丹下左膳

時代劇好きの友人に誘われて、舞台『丹下左膳』を見に新橋演舞場に行って来ました。『新選組！』好きには捨助でお馴染みの中村獅童さんが主演です。

そういえば、私は「大河っ子」ではあったけれど、時代劇（一話完結物）をそれ程見ていなかったな〜。
ただし、『江戸を斬る』は好きでした。
自分がすごく落ち込んでいた時に再放送をやっていました。テーマ曲の『ねがい』を聞いて「そうだよね、たとえ今日の夢がこわれ去っても望み明日に繋げなくちゃね」と励まされたし、ドラマを見ている間は元気になれました。
『江戸を斬る』の主役は西郷輝彦さんでしたが、その娘・辺見えみりさんが今回の師童さんの相手役でした。

で、舞台の感想ですが、まず、殺陣が良かったです。
って、そういう事書いてると、また格闘技ファンと間違われそうですが。斬られ役のみなさんの飛んだり跳ねたりはホント見事。トランポリンのような物も置いてあって、高さや角度のあるスポーティで華麗な殺陣を堪能出来ました♪

あとは音楽も一風変わっていたなぁ。だいたいギターが鳴っているんです。それも南欧ちっくなギター。ちらちら見える左膳の赤い着物(襦袢？)に合っていました。フラメンコの衣裳とか闘牛士の赤布を連想しちゃったよ（笑）。

そして、意外にも笑えるシーンが多かったです。１幕はなんだか、まだ独特の笑いのセンスに馴染めなかったような気もするんですが、２幕以降はかなり笑えました。うん、舞台を楽しむコツは早くその空気に慣れる事なのかも知れませんね。世界に入り込んだ者勝ちという気がします。

最初辺見えみりさんの声がオセロの中島知子さんに聞こえて仕方ありませんでした。似てません？

さて、新橋演舞場には汐留経由で行ってみたのですが、汐留ではなんと四季展が開催されていました。ミュージカル好きな私はもう大喜び!!　テントが張られていて（狭かったけど）、その中に衣裳や小道具が色々展示されていたのです。いい物が見れました。
しかし、汐留はまさに劇団四季のホームタウンという感じですね。カレッタ汐留の中は四季のポスターだらけでした。

「東京ブロードウェイ」（写真右・クリックすると大きくなります）とはよく言った!!　確かにこんなにミュージカルがやっているなんて凄い。ブロードウェイみたい（行った事ないけど）。
そしてこんなに劇場を持っている四季も凄い。「そんなに作ってどうするの？」と思ってましたが、ちゃんとお客さん入ってるんですよね〜。
ちなみに私は先日、来年の『オペラ座の怪人』のチケットを買ったのですが、発売日初日にかなり先の公演まで売れちゃっていて驚かされました。