感じがしましたね。なんだか凄い事に立ち会えるような予感が体を走りました。歓声に押されるように私達はダッシュ!! 幸い、この頃には私達の席は日陰になっていました。席に到着したと同時に"I CAN'T EXPLAIN"だ!!

ピンナップス思えば、私がザ・フーを知ったのはこの曲がきっかけ。
私の大好きなデヴィッド・ボウイは、ザ・フーが大好きだったようで、Pin Upsというカバー・アルバムの中でザ・フーの曲を2曲も取り上げています。そのうちの1つがこれでした(もう一曲は"ANYWAY ANYHOW ANYWHERE")。ボウイが1つのアルバムの中で同じアーティストの曲を2曲もカバーするというのは稀な事で、彼がいかにザ・フーが好きだったかがわかるというもの。そして、ザ・フーのピート・タウンゼントはボウイのアルバムScary MonstersHeathenでギターを弾いているのです。そんなワケでボウイ・ファンにとってもザ・フーは気になる存在でした。

で、観ての感想は……

素晴らしかった!!(そして面白かった…)

プロに向かってこんな事を書くのは何ですが、お上手ですね。すごく安定している。なのにパワフル。
そして、あのアクション。若い頃の動きを知らないので比較は出来ないのですが、かなりキレがあると思ったのですが。ロジャー・ダルトリーはマイクをヌンチャクのようにぶんぶんふりまわし(あんな事してコードは大丈夫なの?)、大道芸人のよう。あ、「お見事」という意味ですよ。
タウンゼントは手をぐるんぐるん大きく回します。若者も真っ青なスピードです。最後にはギターを壊していました。あぁ、今の時代、こんな物が見られるなんて♪

曲はさすがに名曲揃い。前述の2曲は素晴らしかったし、あとはやっぱり"MY GENERATION"ですかね。私にはザ・フー・ファンの方とは異なる思い入れがこの曲にあるのです。昔大好きだったアメリカのドラマ『フルハウス』の主人公・ダニーがこの曲が大好きという設定で、ノリまくって周りの失笑を買うというシーンがあったから。フーのファンの方はこの曲を聴きながら亡くなった人達に思いを馳せていたのかもしれませんが、私はダニーに思いを馳せていました。ダニーの娘の双子の女の子達、随分大きくなっちゃったんですよね、そういえば。

"BEHIND BLUE EYES"は知らなくて、後でウドーのサイトのセット・リストを見て曲名を知りました。素敵な曲ですね。私の持ってるベスト盤には入っていないのに、今発売されているベスト盤には入っているみたい。むむぅ。

ホンキン・オン・ボーボゥそして、興奮さめやらぬ所でトリのエアロスミス。待ってました!!
今回の出演アーティストの中では一番好きなんですが、別にエアロだけが目当てで行ったというワケではありません。だってエアロを見たければつい先日まで日本でやっていた単独公演を見に行けば済む話。でもエアロは既に何度も見ているので、「今回はいいや」と見送ったのです。ロック・オデッセイならエアロに加えてポール・ウェラーやフーやラブ・サイケデリコや稲葉さんが見られるという事で気持ちが動いたという感じなのです。チケットはオークションで安く入手出来てしまったので、「エアロのチケット代より安い金額で、色々なアーティストを見れちゃった」という感じ。

なんて、クールを装ってみましたが……、
スティーブン・タイラー、カッコいいよーーーーーーーっ!!

普段はスティーブンの事、特にカッコいいとは思っていないのです。写真やテレビ見ても何も感じない。しかし、生でライブを見ると、ほんっっっっっとにカッコいいと思う。この感想、以前も某所に書きました。だから、「スティーブンはステージがカッコイイ」と頭ではわかっていたのですが、しばらく見てなかったからその感覚を忘れかけていたのです。今回見て改めて驚いちゃった。「あ、ステージでのスティーブンって、こんなにカッコ良かったんだっけ」と。
「アツイ!!」など日本語も使用。でも「ドモアリガトウゴザイマス!!」という叫びを聞いた時は、エレキコミックの人を連想してしまった。なんか声が似てたの。ごめんなさい。腕には「猛暑」と書かれていました。

