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2007.08.28

深夜俺はテレビを観ていた

タイトルに「俺」とか付けちゃいましたが、宝塚を気取っているわけではなくて(^^;)、
『人として軸がぶれている』という歌から取ってみました。
アニメ『さよなら絶望先生』のオープニング曲です。


このアニメ、わけあって、毎週観ています。

前回は「影の薄い人」がテーマでした。
「近くに目立つ人がいると、凄い人でも影が薄くなってしまう」なんて事を言っていました。
たとえば、「キュリー夫人が目立ち過ぎるから、キュリーさんの夫や子供が目立たない」とか。彼らもノーベル賞受賞していて凄い人なのに、キュリー夫人の影に隠れてるんだそうです。なるほど。
続いて、

「新選組では近藤・土方・沖田が目立ち過ぎるから……」

なんて、言い出すではないですか。思わず身を乗り出してしまいましたよ。
さぁ、どう続くと思いますか?

「斎藤一が目立たない」

かと思ったんですけどね〜。

「一番強い吉村貫一郎が目立たない」

でした。がくっ。
「一番強い」っていうのは……(以下自粛)。
ま、吉村貫一郎は浅田次郎さんのせいで充分陽の目を見たから良いとして、あとは斎藤一主役のドラマも作って下さい〜(^^;)。

さて、『絶望先生』のオープニング曲の話に戻りますが、
歌っているのは、「大槻ケンヂと絶望少女達」です。わ〜。

オーケンののほほん日記私、大槻ケンヂさんの書くエッセイが好きです。
新潮社の「のほほん」シリーズとか結構読んでた気がします(最近読んでないけど)。
「筋肉少女隊」では、ちょっと怖くて近寄り難い感じの大槻さん(やや苦手)が、本の中ではとても素敵なのです。なんだかほんわかしていて、そう、「のほほん」としている。うん、私はおおらかな人が好きなんだろうなぁ。

あ、私の事を知ってる人から、すごいツッコミが入りそうな予感。
「斎藤一はちっとも、のほほんとしてないじゃん」とか(左右田さんの斎藤は「のほほん」な気も)
「デヴィッド・ボウイは神経質そうじゃん」とか。
自分でも矛盾しているような気がしますが……、

しかし、筋少で「踊るダメ人間」とか歌ってる人と、心和むのほほんとした文章を書く人が同じ人なわけで、「神経質」と「のほほん」は表裏一体なのかと思ってみたりします(こじつけ)。

そんな、好きなのか、キライなのかわからない、気になる大槻さんの新曲が、『絶望先生』のオープニング曲なのです。……アニメと相性ピッタリかも。

相変わらず、何とも言えない歌詞です(人として軸がぶれているの歌詞)。自虐的です。

こういうの、ダメじゃない大槻さんが歌ってるから成り立つのかな?
ホントにダメな人が歌ってたら、悲しくてやり切れない。
そういえば、先日、イエロー・モンキーの"Honaloochie Boogie"(オリジナルはモット・ザ・フープルでそちらも大好きですが、吉井和哉さんの色出まくりの日本語詞がまたすごく好き)を聴いてて、なんかじーんとしてしまったのですが、これもダメな若者の歌で、それを売れた後の吉井さんが歌うのが好きです。「よくぞ、あのダメ人間がここ迄立派になって」と感慨深くなってしまうというか。
いや、実際の吉井さんはきっと、そんなにダメじゃなかったと思いますけどね。

なんか話それて、記事として軸がぶれまくっているような気がしますが……

サントリーの『DAKARA』のCMをご存知でしょうか?
豚がバレエを踊るCMです。なんと、あのCMソングを歌っているのは大槻ケンヂさんだそうです。これは、のほほん系ですよね〜。いや、でもやっぱり自虐的か……。

さよなら絶望先生 特装版1人として軸がぶれているしかし、『絶望先生』のアニメ、影絵や切り絵っぽい手法などが使われていて、しかも和風で、とても趣のある面白い映像だと思うのに、『人として軸がぶれている』のジャケット画はあんまりです〜。絶望先生が首に縄をかけるのはデフォルトだとしても、あんなおどろおどろしい感じは、なんかイメージ違うような。
あの曲のバックに流れる映像も女の子が縛られてたりして、ちょっと引く(>_<)。
あんな画だったら、いっその事、前の、字ばっかりのオープニング(↑に貼ってある物)の方が好きだよ……。

このアニメ、ウィキペディアで調べてみたら「全12回」となっていましたが、ホントかな?
第12話の台本(のような物)を目にする機会があったのですが、「これで終わるなんてあんまりではっ!?」という感じでした。

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