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2006.10.02

関西旅行2006秋2

関西旅行、2日目です。

この日の午前中は新選組関連の地を巡りました(これは別記事で)。

お昼を食べた後は、西院駅近くの阪急レンタサイクルへ。
ここは一日たったの300円で自転車を貸してくれます。っていうか、朝10:00迄だったら翌朝返却でも追加料金無しだそうです。去年の秋に借りた別の所は1000円だったから、大違いです。今春初めて利用させて貰ったのですが、値段は安いのに整備はしっかりされていて、乗り心地もこちらの方が良かったので、すっかり気に入り、また利用することにしました。お洒落な自転車はありませんが、私の場合、走り易いママチャリでOKなので問題無し。

もっとも、借りる直前まで迷いました。
前日からの雨が上がっていなかったのです。霧雨程度でしたが降っていました。雨中の自転車運転って嫌なんですよね〜。天気予報では「昼から晴れる」との事だったので、それを信じつつ「雨が止みますように」と祈りながら借りました。幸い、すぐ止みました。最近の天気予報は当たるなぁ♪

そして向かったのは庭園見学の予約を入れていた西芳寺(苔寺)。
いや、気分は「庭園見学」なのですが、ここは「庭園見学だけ」というのは受け付けてくれません。
前もって往復葉書で申し込み、宗教行事に参加しなければいけないのです。去年は往復葉書を出そうと思って問い合わせた時点で「もう一杯です」と断られました。

今回の「宗教行事」は、「読経→写経(併せて願い事を書く)」という感じでしたが、今ちょっとネットで調べてみたら「写経が無かった」とか、「護摩木に願い事を書いた」など色々なパターンがあるようでした。時期によって違うのかな? 時間帯も季節によって異なるのかも知れません。今回は午後1時からでした。

「西芳寺の見学と飛行機にだけは遅れるな!!」
というのが、今回の最大の目標だったのですが、自転車での所要時間がイマイチ読めず、余裕をもって行ったつもりが、ギリギリになってしまいました。門前に到着したのは3分前。受付を済ませて本堂に着席したのはジャスト位だったかも(汗)。

途中で会ったおじさまに場所を尋ねたら「私も今から西芳寺に行くんです」と言われました。「13:00からの見学ですか?」と尋ねると、そうだとおっしゃる。ここで「じゃあ、ご一緒に」というのが大人のマナーかとも思ったのですが、そのおじさまは置いて思い切り自転車を飛ばしてしまった薄情な私でした、スミマセン。自転車の私がギリギリなので、歩きのおじさまは確実に遅刻だと思うのですが、その後、姿を見なかったんですよねぇ……諦めちゃったんだろうか?

Kan2b読経は意外と楽しかったです。
お葬式や法事の読経は気が滅入る感じなのですが、今回は庭園見学が待ってますからね〜。ワクワクしちゃいました。
皆さん、声を出して読んでいましたが、読み慣れていない私は間違えて恥をかくのもイヤなので口パクにしておきました(でも懸命に読みました!!)。
右の写真、クリックすると大きくなります。これを皆で読みました。

そして、写経。
紙にうっすら文字が印刷されているので、その上をなぞります。小学生時代にやった「かきかた」の授業みたいな感じです。ただ、筆だと難しい!! なぞっているのに、美しく書けないのですよ。おかしいなぁ。あと、薄かったので途中で墨をすったりしたのですが、濃さにムラが出来ました(爆)。思わず霊前歴史館で見た島田魁(新選組)の日記を思い出してしまいました。楷書で実にきれいに書いてあったっけ。改めて「島田さん、スゴイなぁ」と思っちゃいました。巨体で無茶苦茶細かい字を書いていた筆まめな島田さん……。字を書くのが好きだったのかも。あ、西本願寺の守衛時代、写経とかやってたかも!!(笑)

最初は「あ〜、面倒臭い」なんて思っていた写経ですが、やってるうちにこちらもちょっと楽しくなってきました。
ただ、あっという間に足が痺れたのには参った!! 早々と足をくずした情けない格好になってしまいました。遅く行ったおかげで最後尾だったのが不幸中の幸いか。

写経を終えた後は、いざ庭へ。
さすがに素敵な庭でした。
「写経が終わった人から庭へ出る」というしくみは良いかも。一斉に出ちゃったら混雑して大変でしょうが、写経のスピードは人によって異なるので、上手い具合にばらけ、しかも私は最後の方なので(汗)、静かに見る事が出来ました。

Kan3 Kan4

庭を一周した後に、ある事を忘れていた事に気付き「しまった!!」と、もう一周しました。ある事とは、BGMを聴く事です。iPodの電源を入れ、デヴィッド・ボウイの"Moss Garden"をリピート再生させました。これを聴きながら苔の庭を歩きたかったんです!! いや〜、さすがにベストマッチでしたよっ(感激)。

この"Moss Garden"という曲は、この庭からインスピレーションを得て作った曲だといわれているのです。
聴きながら歩いていたら、なんだか別世界に迷い込んだような気分になっちゃいました。
が、そんな気分を打ち壊すように工事の音が(泣)。一気に現実に引き戻されちゃったのが残念でした。「アンバランスだよなぁ」と思ったのですが、帰宅してからこの曲は「苔寺の上を飛行機が飛んでいる」といったイメージだった事を知りました。なんだ、アンバランスな曲なんですね(爆)。工事音でも飛行機音でも似たようなもんか(?)。

