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2006.10.02

新選組の足跡(洛南)

関西旅行二日目の午前中はこんな所に行きました。
◆勧進橋
Ra1 Ra2

司馬遼太郎さんの『新選組血風録』に、『鴨川銭取橋』という話があります。その舞台となった橋。現在は勧進橋という名前に変わっています。
これは斎藤さんが武田観柳斎を斬った話ですが、実際どうなんでしょうね〜。西村兼文さんの『新撰組始末記』でも斎藤さんが斬った事になっているらしいですが、大河ドラマでは武田を斬ったのは大石になっていたし、武田が斬られた時期に斎藤さんは既に御陵衛士になっていたというので、私は斎藤さんが斬ったという説は信じていないのですが、気になる橋ではあったので行ってみました。

長州軍の入京に備えて、この橋の下に新選組が布陣をしいた事もあるとか。その時の模様を描いた絵(銭取橋も描かれている)が鶴ヶ城に現在も所蔵されているそうです。

ちなみに、武田が斬られたのは竹田橋という説もあるそうです。

◆墨染 Ra3
最初は藤森神社から墨染まで歩こうと計画していたのですが、時間が無くなってしまって電車を使いました(パスもあるし)。墨染の辺りではずっと車窓を見てました、「近藤勇が撃たれたのはどの辺かなぁ?」と思いながら。正確な位置はわかっていないんですよね?

今、PSXの電源入れました。
『新選組!』第45話を確認しながら書きたくなったもので。

それでは45話をプレイバック!!
鳥羽・伏見の戦い直前のシーンです。

永倉「この伏見奉行所の北側は高台になっていてそこに御香宮という神社がございます。そこから奉行所は丸見え、つまりそこを敵に奪われますと我々は非常に不利になる(と地図を差し)、敵より先に御香宮に兵を置くことが肝要と存じます」
陸軍奉行「何の話をしておる」
永倉「ですから、戦になった時の為にここに兵を…」
陸軍奉行「戦にはならん!!(略)」
土方「万が一という場合がございます。ここは御香宮に陣をはるべきです」
陸軍奉行「(略)これ以上の軍議は無用である!……新選組は血の気が多くて困るわ(舌打ち)」
永倉・土方「……(憮然)」


こんなやり取りがあった後、結局戦になってしまい、薩摩がここを屯所にしてしまうんですよね〜(涙)。

再び45話をプレイ!!
永倉「(薩摩の銃撃をよけながら)やはり御香宮を薩摩に取られたのはまずかったな」
原田「上からバンバン撃ってきやがる」
(略)
土方「何やってる?」
原田「ちょっくら暴れてくっからよ」
井上「余計な事を!」
永倉「新選組の底力見せてやる」
原田「すぐ戻ってくっから」
井上「いい加減にしないか!」
永倉「斎藤、力貸せ」
斎藤「(ニヤリと嬉しそうに笑い頷く)」
原田「行くぞ、尾関」
尾関「おう!!(隊旗を持って立ち上がり駆け出す、後に続く永倉達)」

一同御香宮に向かうも、あっという間に逃げ帰って来て、永倉は島田に塀から引っ張り上げられるという印象的なシーンがありました。

という事で、

◆御香宮神社Ra4
洛南随一の大祭といわれる神幸祭の期間中で、境内には屋台がたくさん出てました。といっても私が訪れたのは朝だったので、営業はしてませんでした。でも屋台のせいで、伏見の戦いの碑とか探せなかったよ〜(>_<)。

ここは水が有名なのでいただきたかったのですが、並んでいた為断念。いや、早い時間だったので3人位しかいなかったんですけどね、ペットボトル何本も用意して採取したりしてるんで待ってられませんでした。予定が詰まっていたのでゆっくりしてられなかったのですが…。
「新選組ファンに飲ませる水はねえ!!」(次長課長風)って事だったりして(爆)。

