新選組 池田屋の血闘
あぁ、明日の『ヘキサゴン』が楽しみでどうにかなりそうです〜。
思わず27時間テレビ見ちゃってます、香取さんはまだ悟空モード。近藤モードになるのはまだまだ先なのに。あ、木村拓哉さんの「カーカー」って面白すぎる(爆)。
さて、近藤といえば……
近藤勇が主役のドラマ『新選組 池田屋の血闘』を見ました。
昨年の大晦日にケーブルテレビで放送されていた物を録画したきり、なんと半年も経っちゃいました。
といっても最初に放送されたのは、1992年。今から15年も前の作品なのですね。
主役は里見浩太朗さん。
さすがに凛々しい。そして品の良い近藤でした。「自分は所詮百姓だから」というようなセリフがあるのですが、とてもそうは見えません(^^;)。
新選組に興味が無かった頃の私は、「近藤勇」というと「貫禄のある中年」というイメージを持っていました。ベテランの一流俳優、それこそ里見浩太朗さんクラスの人がやる役だと思っていました。だから、香取さんが近藤役をやると知った時は「役不足では?」と思ったのですが、香取さんの近藤を見てしまったり、実際近藤が33歳で亡くなった事を知った今では、逆に56歳(当時)の里見さんに違和感を覚えるから妙なものです。
でも、里見さんのクリーンな近藤、良かったです♪
気になる斎藤一さんは……出ませんでした。いいです、そういうの慣れてます(涙)。
沖田総司役は、野村宏伸さん。
「沖田はヒラメ顔だった」という事を知る以前の私の中の沖田のイメージにピッタリでした。いや、ヒラメ顔って、いまだによくわかんないんですけどね(^^;)。
野村さん、子供達と遊ぶシーン似合いすぎ。少年のような沖田でした。
土方歳三役は、地井武男さん。
これはどうなんだ? 写真の残っていない沖田と違って、土方が二枚目だった事はもう間違いのない事実なんですけど、地井さんって二枚目俳優というよりは個性派俳優というイメージが……。最近三の線入ってるし。
目張りでも入れているのか(?)、目はキリッとしていて、凛々しいといえば、凛々しいのですが……なんか個人的にはピンときませんでした。
特筆したいのは永倉新八役の京本政樹さん。
殺陣が素晴らしかったです。
私、必殺シリーズは見ていなかったので、京本さんの殺陣って『里見八犬伝』位しか見た事なかったんですよね(汗)。
今回久々に見た京本さんの殺陣には見とれました。
専門的な事はよくわからないのですが、ホントに強そうに見える。スピード感があって、細いのに迫力ある。京本さんって時代劇にこだわっているという話を聞いた事あるんですが、頷けました。
実は、このドラマの永倉、前半は全く魅力ありません。
「手を出すな」と言われていたのに、空回って(?)内山彦次郎を斬って新選組の立場を悪くして、責任取って切腹するとか言い出す始末(この辺、ドラマのオリジナルっぽいですね)。それを「ここで死ぬのは犬死に、俺にその命を預けろ、死ぬ時は一緒だ」と近藤に止められるのです。
そんな、大河の永倉とは違って、考えなしの京本さんの永倉ですが(^^;)、池田屋では大活躍!! カッコ良かったです。
面白かったのは長州の間者役の船越栄一郎さん。
間者である事がバレる直前・直後の変わりようが極端。ファーストシーンは人が良さそうな気の弱そうな感じで間者にはとても見えません。しかし正体がバレたと観念した時に「フハハハハッ!」と不敵に憎々しく笑い出すのです。その様に爆笑。2時間ドラマの帝王は小心者役も悪役もどちらもいけますね〜。
島原や祇園の女性は出てきませんが、近藤が斬った敵の妻の役で黒木瞳さんが出てました。今も昔もきれいだ〜。松原忠司の話と似てました。最初は近藤を憎む黒木さんですが、近藤の誠実な人柄に徐々に魅かれ、(松原のように恋仲にはならないまでも)重要な情報を教えてくれるという役所でした。
でも私にとっての一番の見所は、やっぱり京本さんの殺陣かな〜。
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