W杯・総括みたいなこと
タイトル通りです。総括みたいな事をやってみたいと思います。長文です。
優勝したイタリア
妥当…かな?
開幕前は優勝するとは予想していませんでしたが、優勝されても驚きはないという感じ。
しかし、私はW杯では16年間イタリアを応援してきたのに、私が応援しなくなった途端に優勝ですか。私は疫病神?
そういえば16年前、イタリア大会では私が応援していたイタリアは優勝出来ずにドイツが優勝。今回のドイツ大会では私が応援していたドイツは優勝出来ずイタリアが優勝とは。普通逆では?(^^;)
ガットゥーゾ選手は面白かったなぁ♪
いや、すごい一生懸命でひたむきで泥臭く頑張る素晴らしい選手ですが、なんか見てて楽しい。そして、嬉しいと監督に飛びかかる所に爆笑。抱き付くのではなくて、襲いかかってますね。
次長課長の河本氏イチオシの選手だそうですが、ガットゥーゾが嫌いな人がいるとはあまり思えない。
そして、カンナバーロ選手。
「アンリの意識を朦朧とさせたにっくき敵」と言いたい所ではありますが、やっぱりこの人凄いですね。
しかも、体張ってるのにファウルが少ない。ボールが無い所ではヘロヘロになっていたらしいですが、画面に映る時(=ボールがある所)では、そんな事信じられない程シャキッとしてていつも凛々しい。
私、ディフェンスの選手ってあまり印象に残らないんですが、「歴代の印象に残っているディフェンダーを挙げろ」と言われたら、イタリア選手ばかりのような気がします…。
あ、でも、今迄の日本代表で一番好きなのって相馬選手かも。ディフェンダーじゃん。
一次リーグ敗退の日本。
これも妥当…では?
決勝トーナメントに行ける可能性もあったと思うけれど、「行けたらラッキー」位にしか思ってませんでした。
日本は自国開催以外では、まだW杯で一勝も出来ていない国。
プロリーグが出来たのもついこの前の話。
そんな国が、簡単に一次リーグを突破出来る程甘い大会とは思えません。
前回なまじ、決勝トーナメントに進んでしまったから、今回の結果が惨めに映っているのかもしれませんが、結果が伴わなかっただけで、実力的に後退しているわけではないですよね。
4年前の一次リーグ、ベルギー・ロシア・チュニジアに2勝1分ですけど、これはちょっと特殊なグループ。今年の日本がこんなグループだったら、3戦全勝だったかも。
普通のグループだったら、一次リーグを突破するというのは非常に難しい事だと思うのです。
ジーコ監督が完璧だったとは思わないけれど、監督が元凶みたいな考え方には納得出来ません。
そんな中で、玉田選手の爽快シュート!! あれは今回に限らず日本が出場したW杯の試合全ての中でももっとも気持ち良かったシーンといえるかも♪
惜しくも準優勝のフランス
イタリアの優勝よりも、フランスの準優勝の方が私的には驚きでした。
それでも、準優勝では喜べなかったんでしょうか? 授与されたメダルを不満気に外してポケットにしまい込んでしまう選手の多い事といったら…。
私が初めて銀メダルを拒絶するような仕種を見たのはやはりフランス人の行動で、フィギュア・スケートの世界選手権の時のボナリー選手でした。ちなみにその時優勝したのが日本の佐藤有香選手だったので、露骨な不満の態度にはがっかりしました。ボナリー選手好きだったので、なおさら残念でした。
今回のフランスチームもボナリー選手も、どちらも限りなく優勝に近い2位だったから、悔しいのはわかるけれど……。
開催国ドイツ
4年前から今回のドイツ優勝を予想していました(^^;)。
が、最近パッとせず、「駄目かぁ?」と思った事もありました。
が、大会に入ってからどんどん調子を上げ「やっぱりイケるかぁ?」と思いました。
結局、3位。まずまずって感じでしょうか?
しかし、勝って終わるのと負けて終わるのでは大違いですね。笑って終わるっていいな。
クリンスマン監督素敵でした。選手以上に好き(笑)。
現役時代のプレーはあまり覚えていないのですが、今回あの笑顔の虜になっちゃいました。「あの監督の下でプレーして、良いパフォーマンスをして笑顔にさせたい、喜ばせたい」、どうあがいてもそんな事は不可能な私でさえそんな事を思ってしまうので、ドイツのサッカー少年は本気でそう考えるのでは?
そして、ゴール・キーパーが印象的でした。
レーマン選手とカーン選手って同い年だったんですね…。
レーマン、ようやく代表でも日の目を見る事が出来て良かったですね。
……とか言いつつ、最初は「えーっ、なんでカーンが控えなの!?」と秘かに不満に思っていました。でも、クリンスマン監督が選んだ事なら間違いない(今は盲目)。
あ、あと、ボーリング・パフォーマンス最高でした!!