ジョーもステキだったなぁ。
この暑いのに最初はすごくお洒落なジャケットを着てました、徐々に薄着になり、最後は上半身裸。どれもカッコ良かったし、この日は出番も多かった。ギターソロは多めだった気がするし(床に寝そべって大熱演)、2曲もボーカル取ってたし、MCもやってました。ロック・オデッセイとフジロックを間違えたのが玉にキズ……(^^;;;;;;)。

ただ、残念ながら知らない曲が多かった(;_;)。実は私、最新アルバムを買ってあったんですが、開封したのがライブの前日で(爆)、ほとんど聴いていなかったのですよ。カバー・アルバムだったから「ライブではそんなに演奏しないかもね」なんてタカをくくっていたのが間違いだった。という事で、『Honkin' On Bobo』の曲では今一盛り上がれず。そして、この頃には足が痛くなってきていて、時々座ってしまう有様。すみません。
でもね、エアロスミス、やっぱり好き。何回見てもいいなぁ。

陽が長かったので、それ迄照明らしい照明って使われていませんでした(「白だけ」みたいな感じ)。それがエアロの時は辺りが真っ暗になっていたので、照明も凝っててキレイだったなぁ。他のバンドがちょっと可哀想な位でした。「エアロにだけお金かけてるぅ〜」てな感じで(昼間に派手な照明使っても意味ないけどさ)。
トリなのにファンの数ではフーに負けてたようなエアロですが、「単独公演見に行ったから、こっちはいいや」と思った人が多かったのかも知れません。初来日のフーに盛り上がり度で負けてしまったのは仕方ない。

以上、長いようで短い一日が終わりました。
ギリギリで『冬のソナタ』に間に合ったよ(笑)。

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コメント

ロック・オデッセイ観にいかれたのですね!
野外のライヴを観にいけるなんてすごーい(というかうらやましい)。
万が一私が今後野外ライヴに行くことがあれば、YAGI節さんの教えに素直に従います(笑)。

ところで、"Behind Blue Eyes"にちょっと反応。
実は私もThe Whoはほとんど知らないんですよ。
でもこの曲を知っていました。
なんでかっていうと、最近 Limp Bizkit がカヴァーしてるんですよ、これ。
オリジナルを知らないで「この曲いいじゃない」と思ったらカヴァーで、しかもそれがThe Whoの曲だったことにびっくりしました。
興味があったらたぶんここで聴けるので聴いてみて下さい。
(PVにはハル・ベリーも出てたみたいよ。)

http://www.limpbizkit.com/

投稿: Saki | 2004.07.26 21:36

トラックバックさせていただいたさいもんです。こんにちは。
THE ROCK ODYSSEYのブログ、最後まで拝見させていただきました。確かに、照明ギンギンでライブやったのはエアロだけなので「ずるいぞー」と心の中で思っておりました(笑)

ところで、YAGI節さんはデヴィッド・ボウイが好きなんですね。うちの奥さんもデヴィッド・ボウイ命です。先の来日公演でも子供をあっしに預けていそいそと出かけていきました・・・

彼は、フジロックが始まった当初から、毎年ラインナップの候補に上がりながら消えていきますね。UDOが今年からサマフェスに参入という発表があったとき、「ひょっとして来るのでは?」と思ったのですが。何でも、来日公演のときに「またすぐに日本に戻って来るから」と言ったとか言わないとか。ちょっと期待していたのですが残念です。まあ、代わりにThe Whoを呼んでくれてあっしは大満足ですが^^

デヴィッド・ボウイとUDOの繋がりは強いので、ひょっとしたら来年あたりにクロージングアクトとして・・・という期待が膨らみますなあ^^

あっしのブログから是非リンクさせていただきたいと思います。またちょくちょくお邪魔しますので、今後ともよろしくですm(_ _)m

投稿: さいもん | 2004.07.27 12:17

Sakiさん、

いや〜、暑いのは苦手なんですよ。夏は一歩も外に出たくないです。
「夏の野外ライブはもう無理、もう行かない」と思っていたはずなのに、気付いたら勢いというか弾みで行ってました(笑)。
都心というのが良かったです。近くに逃げ場(=冷房の効いたレストランとか)があるのは助かります。

