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2005.11.08

歴史を変えました2

9月6日のブログに『維新の嵐 幕末志士伝』の土方歳三編の事を書きました。
あのプレイで相当疲れた筈なのですが、一月程過ぎると喉元過ぎて暑さも忘れたようで、再トライの意欲が沸き上がってきました。
で、やっちゃいました。今度は坂本龍馬で。

このゲームは、どういうエンディングを目指すか初めにきっちり考えなければいけません。っていうか、考え無しに進めると史実通りになるので、龍馬は暗殺されちゃいます。それも歴史の勉強になって良いような気もしますが、せっかくだから歴史を変えたい。という事で、龍馬を死なせず徳川家も滅ぼさない事を目標にプレイしました。

まず龍馬は剣術修業の為に江戸に上ります。
邪道ながら、どうしても斎藤一を仲間にしたい私は、龍馬を足繁く試衛館に通わせました。まるで『幕末恋華新選組』で新選組の屯所に入り浸る才谷梅太郎状態です(ごく一部の方にしかわからない話ですみません)。
斎藤さんもその気持ちに応えてくれるかのように、貴重な情報をどんどん教えてくれます。このゲームは情報が命なのですが、情報を教えてくれる人とそうでない人がいるんです。江戸在住時の斎藤さんはどういうワケかいっくらでも情報を教えてくれます。なんでそんなに物知りなのだろう? その情報通ぶりは既にどこかの間者任務でもやっているのかと思われる程です。そして親密度も上がって同志になってくれました♪

が!!

スタート時点では攘夷派の龍馬、途中で開国派に転じます(開国派にならないとエンディングは見られないらしい)。おまけに徳川家を滅ぼさない事を目標とするからには、穏健派にならなければなりません。バリバリの主戦派、かつ攘夷派の斎藤さんとは志が真逆。蜜月の時はあっという間に終わってしまいました。思想が違うと同志ではいられないシステムなのです(泣)。
ま、このゲームは説得によって相手の思想を変えられるので、説得をすればいいのですが、京都に行ってからの斎藤さんとはなかなか会う事が出来ません。直接新選組屯所に行っても、平隊士に門前払いを食らいます。
しかし、そこで諦める私ではありません。待ち伏せしてみたり、密かに同志を斎藤さんの元へ集中的かつ、しつこく送り込んだりしてみました。そこまで斎藤さんに執着するか(汗)。

苦労の末、ついに説得に成功。再び斎藤さんを同志にする事が出来ました。いや〜、嬉しかった。斎藤さんには京都の情報収集をお願いしました。
ふふふ、新選組内に龍馬の放った間者がいるのですよ。……って、間者とは言わないか。京都の情報収集をさせているだけで、新選組の秘密を漏らしてくれるわけではないので。

新選組にいても良いこと無さそうな尊皇派の山南さんもヘッドハンティング。しかし、働いてもらう前に死んでしまいました。ああ、どう転んでも山南さんは救えないのか?

ついでに穏健派の源さんも味方に引きずり込み、萩へ派遣。長州の情報収集を担当してもらいました。その結果、源さんは殆ど京都にはいなかった筈なのですが、鬼の副長も相手が源さんなら多目にみてくれるでしょう(そうか?)。

土方編では薩長同盟の締結阻止に心血を注ぎましたが、逆に龍馬編では締結の為に東奔西走するのですから妙な感じです。が、面白いです。薩摩と長州の両方を立てつつ、自分も得をする龍馬。スゴイですね〜。西郷隆盛には「奇術を見ているようだ」なんて言われてちょっといい気分です。でも土方の目は冷たい……。
大政奉還を提案しに後藤象二郎に会いに行ったらバッタリ近藤&土方に会ったのですが、その時の土方のイヤそうな顔といったら!! 怖かった。かなりドキッとしました。
まぁ、新選組ファンとしてはその時近藤が何しに後藤の元に行ったかがわかっているだけに複雑でしたが。
「うう、ごめんね、近藤さん。でも戦はダメだよ。日本の為にも徳川の為にもならないのよ」なんて心の中でつぶやき、愛国者ぶってみたりして。
その気になれば、主戦主義の龍馬に仕立て上げる事も出来たのですが、実際の龍馬は幕府には反対でも、徳川家を潰す事には消極的だったらしいので穏健派で行ってみました。

嬉しかったのは途中で上海に行けちゃったこと!!
裏技みたいなんですけど、大型船を見て大喜びの龍馬は、こっそり船に乗っちゃうんです(私の意志ですが)。
船内には高杉晋作がいて、驚きつつも「じゃあ、私の連れという事にしよう」なんて機転をきかせてくれました。高杉ガイドによる、上海見物ですよ♪ そこで浮かれてるだけじゃなくて、攘夷に失敗した上海の惨状を見て諸外国との対応の難しさを思い知るわけですが。で、帰国するなり「上海のようになりたくなければ……」と説得しまくるのであった(帰国直後は皆が「その話は初めて知る」と感心して聞いてくれる)。

さて、無事大政奉還まで生き残った「my龍馬」は、新しい政府の誕生を見届ける事が出来ました。血の気の多い人達も説得しまくり穏健派に洗脳したので、鳥羽伏見の戦いも避けられました。議会政治ですが、なんと、ちゃんと徳川慶喜が参加しているのです!!(龍馬は「世界一のカンパニーを作る事が目標との事で新政府には参加しない) うん、龍馬が生きていたら、本当にそうなっていたかも知れない。このゲームの中でも大政奉還の時点では「まだ戦うぜ」なんて言っていた土方も、共和政体になったらさすがに戦わないだろうし……。そうなったら新選組は解散か?

龍馬は藩命で土佐から出られなくなったり、脱藩の罪で謹慎させられたりと、動きが制限される事は多々あったのですが、3人の女性の中から好きな女性と結婚出来たり、亀山社中を作るか作らないか選べたりと自由度は土方編よりも上でした。
あと、新選組の事に比べると龍馬については知らない事がかなり多かったので、勉強にもなりました。一部単調で飽きてしまう部分もありましたが、全体的には楽しかったです。

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