不機嫌なジーン
デヴィッド・ボウイ・ファンとしては、つい後ろに「ジニー」とか付けちゃいそうなタイトルですが(^^;)。
月9の新ドラマ『不機嫌なジーン』見ました。
こういうものをこの枠に持って来て良いんでしょうか? でも、すっごい、面白かったぁ!!
2004年は『新選組!』と『冬のソナタ』とNHKのドラマにハマっていましたが、今年はフジテレビかしらん。
この『不機嫌なジーン』、キャストが素晴らしい。
特に内野聖陽(まさあき)さんがいいです。面白い〜っ。この人って凄いかも。
内野さんを初めて見たのは1996年のNHK朝の連続テレビ小説『ふたりっ子』
でした。
朝の連続テレビ小説なんて、今も昔も時間的に見るのが不可能なんですが、これはたまたま放送前に台本を読む事が出来まして、そのあまりの面白さにテレビも見たくなっちゃって、録画して欠かさず見ていました。しかし、内野さんの第一印象はかなり悪かった。最初はヒロインと敵対する憎まれ役だったので、まぁ内野さんとしては狙い通りだったんでしょうが。そして、ヒロインが彼に魅かれて行くのと同時に私も「あれ、なんか段々良くみえてきちゃったよ」という感じになって行きました。そこも内野さんの狙い通りかもしれない。
次に見たのはミュージカル『エリザベート』。
内野さんは山口祐一郎さんとダブルキャストでトートという役をやってました。実は私は山口さんの日が見たかった。山口さんは劇団四季出身で歌の上手さには定評があったけれど、内野さんの歌唱力は未知数だったからです。しかし、あいにく山口さんの日は売り切れで渋々内野さんの日を見る事になりました。「大丈夫かなぁ、あの人、ちゃんと歌えるの?」と「内野トート」には全く期待していなかったのですが……
予想外に良かった。なんとも言えない味わいがあったのです。「山口トート」を見ていないので、比較は出来ないのですが、もう私は「トート」といったら内野さんしか考えられなくなってしまいました。歌は特別上手いワケじゃなかったのですが、クセになる妖しさって言えばいいのかな? あんなに妖しいトートは内野さんじゃなきゃ考えられない!! あ、「妖しい」って誉め言葉に思えないかも知れませんが、死の帝王役なんで妥当でしょ。とにかく強烈な印象を残してくれました。
そして去年のドラマ『エースをねらえ』。いや〜、この宗方コーチ役がまた良かった。
こう振り返ってみると、今回の役を含めて私が見た4役全てタイプが違うのに、どれも「ハマリ役」って思える程見事に演じています。
私は見ていないけれど、時代劇『蝉しぐれ』での内野さんを私の母がすっかり気に入っているらしいです。うーむ、時代劇もイケたのか。映画『ハル』でも賞を取ったらしいし、あらゆるフィールドで活躍しているんですね。
そして、私が見た内野作品は本人が好演しているだけではなく、内容もどれも面白かった。内野作品にハズレなし? これからは内野さんの出演作品は見れる限り見たいと思いました。とりあえず、来週の『不機嫌なジーン』が今から楽しみで仕方ありません。来週は斎藤一、もといオダギリジョーさんの出番も増えるかもしれないし、要チェックや!!
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