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2005.09.13

新選組の足跡(会津Part2)

続きです。

Ai1b無事自転車を返却し、鶴ヶ城に入場し、天守閣の中から外を見ようとすると……
なんと大雨になっていました。雨が激しく降りつけてくるので、展望コーナーはびしょびしょ。係の人が慌てて戸(雨戸?)を閉めにやって来る程です。どうやら、私が入城したのと同時に雨が強くなったらしい。自転車で走っていた時は傘がなくても我慢出来る程度だったのに。ビックリするやら、ほっとするやら。あと入城が数分遅れていたら、濡れ鼠だったよ。ありがとう容保公(?)。

鶴ヶ城は戊辰戦争で傷み、明治7年に取り壊されてしまったそうです。現在残っている天守閣は昭和40年に復元された物で、鉄筋コンクリート製らしい。博物館になっています。普段の私ならがっかりする所ですが、今回はちょっと違います。なぜなら、現在その博物館で「『新選組!』衣装・小道具展」がやっているから。これ、すっごい楽しみだったんですよ〜。

まず、土方・斎藤・島田の隊服が展示されていました。この人選、さすが会津です。土方の隊服が一番汚れていたように見えたのですが、出番が一番多かったからでしょうね。
ドラマで重要な役割を果たした黒船のコルクもありました。柄までは見えなかったけれど、あの名シーンが甦る。

意外だったのは芹沢鴨の鉄扇。芹沢鴨といえば鉄扇、鉄扇といえば芹沢鴨ですが(そうか?)、恥ずかしながら私、鴨が鉄扇を振り回していた事を知ったのは今年になってからでした(爆)。だから佐藤浩市さんが鉄扇を振り回していたのもまったく憶えていないのですが、鉄扇の存在を知って以来、どんな物だったのか気になっていました。だって1キロ以上なんでしょ? 武器になるんでしょ? どんな扇ですか。気になるよ〜。
さすがにドラマの小道具だから、そんなに重いとは思えないのですが、確かに並の扇とはひと味違うような。
青地に赤い丸が描かれていました(日の丸?)。佐藤浩市さんのサインが入ってました。

松平容保の鎧も良かったなぁ。ドラマの衣装とは思えぬ重厚さがありました。
容保といえば、嬉しかったのが陣羽織が無かった事。「撮影の為貸出中(その後の新選組)」と書かれていたのです。正月特番、もう撮影に入ってるのかも知れませんね。「土方の最期の一日を描く」という噂を見聞きしていたので、箱館の話だけなのかとちょっとがっかりしていたのですが、「容保が出るなら、斎藤さんも出るかもしれない♪」と期待が膨らんで来てしまいました。あぁ、出るといいな。もちろん、オダギリ斎藤さんで。別のキャストじゃイヤ。

Ai2天守閣を出ると、雨は止んでいました。すごい、私、守られてるかも(笑)。あとは、鶴ヶ城で行なわれている日本の音フェスティバルのイベントを楽しむだけです。
しかし、屋外の体験コーナーの椅子などは濡れていたし、今にも再び雨が落ちてきそうな気配で、どうも外にいるのはイヤな雰囲気でした。せめてメインイベントの「日本の音 千紫万紅」というコンサートだけでも聴いて帰りたかったのですが、雨の影響で「開始時刻を30分遅らせる」というではありませんか。帰りの電車の都合上、1時間だけ聴いて帰る予定だったのですが、30分遅れで始まったら30分しか聴けなくなっちゃう。しかも自転車で慌てて城入りしたので、帰りに乗るバスの停留所の位置確認をしていませんでした。「また、迷ったら30分位経っちゃうかも…」と不安になり、結局コンサートは聴かずに帰る事にしました。一歩間違えると、終電に乗りそびれるような危険なスケジュールだったもので(^^;)。
結局、日本の音フェスティバルに合わせた意味はなくなってしまいました、がっくり。

バス停を見付けた頃に、再び雨が落ちてきました。バス停の目の前にシャッターの降りた店があったので、その屋根の下でバスを待ちました。営業していたら営業妨害になりそうなので、休業日でラッキーでした。やはり守られているのかも?
一息つこうと、ネットワークウォークマンを出した時でした。鞄からデジカメの予備用のメモリースティック(16MB)が落ちてしまいました。そして、吸い込まれるように排水溝の狭い隙間へと転がって行くではありませんか…。狙ったってあんな所に落とせないよ。落胆する前に感心してしまいました。あぁ、日帰り旅行に予備のメモリースティックなんて必要なかったのに。持って行くんじゃなかった。おまけにバスは出たばかりらしく、30分程待つ羽目になりました。その間、傘を持たずにビショビショになりながら自転車を飛ばしている人を何人も見ました。
なんかツイているのか、いないのか、わからなくなってきました。
そもそも、この日の天気予報の降水確率って10%程度。それなのに降られるって、ツイてないですよねぇ。でも、あの雨で傘を持たずにほとんど濡れなかったっていう事には我ながら感心しちゃったのです。バスを降りたら、また雨は止んでいました。

