NHLは「No Hope Left」か?
ここ数年、ドラマの視聴率を一番稼げる男性タレントといえば、木村拓哉さんらしい。
しかし、なぜか私は木村拓哉さんのドラマを殆ど見ていません。あの大人気ドラマ『HERO』も『GOOD LUCK!!』もCMの予告編位しか見ていない。『ロングバケーション』も再放送をちょっと見た程度。別に木村さんが嫌いなワケではないのですが、好んでドラマを見る程でもないのです(でもハウルには恋してしまった)。
そんな私が、録画してまで見ていたドラマが『プライド』。だって、アイスホッケーがテーマなんだもん♪
いや〜、天下のキムタクがアイスホッケー選手を演じれば、アイスホッケーをやろうとする人は増えるでしょう。当然NHL人気もうなぎ昇りかと思いました。実際ドラマで流れたクイーンのアルバムは滅茶苦茶売れたし。
なのに!!
……
昨年日本のプロ野球選手会がストライキを決行しました。あれはショックだった。
最近、私の野球熱はかなり冷めているとはいえ、それでも滅茶苦茶ショックだった。
誰が悪いとか、理由がどうとかではなくて、「ストが起きた」というその事実にただただショックを受けました。たった1日だって大変なショックです。
しかし、アメリカ大リーグでは、なんと232日に及ぶストを決行した事があるというから驚きました(1994年)。
そして、今回のNHLはその上を行ってしまったのです。
「あり得ない」って、こういう時に使う言葉じゃないかと思ってみたりする今日この頃。
NHLの場合はストとは微妙に違うのですが(ロックアウト=施設封鎖)、それはひとまず置いといて、今回の争点はサラリーキャップ(選手年俸総額制限)制を導入するか否かという点です。
当時は知らなかったけれど、前述の10年前のMLBのストも、これが原因だったらしいです。この時はオーナー側が折れたので、MLBでは未導入。しかし、今回のNHLでは選手側の分が悪いらしいです。
ちなみに他の北米4大スポーツではNFL(アメフト)とNBA(バスケ)が採用済。NBAは20年前から導入しているそうです。NFLは今迄ロックアウト、ストライキ共に行われていないみたい。素晴らしい。
アイスホッケーって4大スポーツと言われてはいるけれど、スポーツニッポンによると、この4つの中では一番人気が低く、収入も少ないのだそうです。庶民からみれば高額の給料に見えるけれど、選手側は「給料が安い」と感じているらしいし、オーナー側は「これ以上は出せないよ」となるのでしょう。折れてくれません。うう、貧乏はイヤだ(>_<)。経営難で身売りするチームも多い(特にカナダ)。でも、試合がなければ儲からないから、ますます貧乏になるじゃないかぁ、ああ、悪循環。
「カナダのファンは気の毒だなぁ」と思っていたら(カナダではアイスホッケーが国技で人気も極めて高い)、こんな記事を見付けました。個人の方のサイトですが、リンクフリーとなっていたので、飛べるようにしてみました。ロックアウトを嘆きつつ、この世を去ってしまった84歳の男性の話です(自殺じゃないよ)。
アイスホッケーを心から愛する人がたくさんいるのに〜。こんなに愛されているのに、応えてあげられないものなのか?(T_T)。
五輪おたくの私としてはトリノも気になるところ。
「こんなに休んじゃったから、もうオリンピックだからといって休みたくない」
というムキもオーナー側にはあるそうです。
ヤーガーが出ないオリンピックなんてイヤだよー(号泣)。
……自分勝手ですみません。でも、こんな風に思っているのは私だけじゃないよね?
NHLってば、94−95シーズンにもモメて、シーズン期間が半分になってしまったそうです(当時はオリンピックのアイスホッケーは見ていたけれど、NHLには興味が無かったので記憶にない)。こんな事が頻発していたら、リーグはダメになってしまいませんか? 次シーズンの目処も立っていないそうですが、今後やっていけるのでしょうか?
カナダ放送協会(CBC)はNHLの頭文字から「No Hope Left(望みがない)」と酷評しているそうです。上手い!!……笑ってられないけど。
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