Limp Bizkitの"BEHIND BLUE EYES"、聴いてみました。
Limp Bizkit のバラードって、初めて聴いたかも。
ああいう曲も演るんですね(カバーだけど)。
情報ありがとうございました。Sakiさんって、情報通ですよね〜。

さいもんさん、

書き込みありがとうございます!!
このブログ、今月スタートしたばかりなのですが、記念すべき最初のトラックバックをして下さったのがさいもんさんなんです。
のみならず、Favorite Blog Linksにまで入れて頂いて大感激。ありがとうございます。
こちらこそ、今後ともぜひぜひよろしくお願いします。

>来日公演のときに「またすぐに日本に戻って来るから」と言ったとか言わないとか。

そうなんですよ。私も「これって、フェスの事だろう」と睨んだんですけどね。
「通し券しか売ってないフジロックだったら、どうしよう」と余計な心配しちゃいました。
奥様ボウイ命なのですか!! では、ぜひ「Cuts Like A Bowie(http://www.hi-ho.ne.jp/yumei/)」もよろしく」とお伝え下さい(笑)。←もともとはこのボウイのホームページ作りからスタートして、番外で日記を付け始め、それがブログに移行したという経緯があります。

投稿: YAGI節 | 2004.07.28 00:40

YAGI節さん

先日のロック・オデッセイでは何から何までお世話になりました。
そして、ここに来て、またあの時の興奮をよみがえらせております。
ポール・ウェラー、あんまり見れなくてごめんね。
けど、私も結構楽しんでましたよ。
思ったよりもかっこよかったです。(ポールファンに失礼)
余裕が出来たら中古屋ででも探してみます。>ポール(中古屋なんて、、これまた)

THE WHOもほとんど知らないまま行っちゃいましたが、さすがにいいライブでしたね。
ライブ・パフォーマンスも楽しかったし。
ギターぶっ壊しが見れなかったのが唯一残念でしたが、、

エアロはよかった!なんと言ってもエアロのために行ったようなものだから!
単独で見たほうがよかったのはきっと間違いないけど、ドームに平日は行けない私です。
見れただけで満足満足♪
『Back In The Saddle』のオープニング、狂っちゃいましたわ!

本当に今回はありがとうございました!
また何かのライブでご一緒しましょうね!

投稿: ミミりんご | 2004.08.04 23:07

ミミりんごさん、
わーい!! いらしてくださってありがとうございます。
そして、こちらこそ色々お世話になりました。

>『Back In The Saddle』のオープニング、狂っちゃいましたわ!

うんうん、狂ってましたねぇ♪
「おお、これでこそミミりんごさん」と思いながら拝見してましたよ。
あれはやっぱり「来た来た来た〜っ!!」って感じで気分が盛り上がりました。
あと私は"CRYIN"の時に叫んじゃって、その直後に「ほほう、私はそんなに"CRYIN'"が好きだったのか」と自分でちょっと驚きました(笑)。

なんかファンの様子をチェックするのも面白かったですね。
「あの人はさっきあんなに盛り上がっていたのに、今は腕組みして見てるぞ〜」とか、「さっきいなかったあの人が今ノリノリだぁ」とか、「この人、あのバンドのファンかと思ったら、こっちのバンドの歌を一緒に歌ってるぞー」とか。
私達は後ろの人から見たら「エアロになったら浮かれだした人達」だったのかな。

投稿: YAGI節 | 2004.08.05 23:51

またとんでもなく古い記事にコメントしますけど、お元気ですか?
久しぶり(年単位でアクセスしていなかったも)に昔のYAGI節さんの日記を見たらブログに移行していたんですね。
私もROCK ODYSSEY行っていました。今でもあの興奮が昨日のことのように思い出されます。
まあ、古い話なのでこの辺りで失礼します。当日の様子は私のブログ(URL入れておきました)に書いているので良ければご覧下さい。

投稿: わいざーど | 2005.04.28 00:47

おわーっ!! わいざーどさん、お久しぶりです!!
ROCK ODYSSEY行かれましたか。WHOといえば、わいざーどさんですもんね〜♪
ホント、WHO、素晴らしかったです。いいモノ見れました。行って良かったです。

ブログ、拝見しました。
自転車頑張ってらっしゃるんですね♪ すごいなぁ。

……エアロはお好きじゃないのね……(寂)。

投稿: YAGI節 | 2005.04.28 23:07

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