ラ・マンチャの男
ミュージカル『ラ・マンチャの男』、見て来ました。
ドン・キホーテの話です。上演回数はなんと千回を超えるそうです。「そんなすごい作品なら、一度位は見ておきたい」とミーハー心が刺激されました(^^;)。
主役は松本幸四郎さん。
演技には定評ある方ですけど、歌も思ったより上手かった。
ヒロインは松たか子さん。親子共演です。
こちらも予想以上に歌が良かった。
彼女の歌声は細いんで、オペラ歌手のような歌声を求めている方には物足りないかも知れませんが、耳に心地良いきれいな声です。ヒット曲を何曲も持つ人ですが、テレビの歌番組で聴くよりずっと良かったです。別の方が歌い、その後続けて同じメロディーをたか子さんが歌うというシーンがあったのですが、たか子さんの歌声の方に聴き惚れてしまったし。あ、これは上手い下手じゃなくて、あくまで好みの問題ですけどね。
「♪ドルシネア〜」と歌う部分は今も耳に残ってます。
男性コーラスもきれいでした。
私、結構男声ハーモニーに弱くて(^^;)、たとえば『レ・ミゼラブル』の"Drink With Me"(革命家たちが戦火の合間で歌う歌)とかとても好きなのですが、あれを思い起こさせるような美コーラスでした。
オーケストラも良かった。特に管楽器。
劇場もいいのかな? なんかやけにキレイに聞こえました。帝国劇場って、すごく久しぶりなので前回どうだったか忘れちゃってますが。
スペインの話という事もあって、ギターも印象的に使われていました。しかし、オーケストラピットは変な所(舞台の横)にあったなぁ。あれもピットと呼んでよいのか?
ストーリーは何ともいえません、難しいな。
狂気をどう捉えるかが問題で……。
狂気って何?
普通って何?
夢って何?
現実って何???
「事実は真実の敵である」っていうセリフも難しい。
ちょっと新選組とかぶったりして(またか)。
己の真実(誠)と客観的な事実は違う事がままあって……。
うーん、考え過ぎると狂気になっちゃうので、今日はこの辺で。
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