◆伏見奉行所跡
Ra5 Ra6
跡地には碑が建っているだけでした。
写真で見ると背後の壁がちょっと雰囲気あるように見えるかもしれませんが、この壁、実はちゃちな物なんです〜。

◆寺田屋
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昨秋の京都旅行時、雨に降られて大幅な予定変更を余儀なくされましたが、その時一番悔やまれたのが寺田屋に行けなかった事でした。また雨に降られましたが(去年から数えて4回目の京都旅行ですが、毎回降られているよ…)、今回はちゃんと行きました。

Ra9 Ra10
写真撮影の可否を尋ねた所、「他の見学者の迷惑にならない程度なら」と言われましたが天気が悪かったせいか見学者は私一人でした(^^;)。
ここは伏見観光のメッカだと思っていたんだけど、まだシーズンオフって感じなんでしょうか。少し遅れてカップルが一組来ましたが、ゆっくりじっくり見られました。


左のお風呂に入っていたおりょうさんが、裸のままこんな階段を駆け上って、龍馬に危険を報せたのですね〜。

Ra11 Ra12
大河ドラマの『寺田屋大騒動』は面白かったなぁ。三谷ワールド全開って感じで(^^)。印象に残っている回です♪

Ra13_2 Ra14

◆古高俊太郎邸(桝屋)跡地
Ra15古高俊太郎邸の跡地は『志る幸』という和食屋になっているという事で、ここで食事をする事も目標でした。前回来た時は定休日で、表の写真だけ撮って帰ったのですが、今回ようやく夢が叶いました。ただ……今読んでいる森村誠一さんの『新選組』に「桝屋があったのは『志る幸』の向かい」って書いてあるんですけど〜。そうなんですか? どうなんですか??
いいよ、『志る幸』の評判の利休弁当食べたから満足するよ。
で、噂のお味噌汁は、飲んだ事のない味でした。なんか甘いんです。味が薄いという事ではなくて、独特の甘みがありました。
利休弁当ばかりを意識していたのですが、もっと安価な物もありました。あと単品で頼むと味噌汁の具が選べるようなので、今度機会があれば単品にしてみようと思います。

トイレもチェックしてきましたが、本当に畳敷きでした。ビックリした〜。あまりの驚きで、使う事が出来ませんでした(笑)。

その後、西芳寺や嵐山に行った事は別記事に書いた通りです。その後は……

◆西本願寺Ra16
ここは修学旅行で見学しましたが、今春も太鼓楼が見たくて行っちゃいました。が、その時は、もう門が閉まってました。「どうせ、太鼓楼の中は見られないんだから門の外からだけでもいいや」と思ったのですが、やはり近くから見たくなっちゃって、また行っちゃいました(^^;)。
春も写真載せましたが、敷地内に入ったという事で、今回別アングルからの写真を載せてみますね。
「ああ、ここを斎藤さんは…」なんて思いつつ、またすり寄っていたら、隙間から中がちょっぴり見えました!! なんか物置きみたいになってました。中で女性が一人働いてました。あぁ、お手伝いしたい(爆)。あと古そうな階段が見えましたっ!!…って、覗き見して、すみません。でも柵をよじ登ったとか、そういう事では全くないんですよ〜。ホントに近づけちゃって、中がかすかに見えちゃったんですって(汗)。

Ra17そして帰りはお土産を買いに八木邸へ。
もう、ここ(京都鶴屋「鶴壽庵」)の小豆を使ったお菓子がホント気に入っちゃって。自転車があれば行かずにはいられないのですよ。
一番好きなのはやはり屯所餅。
そして前回潰してしまった最中も今度はつぶさないよう箱入りで購入。
あと、隣りの店にあったカプセル自動販売機で幕末新選組ストラップというのを買ってみました。出て来たのは沖田でした。『幕末恋華新選組』でも最初に攻略したのは沖田だったし、沖田と縁があるのかな〜。あ、この自販機には斎藤さんの物はないので、沖田でもOKです(「でも」って失礼か)。

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