土方歳三の日記
昨夜は久々に徹夜で仕事をしました。
夜の9時位から朝の6時までの間はコーヒーを入れるのとトイレに立った以外は机から離れませんでした。その後耐えられなくなり3時間仮眠を取った後に仕事再開し、昼の11:30に無事終了。お腹はペコペコだったのですが、再び布団にもぐり込んで、夕方4:30に起きました。今はリズムが狂ってぼーっとしてますが、結果的には8時間ちゃんと寝たみたいです(^_^;)。
さて、今日は先週読了した本について。
『土方歳三の日記』を読みました。
こんなタイトルですが、「土方の日記の事が書かれた本」というよりは、「新選組研究記録集」といった感じです。
「『人斬り以蔵』というタイトルに魅かれて手に取ってみたら実は短編集で、以蔵の事が書かれている部分は全体のたった1割程度だった」なんていうショッキングな経験をお持ちの方もいると思いますが(すみません、自分の事です)、そんな感じです。土方の日記の事はわずかしか書かれていません。以蔵の時とは違って、今回は知ってて手を出したのでショックはありませんでしたが(笑)。
残念ながら土方の日記本体はまだ発見されていません。
日記から抜粋したと思われる記事(抜粋して記事にした人がどこでその原本を見たのかは不明)が見つかっているだけです。
抜粋されているのは、松平容保の前で上覧試合を行なった日の事。上覧試合の事は既にネットで見て知ってはいたのですが、この土方の記録により、近年はじめて明らかになった事みたいなんですよね〜。
これは凄く興味のあるエピソードなので、ちゃんと活字でじっくり読んでみたいと思って手を出したのですが、残されている記録はほんの僅かで、本の頁数にしたらたったの1頁位でした。誰と誰が対戦したとかいう簡単な物で勝敗の結果すら言及されてません(斎藤vs永倉戦はどっちが勝ったの!?)。私が知っていた以上の事は載っていませんでした。「ええっ、たったこれだけ!?」って感じ。まぁ、原文を読めただけでよしとしておきます。他の日の記録も見つかればいいのになぁ。
この本には土方以外の研究も結構載っています。
嬉しかったのは天満屋事件の事が結構詳しく載っていた事。
あの事件について詳しく書かれてる物ってそれ程ないですよね。
全体的に「あまり他人が書いていない事を載せよう」という姿勢で書かれているようでした。
もっとも、山口一郎(二郎じゃないよ)とか元井和一郎までマイナーになってしまうと……。浅いファンである私は、「そんな人について、そこ迄ページを割かれても……」とちょっと退屈してしまいました。「新選組の事だったら、どんな細かい事でも知りたいっ!!」という気合の入ったファンにはお勧めです。
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