« 隊士がバトンを回されたら | トップページ | お茶のCMが熱い »

2005.06.22

翔ぶが如く

『幕末の青嵐』の返却期限になってしまったので、渋々図書館へ。ああ、これ返したくないよ。文庫本出たら買おうかな。でも、あの大きさで写真がある事も気に入っていたのだけれど。
で、また新選組関連本2冊借りてきましたが、その他にちょっと懐かしい物を借りちゃいました。なんと『翔ぶが如く』の総集編DVD。平成2年に放送された司馬遼太郎さん原作の大河ドラマです。西郷隆盛(西田敏行さん)&大久保利通(鹿賀丈史さん)が主役。

NHK大河ドラマ総集編 翔ぶが如くこれ、確か第一回の放送は見たんです。でも薩摩弁が聞き取れず、挫折してしまいました。当時は幕末の事全然わかってなかったのでただでさえ難しいのに、あの言葉では何言っているんだか、もうさっぱりわからなかったのです(>_<)。
でも、新選組の本を読みまくり、幕末にも少しは明るくなった今なら大丈夫かと思い借りてみました。新選組の事がどんな風に描かれているか興味あったし。

しかし……やっぱり聞き取れなかった……。
時々字幕出てましたが(^^;)、それでもキツイ。今回も挫折しそうになりましたが、邪道な楽しみがありました。大河といえば豪華キャストが売りの一つ。これは十年以上前の作品ですが、今も活躍している役者さんが沢山出ているんです。皆若い。現在との違いを比べるのが結構面白い。というわけで、とりあえず脱落せずに明治維新の所まで見る事が出来ました。言葉は見てるうちに少ーしずつ慣れたかな。3枚組なのに、一度に1枚しか借りられない所がもどかしい。今2枚終わった所ですが、この先見るかどうかはまだ検討中です(西南戦争やったとしても、斎藤一が出るはずはないし……)。

ここまで見ての感想行ってみます。

◆新選組、これっぽっちも出て来ませんでした。ガーン。
ううむ、薩摩にとっては新選組なんて取るに足らない存在だったのかしらん。まぁ、小さな組織ですもんね、しゅん。松平容保もほんの一瞬。まぁ、総集編だから……。

◆佐藤浩市さんが、坂本龍馬っ!!
これにはビックリ。佐藤さんってば、芹沢鴨に斎藤一に龍馬ですか。幕末志士何人演じているのかな? 他にもやってそうですよね。佐藤龍馬は江口洋介龍馬のように「にゃー、にゃー」言ってはくれませんでした(笑)。
暗殺シーンはありましたが、斬ったのが誰だかわかりません。知らない俳優さんだったし。見廻組なのか新選組なのか薩摩なのか、あるいは……?

◆徳川慶喜が威風堂々
三田村邦彦さんが演じてます。総集編だけ見ると、結構良い役に見えちゃいます。頭が良くて、凛々しい感じ。「家来を置いて逃げ去った卑怯者」という感じでは全くないです。勝海舟に叱られて小さくなるシーンなんて当然ありません。
でも、「我が軍には西郷のような人間がいるか、大久保がいるか?」というようなセリフにはがっかり。近藤や土方じゃダメですか? 近藤の変名、大久保ですけど(爆)。斎藤さんじゃ、ダメですか?(ダメだよね…)

勝海舟といえば、野田秀樹さんのようなべらんめえ口調じゃなかったなぁ。薩摩の人には聞き取れない程の方言で喋らせているのに、どうして土佐や江戸の人は普通の時代劇口調なのだろう? そこが主役と脇役の違いか?

◆薩摩の近代兵器
新選組側から見ると、戊辰戦争でいきなり薩摩の軍隊が近代化されちゃってた事が驚きでしたが、薩摩側から見ればあれは当然の事だったんですね。薩英戦争のシーンを見て納得しました。ただ、戦争シーンは今一。外国船が並ぶシーンなどは、どうもちゃちに見えちゃいました。やはりテレビ撮影の技術はどんどん進歩しているんですね。
とはいえ、DVDのせいか、全体の映像はびっくりする程きれいでした。

◆鹿賀丈史さんが……
お笑いコンビ・麒麟の声の低い方の人に見えてしまった……。
すみません。どちらも好きなんで悪気はないんです。許して下さい〜。
この頃鹿賀丈史さんって『レ・ミゼラブル』の舞台もやってませんでしたっけ?
大河の途中か舞台の途中か、どちらかで倒れたような記憶があるのですが。それ以来、「鹿賀さん=身体が弱そう」というイメージが私の中では植え付けられてしまって、その後、『レ・ミゼラブル』を見に行ったんですが、鹿賀さん演じるジャン・バルジャンが死ぬシーンで、「本当に鹿賀さん倒れちゃうんじゃないか」とドキドキした事を憶えています。それだけ迫真の演技だったという事ですが。

|

« 隊士がバトンを回されたら | トップページ | お茶のCMが熱い »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 翔ぶが如く:

« 隊士がバトンを回されたら | トップページ | お茶のCMが熱い »