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2006.08.27

永倉新八のひ孫がつくった本

今月読んだ二冊目の新選組本は、『新選組永倉新八のひ孫がつくった本』です。

新選組永倉新八のひ孫がつくった本これはマイナーな本なのでしょうか?
図書館で借りたのですが、「地域資料」のコーナーにしか置いてありませんでした。 先日話題にした『新選組多摩党の虚実』や『多摩・新選組紀聞』といったローカル本でさえ、地域資料のコーナーと一般書のコーナーの両方に置いてあったのに〜。 私が普段利用する図書館の地域資料コーナーというは、別の専用カウンターが設けられていたりして、殆ど人がいないような一角です。
私も足を踏み入れたの、今回が初めてでした(汗)。 そんな所にしか置いてない本ですから、失礼ながら、あまり期待していませんでした。タイトルから素人本みたいな物を連想したりして……。
しかし、予想とは全く違う本でした。
すっごい面白いよ〜。
新選組ファンなら永倉びいきじゃなくても楽しめそうですし、ビギナーからマニアまで楽しめそうです(所々、「どうしてこういうのを載せたかなぁ?」という部分もあるにはあるけれど)。

まず、関わっている人が豪華です。
たとえば、
浅田次郎さん、黒鉄ヒロシさん、立川談志さん、夏八木勲さん、渡辺多恵子さん、江原啓之さん!!
こんな錚々たるメンバーが出て来るのに、地方資料コーナーだけに埋もれさせていていいんだろうか、某図書館。

浅田さんは、一生懸命小説を書いているうちに、その人間と本当に会ったような気がしてくるんだそうです。会って、一緒に暮らしていたような気にすらなっちゃうそうで、「だから、あれだけ見て来たようなリアルな描写が出来るんだなぁ」と思いました。

立川談志さんは、斎藤さんが好きだそうです。一気に親近感がわいちゃいました(笑)。
あと、「池田屋事件後に永倉新八にヒーローインタビューしたら、こんな感じ」というのを喋っていて、「それ、落語で見たい!!」と思いました。

驚いたのは江原啓之さんの項。
オダギリジョーさんや、三谷幸喜さん、山本耕史さんがゲストの際の『オーラの泉』を見ながら、「新選組の事話して〜」とどれだけ切望したか。結局、そういう話は聞けたためしが無かったのですが、こんな本の中で語っていたとは!!
しかし、喜んだのも束の間、江原さんに与えられている頁が少な過ぎ(涙)。これは売れっ子の江原さんが忙しくて、時間を割けなかったという事なのか、あるいは編集者側のねらいなのか???

で、こういった有名人以外の話でも興味深い話がたくさん。
たとえば、沖田総司の姉ミツのひ孫である沖田哲也氏(明治大学名誉教授だそうです!!)のお話。

それから、現在天然理心流を学んでいらっしゃる人の話も印象的でした。
この方の師のそのまた師が永倉から教わった事もある人だそうで、「新選組実戦抜刀術」なんてものが伝わっているそうなんです。天然理心流とはまた別のもので、新選組の市中巡察任務における集団戦法で、土方が編み出したものだそうです。正確に伝わっているのかは、甚だ疑問ですが、なんかそういう物が残っているというだけでドキドキしました。

あと、池田屋惣兵衛のやしゃごの方の話とか。
なんと、現在新選組ファンだそうです。
「ご先祖様は、新選組のせいで嫌な思いをしただろうに……許してくれたのね」と、ちょっとじーんとしてしまいました。
惣兵衛の奥さんは「もう旅館営業関係はするな」と子孫に言い残したんだそうです。それなのに、現在ホテル関係で働いてる親戚が何人もいるとか。

……と、興味深い話がたくさんありました。
ね、読んでみたくなったでしょう(笑)。
お勧めです。

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コメント

すっごく読んでみたくなりました。

江原さんのももちろんですが、特に、沖田哲也氏とか池田屋のやしゃごさんの話とか、読んでみたいですね。
それから、土方さんが編み出した「抜刀術」もどんなのか知りたい〜

投稿: あさぎ | 2006.08.28 11:42

あさぎさん
土方さんの編み出した「抜刀術」の記載は、「え、それって、抜刀術っていうの?」というような感じでしたし、おそらくあさぎさんなら御存知の簡単な事しか書いてなかったのですが、天然理心流を日々練習している人の言葉であるというのが感慨深かったです♪

池田屋のやしゃごさんの話もちょっぴりでした。
もうちょっと読みたかったなぁ。

あまり期待させてしまうのは良くないのかも知れませんね。
なので、買うのではなく、「図書館などにありましたらぜひ」という感じで、よろしく。

投稿: YAGI節 | 2006.08.28 18:07

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