« 京都旅行2007春 | トップページ | 新選組の足跡(大阪リベンジ編) »

2007.05.01

エリザベート(ウィーン版)

ここで書いた通り『エリザベート』観て来ました♪
cast……とウキウキと書き始めたい所ですが、実はショッキングな出来事がありました。
キャスト表を見て愕然。なんと、主役のエリザベート役がファーストではなかったのです。キャストは当日の発表で、誰が出るかは直前までわからないようになっていたのですが、8割の確率でファースト(=マヤ・ハクフォートさん)だとどこかのサイトに書いてあったので、ハズレるとは想像してませんでした。あぁ、東京からわざわざ行ったのにぃ。
前もって発表してくれる東宝さんは偉いと、しみじみ思う今日この頃…。
まぁ、主役以外はファーストだったから良しとしよう。うん。ううう。(左の写真クリックすると大きくなります)

という事で、テンションやや落ち気味だったのですが、1曲目を聞いて復活しました。ちょっとゾクゾクっとしました。期待してなかったのに(失礼)、この日のエリザベート役ルート・クラウスさんも凄くキレイな声なのです。さすが音楽の都ウィーンは、一味違うのか?

umeda2ただ、ウィーン版のエリザベート役にはあまり魅力を感じませんでした。 これは、「ルートさんだから」という事ではなくて、脚本や演出のせいだと思います。ウィーン版ではエリザベートのせいで辛い思いをしている人が、よりクローズアップされていたような気がします。皇太子や皇帝が、気の毒に思えてならなかった……。ウィーン版ではエリザベートのエゴイストぶりが際立つのです。

笑っちゃったのは、トート。
実は、私、東宝版の内野聖陽さんのトートを観た時も笑っちゃったんですけどね。
あ、トートというのは決して三枚目ではありません。死の帝王です。
どちらのトートもあまりにアヤしくて笑ってしまうのです。
内野版トートは「妖しく」、ウィーン版のトート(=マテ・カマラスさん)は「怪しい」という感じかな。
私は内野さんのトートが好きで、「あのトートに勝てる人はそうそういないだろう」と思っていたのですが、マテ版トートと内野版トートはそれぞれ違った魅力があって、甲乙付け難いです。あれ同じ役ですか?(笑)
「死」のイメージに近いのは内野トートです。ウィーン・トートは元気溌剌で健康そう。跳ね橋の上を走り回り、手すり(?)で弾みをつける様はプロレスラーを連想させなくもない(^^;)。時々うなるし、野性味満点で、東宝版を見た後だと違和感をおぼえるのですが、歌い方がロックっぽくてしびれました〜。声もちょっと独特。内野さんのトートもクセになりましたが、マテさんのトートも後を引きます。

レプリークBis 一冊まるごとエリザベートキャスト表では2番目に書かれているルキーニは……
重要な役ではあるんですが、今回はあまり印象に残りませんでした。インパクトは東宝版の高嶋正宏さんの方が強いかな。なんか高嶋さんのルキーニって、バタ臭い(死語?)というか、外国人以上に外国人っぽく見えたような……それってステレオタイプ?

振り返ってみると……
私は『エリザベート』の話自体はそれ程好きではないかも知れません。
でも、音楽とか雰囲気とかトート(笑)とかが好きみたいです。
そしてウィーン版はセットや仕掛けがまた良かったなぁ。

今も私の頭の中では『エリザベート』の美しい曲の数々が鳴っていて、しばらく他の曲は聴きたくない感じ。余韻に浸っていたい気分です。

しかし……マヤさんのエリザベートがやっぱり気になる〜(^^;;;;)。

と、『エリザベート』の感想は以上ですが、最後に梅田の印象を。

梅田は最低でも3回以上は通っている筈ですが、今迄は「乗換駅」としての利用しかしていませんでした。今回駅から梅田芸術劇場まで歩いて、その地下街の充実ぶりに驚かされました。歩いても歩いてもどこまでも店が連なってるんだもん。恐るべし。 今ウィキペディアで調べてみたのですが、「地下街の総面積は世界一とも言われている」との記載がありました。凄〜い。

umeda1ところで、
梅田芸術劇場って「阪急梅田駅から徒歩3分」って書いてありましたが、とても3分では辿りつけませんでした。どこまでも続くと思われる地下街を歩いても歩いても劇場なんて現れない……。

これは地下街の通路のせいで私が遠回りしていたのか(地上から行けばすぐ近くなのに地下に潜ってしまったばっかりにやたら時間がかかってしまったというのは東京でもよくやるミス)、あるいは本当に遠いのか、気になる所です。今、徒歩3分の記載をよく確認してみたら、「梅田駅茶屋町口より徒歩3分」って書いてありました。この「茶屋町口」っていうのが、改札から無茶苦茶離れているのだとしたら、この表記はどうかと思うのですが、地元の人だったら下車してから何分で劇場まで着くのかな? ちなみに、方向感覚抜群の友人も3分ではダメで、というか、途中で迷って人に聞いたそうです。あまりにわかりづらいので、別行動を取った私が辿り着けないのではないかと心配していたそうです(^^;)。

umeda3umeda4

劇場前の夜景。
緑のイルミネーションって、東京ではあまり見ないです。キレイでした〜。

|

« 京都旅行2007春 | トップページ | 新選組の足跡(大阪リベンジ編) »

コメント

梅田の地下街は広いです!
南海地震が起こると高波による水難で地下街は大惨事になるそうです。こわー。
そうそう、茶屋町出口にも改札はありますよ〜先日数年ぶりに梅田へ行ったらさすがに迷いましたむやみやたらと増殖してるかんじでした。ちょっと前までは古い民家がたくさんあって、ビル群とのコントラストの楽しい街だったのになァ。

投稿: ヒロ | 2007.05.02 03:56

へえ〜〜梅田の地下街の総面積って世界一なんですか〜?
全然知りませんでした。ホント、灯台元暗し、ですね(苦笑)
↑でヒロさんが書かれているように、どんどん変わって行きますからね〜
私も梅田の地下街で迷う事は何度も有りまして、そんな時は、地上に出る事にしてます。
で、ビル郡を見る。そして「あ、あそこが阪急か、という事は、、、」ってな具合ですね。
以前、梅田芸術劇場に行った時は、一緒に行った友人が前もってルートを調べておいてくれたのでスッと行けたんですが、私ひとりじゃ、大変だったかも〜?

それはさておき「エリザベート」、楽しまれたようで、良かったですね。

投稿: あさぎ | 2007.05.02 10:50

ヒロさん
そうか、大阪の方でも迷うのですね。
もっとも、自分、東京でも迷いまくりですけどね(汗)。

茶屋町出口にも改札があるという事は、ちゃんとした所に乗ればスムーズに行けるという事なのですね〜。……ホームから改札までが遠いという事はないですか?(^_^;)

あさぎさん
「世界一とも言われている」との事なので、「とも」の部分が気になる感じではありますが、最大級である事は間違いなさそうですよね。

実は地上に出てからの方が迷いました。地下では「広いなぁ」と思いつつも「茶屋町」と書かれた方角に向かって進んでいたのですが、指示に従って地上に出たら…???
なんか写真で見たようなビルが見えたので、突進してみたら「センタービル」って書いてありました(爆)。私の記憶力って……

投稿: YAGI節 | 2007.05.02 17:19

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: エリザベート(ウィーン版):

« 京都旅行2007春 | トップページ | 新選組の足跡(大阪リベンジ編) »