« 風光る | トップページ | 風雲 幕末伝(倒幕編) »

2005.08.19

人斬り以蔵

7月22日のブログで岡田以蔵の事を取り上げましたが、そんな気になる以蔵の事が書かれた小説、『人斬り以蔵』を読みました。

人斬り以蔵これ……短編集だったんですね(爆)。

いや、そんな情報をどこかで見た事あったような気はするんですが、読み始めた時はころっと忘れてまして、「うーむ、いつになったら以蔵は出てくるんだろう? 随分引っ張るなぁ」なんて思っちゃいました。出てくる筈ありません。なぜなら、最初は大村益次郎の話だったのです(汗)。長州中心に話が進んでいたので不思議ではあったのですが(^^;;;;)。

新選組の話も収録されていました。新選組ファンとしては目を瞑りたいようなイヤな話でしたけど、取り上げられていた浄野彦蔵という人は新選組のサイトなどでチェックしても載っていないので架空の人物かも(ほっ)。

司馬遼太郎さんだけあって面白い話が多かったのですが、やはり一番興味深かったのはタイトル作の以蔵の話。「人との出会い」について改めて考えさせられました。以蔵が武市半平太と出会わなかったら、どんな人生を送っていたのだろう……?

やっぱり片思い(?)はイヤだ。いくら「優れている」と思える人でも、自分の事を蔑むような人とは付き合いたくない。自分を大切にしてくれる人、大事に思ってくれる人と良い人間関係を築きたいと思いました。
だって、卑屈だった以蔵が武市のせいでさらに卑屈になって行く様は本当に悲しかったから。切なすぎました(泣)。

この本の表紙を見た父親曰く「珍しく、面白そうな本読んでるなぁ」だって。「司馬遼太郎だから?」と訊いたら「以蔵だから」との事でした。娘が人斬りの小説読んでたら、嫌がるかと思いましたが。
一方、待ち合わせ時にこれを読んでいたら、遅れて来た友人は「なんて本読んでるの」と呆れてました。
後者の方が一般的な反応でしょうか。

|

« 風光る | トップページ | 風雲 幕末伝(倒幕編) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 人斬り以蔵:

« 風光る | トップページ | 風雲 幕末伝(倒幕編) »