Ai3白河駅に着いた時、ライトアップされて浮かび上がるように光る白河城が車窓から見えました。私はもともと城好きなので、往路も白河城に見とれ、「ここで途中下車して、あの城見て行きたいなぁ」なんて考えてしまったのですが、夜景は一層心引かれる思いがしました。そういえば、沖田総司って白河藩士の息子でしたね(沖田本人が白河を訪れたなんていう話は聞いた事ありませんが)。以前の私だったら、白河では義経を連想していただろうけれど、沖田を先に連想してしまったよ。
しかし、私にとっては更に重要な「ある事」に後で気付きました。斎藤さんが白河城で戦った事があるというではありませんか。以前、何かで読んだ事あったような気はしますが、ころっと忘れていました。でも、道理で無性に心惹かれた筈だ(?)。改めて、また行きたいと思いました。

腕を見ると、長袖着てたのに真っ赤に日焼けしてました。暑くて腕まくりしていたからなぁ。雨に降られたのに、日焼けするとは(^^;)。

……という感じで、とてつもなく密度の濃い一日でした。
色々ありましたが、総括すると……楽しかったです!!

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コメント

おつかれさまでしたー
楽しいレポートでした!
わたしもいつかは行きたいです‥‥しかし関西から東北は遠いです
でも 彼らはその長い道のりを戦い抜いたんですね
北海道までも

ちなみに「あつし」さんは、比例区で復活当選したみたいですよ(^^)

投稿: ヒロ | 2005.09.15 06:29

長文にお付き合い頂きありがとうございます!!

>でも 彼らはその長い道のりを戦い抜いたんですね

しかも、負けながら(涙)。
ドラマ『新選組!』のタイトルで印象に残っているのが、前半の『西へ!』と後半の『東へ』(多分)です。
西へ行く時は希望に満ちて元気ハツラツ状態だったと思うのですが、東へ行く時は思いきり疲れていたんですよね。「『!』の有無でそれを象徴しているなぁ」とその対比に感心しました。

あつしさん、次点だった所まではチェックしてガッカリしていたのですが、なんと復活当選でしたか!!
なんか嬉しい。やったぁ(笑)。

投稿: YAGI節 | 2005.09.15 22:28

ようやく、会津旅行記を読ませて頂きました。

そうか〜 これを書かれた時は、まだ「新選組!!」放映前だったんだな、なんて事を真っ先に思ってしまう私って、一体、、、

如来堂に、さざえ堂、近藤さんのお墓、鶴ヶ城、日新館(此処では書かれていませんが)清水旅館の跡、飯盛山、「新選組!」のロケ地、などなど、、、
会津へ行きたい気持ちが募ります。

投稿: あさぎ | 2007.01.13 23:23

あさぎさん
お読み頂きありがとうございます。
この記事、久々に読み返したのですが、なんだか数週間前の事のような気がします。忘れっぽい私なのに、ありありと思い出せます。「記録を残す」という作業を行う事によって、普通よりも記憶が深く刻み直されるのかな。やっぱりこれからも記録残そっと♪

そう、この頃は『組!!』に斎藤さんが出るかハラハラドキドキしてました。
『土曜スタジオパーク』を毎回チェックして、漏れて来る情報に一喜一憂したっけ……。懐かしいです。

会津の行けなかった場所の中で最も行きたいのは近藤さんのお墓と日新館です。日新館はともかく、お墓は1人で行く気にはなれないので、あさぎさんが行かれる時、声かけていただけたら嬉しいなぁ……って遠過ぎるか。

投稿: YAGI節 | 2007.01.14 00:52

再度コメントさせて頂きます。

お墓は、、、そりゃそうですよね、私も一人で行く気にはなれません〜
いくら近藤さんでもね、、、

いや〜 「会津白虎隊めぐり」とか「会津新選組めぐり」とか、そんなツアー、有りませんかね〜?
そんなツアーに、YAGI節さんとご同行出来ればいいな〜 なんて、思ったりしてるのですが、、、

まあ、もしそんなのが有ったとしても、日が合わない、とか諸条件が整わなければ無理だったりするんですけどね〜
「YAGI節さんと会津」実現すれば、何って幸せ?なんですけどね。

投稿: あさぎ | 2007.01.14 09:29

あさぎさん
はい、龍源寺(東京)のお墓は1人でも全然大丈夫なのですが、会津の方はコワイです(^^;)。

ホント「あさぎさんと会津」実現したら、幸せだろうなぁ。

コワイといえば、土方さんゆかりの函館碧血碑とかも1人で行くと恐そう。

投稿: YAGI節 | 2007.01.15 02:00

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