Kan5 Kan6

ちなみに、拝観料ならぬ参拝冥加料が3000円。
この金額、どう思います?
貧乏な私は、旅行前につい友人に「三千円なんて、高いよね〜」なんて言ってしまったのですが、「でも、見せていただくんだし」とたしなめられました。
「しかも写経させられるんだよ」と言っちゃったら「写経させていただくんだってば」だって。
その友人はお寺のお嬢さんなのでそういう事を言うのかと思い、別の知り合いにも「三千円も出さなきゃいけないんですぅ」と言ってみたら、「確かに安いとは思わないけれど、見せて頂くんだものねぇ」と言われました。そっか……。
この2人のおかげで吹っ切れて、気持ち良く3000円払えました。もう「高い」なんて言いません!! それに、生まれて初めての写経体験って、良い思い出になりそうです。

Kan7 Kan8 Kan9

左の写真は岩倉具視の碑。ここにいた事があったそうです。

西芳寺の後は、渡月橋へ。
意味はないし、むしゃくしゃもしていませんが(オリエンタルラジオ風)、なんだか自転車で渡月橋を渡ってみたくなったのです。
一瞬道に迷いかけたので、桂川を見つけた時は嬉しかったなぁ。

「この川は……あぁ、良かった桂川だ、間違いない。桂だ♪ ヅラじゃないカツラだ」

などと、思わず『銀魂』の桂の名言を思い浮かべ、近くに人がいない事を良い事に、

♪カツラがナイ〜(正しくは"Cuts Like a knife")

などとブライアン・アダムスの名曲(私のボウイ・サイト"Cuts Like a Bowie"はこの曲のもじりです。ボウイという名前のナイフがある事を意識してます)を口ずさみながら自転車を飛ばしました。
桂川脇の細い道がサイクリングに丁度良い感じになっています。右を見ると自動車だらけなのですが、左を見ると川と山。左だけを見ると気分爽快です。そして山と渡月橋が段々迫ってくる様は感動的です。
「京都サイコー! 自転車サイコー!!」と叫びたくなっちゃった。

Kan10 Kan11

その後は、西本願寺→壬生経由で西院に戻り、自転車を返却し、壬生で買ったお土産などの荷物をホテルへ置いて祇園へ。

Kan12夕方の祇園というのは、なんともいえない華やいだ(それでいて落ち着いた)雰囲気がありますね。やわらかい暖色の光が灯されて「ここは京都なんだなぁ」という事をしみじみ感じる一時。
『一力』の前に黒塗りのハイヤーが停まっていて、外国人が降りてきました。VIP? 中からお店の人が迎えに出て来たので思わずのれんの隙間を覗いてしまった私でした。あぁ、今でも営業してるんですね(当たり前か)。私も入ってみたい〜。

おっと、祇園には散策に来たわけではありません。ギオンコーナーのショーを見に来たのです。『一力』ウォッチングは切り上げて(いや、見てたのは一瞬だけですが)、ギオンコーナーに行きました。
ギオンコーナーには列が出来ていましたが、ホテルの人に確認して「今から行っても大丈夫」と教えて頂いていたので、安心して並びました。案の定、余裕で席は取れました♪
茶道・琴・華道・雅楽・狂言・京舞・文楽のさわりを披露してくれるというショーです。

Kan13茶道は私の席からは全く見れませんでしたが、別にお茶をたてている所を見たいとは思わないので、気にせずぼーっと座ってました(^^;)。
外国人の方は立ち上がって見てました。うん、これは外国人向けでしょう。初めて見たら、「珍しい事やってんなぁ」と興味深く見れるだろうし。

Kan14狂言は『棒しばり』という演目をやったのですが、これは歌舞伎で見た事があります。しかも中村勘三郎さん(当時勘九郎)と板東三津五郎さん(当時八十助)という豪華キャストの物を見てしまっているので、今回はあまり感動がありませんでした……。あと、髪型。地毛というのに違和感が……。

そして、私のお目当て京舞。
春に「都をどり」を見逃して悔しい思いをしたのでリベンジのつもりでしたが、きっと全然違うのでしょうね。
でも舞妓さんの踊りが見られて嬉しかったです。写真撮影OKとの事だったので撮りまくりましたが、動いているので難しい〜。

びっくりしたのが文楽。
これは面白かった!! 今回初めて見たのですけど、ちゃんと見てみたいと思いました。
『八百屋お七』のハイライトでしたが、お七が髪を振り乱して半鐘を打ちに火の見櫓を登って行くシーンはもう目が釘付け。動きが妙にリアルです。日本人って凄いっ!!

Kan15 Kan16

以上、京都を堪能した1日でした。

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コメント

おおっ苔寺に行かれたのですね。
そして「Moss garden」…私もいつか行きたいな〜と思ってマス。
でもいつも旅行は突発的に思いつくからいつになることやら(^^;

投稿: ゆず | 2006.10.05 21:04

ゆずさん
はいっ、ようやく行きましたっ、行けましたっ!!
京都は苔寺のみならず、予約しないと入れない所も多いので、計画立てなきゃですね〜。計画練るのは楽しくて好きなのですが、
「明日は天気が良さそうだから行ってみよう」とか、
「今紅葉が見頃みたいだから行っちゃおう」なんて、
突発的な事もやってみたいです。

投稿: YAGI節 | 2006.10.08 18:26

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