アンダーシャツ（野球）

８月も残り僅かなので、今日は夏休みの自由研究みたいな事を書いてみたいと思います(？)。

早実の斎藤投手、「ハンカチ王子」なんていうニックネームがすっかり定着してしまいましたね。

従来の選手は顔の汗はアンダーシャツで拭っていたのですが、斎藤投手はタオルハンカチを使うというのが新鮮に見えているようです。
私もずっと前からタオルハンカチの愛用者ですが（笑）、私が気になったのはハンカチよりもアンダーシャツの方でした。従来と違うのです。
「あんなツルツルのシャツ（あくまで見た目ですが）で汗が拭えるのだろうか？」と思ったのです。

今春……
久し振りに甲子園で戦う早実選手達の試合を、テレビでですが、見る事が出来てとても嬉しく懐かしく思いました。でも監督も変わり、アンダーシャツも変わっていたのが時の流れを感じて寂しかった。
アンダーシャツが異なるだけで、随分違って見えるものですね（ひょっとして他も変わってます？？？）。
第一印象は、
「なんだ、あのピチピチ・ツルツルのアンダーシャツは。しかもハイネック。なんか、カッコ悪い〜」
でした、すみません。

昔はあんなツルツルしてませんでした。綿だったんじゃないかな（自信なし）。しかし、今のアレは絶対綿じゃない（自信あり）。
アンダーシャツの腕の部分が風でヒラヒラする様を見るのも好きだったのに。ピチピチなんていや〜。

しかし、注意して見ると「ピチピチ・ツルツル・シャツ」を着用しているのは早実だけではありませんでした。今や多くの高校が着用しているのです。
今の流行は「ピチピチ・ツルツル」なのか？　あれがカッコいいとでも思っているのか!?
不思議に思って調べてみました。
すると、「ピチピチ・ツルツル」にはちゃんと意味がある事がわかりました。

あのピチシャツ、メーカーによって名前は違うようです。
パワーシャツとか、フィットシャツとか、タイトシャツとか。
「アンダーアーマー（ブランド）＝ピチピチ」というイメージもあるようですね。
元祖はアンダーアーマーなのかもしれません（自信なし）。

メーカーによって性能は違うようですが、概ねフィット感があるとか、体力の消耗を防ぐとか、運動性能の低下を防ぐ、動きやすい、速乾性がある、吸湿性がある……などなど、いろ〜んなメリットがあるようです。うーむ、アンダーシャツ一つでそんなに違うものなのか。
カッコ悪いと思ったけれど、ちょっとカッコよく思えてきました（笑）。
それに、プロで活躍する選手がこの手の物を着ていれば、プロに憧れる学生選手の目にはきっと「カッコいい」って映るのでしょうね。
暑そうに見えましたが、これが案外涼しいらしいです。って、着た事ないからわからないんですが。

同じく気に入らなかったハイネックも、「この暑いのに」と思ってましたが、「夏だからこそハイネック」という説もあるようです。
日焼けのダメージって結構大きくて（これはわかる気がする）、首をやられると熱中症になりやすくなったり体力消耗を促すらしいんですね〜。その点ハイネックだったら安心というわけ。

ん？　吸湿性があるなら、やっぱりアンダーシャツで汗拭ったっていいような気も……。
いや、でもやっぱり、ツルツル（しつこく見た目で言ってます）で拭うのはあまり気持ち良さそうじゃないしなぁ。
という訳で調べる前も後も、
「綿のアンダーシャツと違って、今時のアンダーシャツでは汗の拭き心地が悪いからタオルハンカチを使う」
という予想は変わりませんでした(^^;)。

さて、一見私の目にはカッコ悪く見えたアンダーシャツですが、斎藤投手自身はどう思っているのでしょうね？　実は、斎藤投手、閉会式の時はピチアンダーシャツは着ていないのです!!　アイシングの時に脱いで、そのままという気もするのですが、もしピチアンダーシャツをカッコいいと思っているのなら、閉会式の時にも着そうです。式の時に着ていないという事は、やはりあれは必要に迫られて着ていた戦闘服だったような気もするのですが、どうなんでしょうか？……着る暇が無かっただけ？(爆)。

来月からの日米野球に備えての合宿に入っている斎藤投手。
この練習風景がテレビで放送されましたが、その練習用の日本代表のユニフォームのアンダーシャツも、ピチシャツでした。やはり機能的なんでしょうね。「勝つためにはピチシャツ」か？
斎藤投手、日本代表のアンダーシャツも自分用のは「袖を３センチほど長くしてもらった」とか言ってました。長袖好きなのね。