眉山には土方

映画『眉山』を見てきました。

『東京タワー』を見たばかりなので、「また母親が死ぬヤツか〜」てな感じであまり気が進まなかったのですが、母に誘われて、しぶしぶ(^^;)。

母は『精霊流し』を映画かドラマで見て以来、さだまさしさんの書く話が好きになったようです。
そして、私は昔さだまさしさんの事が大好きだったのに、今では「しぶしぶ」とか言っている……。皮肉なものです。

以下、ネタバレあります。

主人公は松島菜々子さん。
「父親は死んだ」と言われて育つのですが、実は生きている事を知ります。
「どんなお父さんなんだろう」と興味津々で見守る私。
最初は若かりし頃の映像しか出ず、「今はどうなっているんだろう？」と想像力をかきたてられました。母親役の宮本信子さんが粋なので、「あんな人が愛した相手なら、余程ステキな人なのか？　それとも昔はステキでも今は年取っちゃって、冴えないおじいちゃんかも？　どんな役者さんが演じるんだろう？」などと色々考えました。
そして、その現在の父親役の人の声を一言聴いた時、「あれ、まさか土方さん？」と思いました。そして当たってしまいました。『壬生の恋歌』で土方役を演じていた夏八木勲さんだったのです。
この方、昔は全く興味無かったのに、『壬生の恋歌』の再放送見て以来、ちょっぴり気になる人になってしまいました。しかし、声だけでわかったのには我ながらビックリ。

さらにビックリしたのが、これ、今度テレビドラマ化されるそうですが、同じ役を山本耕史さんがやるというではありませんか!!　とことん、土方さんだぁ〜（笑）。