« 眉山には土方 | トップページ | 幕末の志士とお座敷の魅力 »

2007.07.16

さおだけ屋はなぜ潰れないのか

車内吊の『食い逃げされてもバイトは雇うな』の広告を見て「面白いタイトルだなぁ」と興味を魅かれ、図書館をチェックしてみたら、やはりというべきか、貸出中でした。予約たくさん入っています。仕方ないので、同じ作者のこれまたベストセラーの『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』を読んでみました。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学これも面白いタイトルですよね〜。理由を知ってみれば「な〜んだ」という感じなんですが、こういう事に目を付けるのが面白いです。
そういえば、以前オリエンタルラジオの番組で「殆ど客の来ない印鑑屋が潰れない理由」とか「全く繁盛しているように見えない個人の自転車屋が潰れない理由」なんていうのをやっていて、思わず見てしまったんですが、こういうのもきっと、この本のヒットを受けて生まれた企画なんでしょうね。

「とにかく易しい会計本」というのを目指したそうですが、ホント読みやすいです。字も大きめで、あっという間に読めます。こんなに時間かからずに読めた新書は初めてかも。
「会計学」といっても、勉強という感じが全くしません。いや、勉強するつもりで読んだわけでは全くないのですけど(笑)。雑学本みたいな感じ?
いや、雑学本といっても「すごいトリビア!!」という感じでもなく、コロンブスの卵的な事が多いです。何かを知ったというよりも、「ちょっと物の見方を変えてみたら面白いよ」という事を教わったという感じでしょうか。当たり前のそれ程面白くない事を、角度を変えてうまい具合に面白く書いているというか。

この本を読んで「会計学って面白いなぁ」と思う事はなかったのですが、なんかタイトルの付け方や読み手への気配りに感心しました。ブログの書き方のお手本にしたいような感じです(って、捉え方がおかしいかな?)。
また落ち着いた頃に『食い逃げ…』も読んじゃうかも。

|

« 眉山には土方 | トップページ | 幕末の志士とお座敷の魅力 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: さおだけ屋はなぜ潰れないのか:

« 眉山には土方 | トップページ | 幕末の志士とお座敷の魅力 »