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2007.09.23

初秋の会津(東山温泉)

これの続きです。

Hi1_2◆東山温泉
右の写真は東山温泉の象徴的な建物と言われる向瀧。日本で初めて文化財に登録された木造旅館だそうです。

さて、東山温泉といえば、土方歳三が湯治に訪れた場所ですが、どこのお風呂に入ったかは諸説あるようです。中でも可能性が高いといわれているのが『くつろぎ宿 不動滝』にあるお風呂。
現在そのお風呂はぬるくなっちゃったそうで使用はされていないのですが、「不動滝のお風呂なら、浴槽は別でも源は同じかも」などと想像し、最初はそこに泊まる事を考えました。が、私の利用した旅行代理店では不動滝の宿泊は扱ってませんでした(ホテルに直接申し込むとここで述べた助成金が出ない)。そこで選んだのが隣の『くつろぎ宿 新滝』。名前から想像付くかも知れませんが、この2つ、同じグループです。でも新滝の方がグレードが上♪ そして新滝に泊まると不動滝のお風呂に入る事も出来るというではありませんか。しかも、新滝は松平家の別荘だったんですって!! きゃー、容保様〜!!(^^;) という訳で、ここを選びました。

私にとっては「不動滝の隣で、松平家の別荘だった」というのが決め手でしたが、このお宿は竹久夢二が何度も泊まったとか、お風呂が「かけ流し源泉100%」なんて事もウリらしいです。私、今迄温泉には特に興味もなく、無知だったのですが、かけ流しの源泉って、あまり多くないのだとか。確かにチェックしてみると、同じ東山温泉の中でも「循環ろ過」「加水」「加温」なんて所が結構あるんですね〜。

今回『びゅう』の宿泊プランで申し込んだのですが、『びゅう』のサービスで「湯めぐり券」というのを貰えました。他のホテルや旅館のお風呂に入れちゃう券です。
「これは素晴らしい!!」と思ったのですが、短い時間でそんなに沢山入れるわけもなく、結局新滝と不動滝のお風呂にのみ入りました。といっても、それぞれ複数あります。

(浸かれない土方歳三の湯を除いて)一番興味があったのは、新滝の「千年の湯」。
新滝のホームページには「歴代藩公の湯だった」と書いてあります。
フロントの方に思わず聞いちゃいましたよ。

「松平容保公も入ったんですか?」って(^^;)。

いや、「実は容保は京都に行っちゃったので入ってません」なんて事もあるかもしれないじゃないですか。←心配性
でも「入った」とおっしゃってくれました。きゃ〜。
このお風呂、男女入れ替え制で入れる時間が決まっていました。最初は「ちぇっ、面倒だなぁ」なんて思ったのですが、「お殿様が入るお風呂だから脱衣所が1つなんです」と言われると「なるほど〜!!」と、なんか感動して嬉しくなっちゃいました。「それなら入れ替え制でも仕方ないかっ♪」なんて思ったり(単純)。

が、入ってみると……
なんか、温泉素人の私にはよくわからなかったです〜(爆)。

百何十年前の岩風呂とか言ってたんですが、浴槽が3つありました。それぞれ、材質違うように見えたのですが、ホームページを見ると、そのどれにも「岩風呂」と書いてあります。え、あれ、岩なの? 大理石とかも岩みたいなもんだから、岩にも色々あるのかな? 岩風呂の定義がわからなくなった私です。
どれか一つでも容保公が触っているのだろうか? 一番岩っぽく見えるゴジラのような色をしたお風呂も、そんな歴史のある物には見えないような……? 今時の床の横にいきなり岩があるから違和感があるだけなのかも知れません。あぁ、もっとちゃんと聞いておけば良かった。「どっからどこまでが改装なんですか? どの部分が百年前の物なんですか?」とか。……そんな事聞いたら嫌われる?

まぁ、容保公が触った岩ではなかったとしても、容保公が入ったお湯と同じ質の物(源泉が同じ)であれば、それだけで嬉しいです〜。
あ、今、AllAboutというサイトを見てみたら、「天然岩の素掘りで底は岩」と書いてありました。ほほう、そうなのか……。「東山第一の浴槽と思われた」とも書いてある〜! でも、見た目微妙に汚いので、何も知らずに入る人は「なに、コレ(汗)」と思うかも(^^;)。

寝る前には、不動滝のお風呂へ。
連絡通路があって、外に出なくても行けるようになっていました。
「千年の湯」の方は、なんかロートル(?)な感じでしたが、こちらのお風呂は現役バリバリって感じ。外が涼しいので、露天風呂がホント気持ち良かったです〜。「土方歳三の入った湯」ではないけれど、ほぼ一緒って事にして、満足満足♪

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翌日の朝食前には、新滝の大浴場へ。
こちらは趣がありつつも、近代的な感じでした。っていうか、やっぱり「千年の湯」が特殊なんでしょうね。木の香りが気持ちよかった。

最後に、不動滝の前にある、噂の土方歳三の入ったと言われるお風呂の前に行ってみました。湯が漲っていたので試しに指を入れてみました。指を入れる分には「あったかい」と思うけれど、確かに裸で入ったら物足りない温度かも。そういえば、「千年の湯」もぬるかったので、こちらもいつかは入浴出来なくなっちゃうのかも……?