選手の友人のボーリング場で気分転換をしたそうですね。
その感謝の意を込めてあんなパフォーマンスをしたのだとか。
笑えるパフォーマンスにも、ちゃんと理由があったのね。
優勝候補最右翼ブラジル
素晴らしいプレーも見せてくれましたが、結果としては今一。
やっぱりW杯って大変な大会なんですよね。
印象に残ったのは、ジュニーニョ選手。
「無回転シュート」って噂には聞いていましたがテレビを見てても今一わかりませんでした。が、総集編でこの人の対日本戦のシュートをじっくり見る事が出来ました。ボールの動きを大きめにしっかり見せてくれたのです。「うわーっ、ほ、ホントに無回転だっ!!」と感心。何かのたとえではなくて、文字通り無回転だったんですね。川口選手は「ボールが途中で消えた」とか言ってるし、無茶苦茶驚きました。あんな風にボールって飛ぶものなんですね。
40年ぶりの4強ポルトガル
4年前はかなり下馬評高かったですね。それなのに、一次リーグ敗退。期待していたフィーゴ選手も、汗だらだら流してへばっている印象しかありませんでした。汗かきナンバーワン(^^;)。
今回もフィーゴは汗だらだらでしたが、好プレー多かったですね。「ただの汗っかきさん」というイメージで終わらなくて本当に良かったです。
フランス戦の後はジダン選手とユニフォームの交換をしていて「良い光景だなぁ」と思ったのですが、フィーゴのユニフォームは汗で大変な事になっていそう…。しかし、ジダンは何の躊躇いもなくそれを着てました。凄い。(ヘンな所に感心しました)
ポルトガルといえば、忘れられないのがクリスティアーノ・ロナウド選手。
ドリブルに見とれました。プレイ・スタイルは全く違いますが、なんか若い頃のベッカム選手を連想させます。「審判を欺いちゃえ」的な狡そうな感じとか(^^;)。そういえば、マンチェスター・ユナイテッド→レアルマドリード(噂)というルートも共通点ですね。ハンサムなんだけど、ちょっとヤンチャで意地悪そうに見えなくも…。
あと、デコ選手の顔を見るとホッとするのは私だけでしょうか?
ゴスペラーズの村上氏が大のポルトガル・ファンと知ってビックリ。
ポルトガル強いけれど、決勝トーナメントの組み合わせはちょっとキツそうに見えたのですが、村上氏は「オランダには分がいい、ポルトガル優勝」と言っていたっけ。優勝こそ逃しましたが、イングランドも破ったし、大活躍でした。村上氏喜んでるだろうな(笑)。
NHKのハイライト番組に出てましたが、下手なお笑いタレントより面白かったです。
強豪国のイメージのあるポルトガルですが、実は一次リーグ突破出来たのは40年前と今回だけみたいですよ。うーん、一次リーグ突破って大変なコトなんですね〜。
日本の一次リーグ突破も40年早いですかね(嘘ですよ!!)。
それ以外で印象に残った選手といえば……
メッシ(アルゼンチン)
速い選手を見るのは楽しいです。もっと見たかった。
メッシ選手に限らず、アルゼンチンは見て楽しい選手が多かったように思います。
ジョアン・リカルド(アンゴラ)
無所属って!!
高齢の為クラブチームからはクビになり、現在は材木商の仕事を本業にしているそうです。
総集編では「オファーがあればどこにでも行くよ、日本でも♪」なんて言ってました。私は対メキシコ戦しか見ていないのですが、好プレーをしていたので、引く手数多かも?
もう一人のリカルド(ポルトガル)も頑張ってましたね。
他にもアンリ、クラウチ、ロッベン、ネドベド、シェフチェンコなどなど。
あぁ、ネドベド……
チェコは絶対決勝リーグに進むと油断していたので、最後の1試合しか見ていないのです(日本と違って、チェコは深夜放送の試合ばかりだった)。
FIFAランキング2位のチームが一次リーグ敗退って予想出来ますか!?
日本の敗退より、こっちの方が大誤算。
そんなチェコ、本大会出場は4大会ぶりというのにもビックリです。ヨーロッパのレベルの高さには驚くばかり。
そして、私のお気に入りのパラグアイのサンタクルス選手は……
1試合目は全く良い所がなく、
2試合は1試合目よりは動きが良かったとはいえ今一。
「怪我上がりだし、今大会は駄目か」とラストの3試合目は見なかったのですが……その試合で名シーンとして使われるような好アシストがあったようで…。う〜、見れば良かったです。
……っていうか、見たい試合あり過ぎて見きれません~。
あっ、チームとしてはスペインも面白かった♪
以上、長い割には内容のない「総括みたいなもの」でした。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。
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