新選組の哲学

う〜、笑った、笑った!!

……新選組関連本を読んで、こんなに笑っちゃって良いんでしょうか？
その本とは、『新選組の哲学』。難しそうなタイトルとからは想像もつかない面白本（小説）でした。
これ、残念ながら絶版なのですが、書評は読めるので、いつものようにアマゾンのページにリンクさせてみました。さすがに絶版の画像はアマゾンに無かったので、写真は自分で用意しました（画像はリンクさせてません）。

前日の『秘剣　花車』とは実に対照的で、あっという間に読めちゃう本でした。
１日で読めました。っていうか、ほんの数時間ですね。息抜きには最高です。
電車の中では思わずニヤニヤし(恥)、家の中では爆笑してました(^^;)。

これは昔のテレビシリーズの『燃えよ剣』『新選組血風録』を下敷きにして書かれた作品なのですが、大河『新選組！』が好きな人の心もくすぐる事でしょう。三谷幸喜さんは、山本耕史さんにこのシリーズのビデオを見るように勧めたっていうし。

斎藤一ファンとしては斎藤の出番が多いのも嬉しかった!!　しかも、ここでの斎藤、意外にも結構しゃべってます。なんと、隊士達に訓話をたれちゃいます。それを一緒に聞く土方の心の声（というかツッコミ）がおかしくて、おかしくて。斎藤と土方の関係、実に良いです。
ただ、『燃えよ剣』が下敷きになっているせいもあって、会津に残る筈の斎藤が箱館に行っちゃうんですよ。罪つくりな司馬遼太郎先生(泣)。

この本、家の近くの図書館にも副業先近くの図書館にもどちらにもあったので、「本屋にないよ〜」とお嘆きの方はぜひ図書館をチェックしてみて下さい。
新選組を茶化されるのがイヤな方は読まない方が良いと思いますが、新選組への愛に溢れた作品です。