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コメント

「土方歳三」戦傷湯治の岩風呂に興味津々です。

その茶色い木で作られてるっぽい所(?)は、何なんでしょう?
土方さんのお顔が描かれてる写真の左隣に写ってるのが土方さんが入ったお風呂?なのですね!!
ぬるくてもいいから、入ってみたいです〜

>どの部分が百年前の物なんですか?」
分ります!そう聞きたくなる気持ち!
やっぱり当時のまま残ってるモノに触れてみたい!っていうのは、ファン心理ですよね〜

投稿: あさぎ | 2007.09.27 10:41

お帰りなさーい!
レポ楽しみにしておりました(笑)。
4時出で会津に行かれたのですね…お疲れ様でした。

歳三の湯はぬるいですよね〜(苦笑)。
私も手を突っ込んでみたことありますが、
このぬるい湯の後に、隣りの川で泳いだのか?湯冷めして
風邪ひきそう…などと
妙に現実的な事を考えてしまいましたよ(笑)。

投稿: Aki_1031 | 2007.09.27 14:20

あさぎさん

>その茶色い木で作られてるっぽい所(?)は、何なんでしょう?

えーっと、足湯……かな?
岩風呂の横に足を入れられそうな物があって、やはり水だかお湯だかが入ってました。
何だかわからなかったのですが、足湯だとしたら手は入れたくなかったんで、スルーしてしまいました。

はっ、そういえば、右の写真は「土方さんが湯船から見た風景」というつもりで写真を撮った筈なのに、すっかり忘れて、上の部分を切った画像をアップしてしまった……(ばか)。

この岩風呂、囲いや案内板が無かったら、「あれ、なんでこんな所に水がたまっちゃってるんだ?」なーんて、思ってしまいそうです(^^;)。

不動滝のお風呂のページ(http://www.kutsurogijuku.jp/fudoutaki/furo_f.html)を見ると、より雰囲気がわかるかもしれません。

投稿: YAGI節 | 2007.09.27 23:35

Akiさん
ただいまです〜!

一昨年会津行った時も始発だったような気がしてきました。
18きっぷの日帰りでしたから、それに比べれば今回はこれでもラク……かな。
でも、「次回」があれば新幹線で行きたいです(^^;)。

歳三の湯、「ぬるくなっちゃった」との事なので、昔はもっと熱かったのかも?
あ、あと、私、土方さんってば、泳いで遊んでたのかと思ったのですが、リハビリだったのですね(^^;;;;)。
あぁ、私ったら。失礼しました〜。

投稿: YAGI節 | 2007.09.27 23:36

「くつろぎの宿」HP見て来ました。(URLを有難うございました)

見てたら、もう〜 行きたい気持ちが募って来ました〜

「土方さん、明日のご予定は?」って、、、アレは、何〜〜〜?
く〜〜〜っ! もうどうしょ〜〜〜!

あ、、済みません、興奮してしまいました。

いつかは、会津へ!是非行ってみようと思います。

投稿: あさぎ | 2007.09.28 10:53

あさぎさん

>く〜〜〜っ! もうどうしょ〜〜〜!

あはは、興奮しているあさぎさん、かわい〜。
さぁ、どうするどうするっ!?(笑)

関西からは遠そうですが、いつか行けるといいですね♪

投稿: YAGI節 | 2007.09.28 20:58

連続コメント失礼します。

泊まったところも同じ〜とは言っても、私は不動滝の方でしたが、新滝のお風呂にも入ってるはず。
渡り廊下みたいなの渡りました。多分、入ってますね。うん。
容保様も入ったお風呂だったのですか・・・全く知らず(汗)

当時のものです、って言われると触れたくなるのはみんな同じですね〜。
温泉の場合はそれもなかなか叶わないけど、土方さんや容保様が入ったという東山温泉!ってことでそれだけでワクワクしますね☆

投稿: ネムソ〜 | 2007.10.10 12:09

再びネムソ〜さん
連続、大歓迎です〜。

おおっ、不動滝に泊まりましたか!!
不動滝の露天風呂、とっても気持ち良かったですね〜。
で、新滝のお風呂、複数ありましたが、大丈夫ですか?
容保様のお風呂は地下ですよ〜。狭くて汚い方(コラ)ですよ〜。

>土方さんや容保様が入ったという東山温泉!ってことで
>それだけでワクワクしますね☆

はいっ、ほんっと、そうです☆

投稿: YAGI節 | 2007.10.10 21:04

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