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2007.10.21

ガーシュウィンズ・ドリーム

一時期、ちょくちょくバレエを見に行っていましたが、経済状況の悪化に伴い、行かなくなって久しくなりました。バレエって、高いんですよ(;_;)。

しかし、昨日久々に見て来ました。招待券を貰えたのです。牧阿佐美バレヱ団の『ダンス・ヴァンテアンⅩⅠ』です。
こちらのバレエ団の正式表記って、「バレエ」ではなく、「バレヱ」だったのですね、今回初めて知りました(遅)。

ミーハーな私は、海外の有名なバレエ団の物しか観た事がありませんでした。灯台もと暗しというか、日本のバレエ団の公演を観るのは今回が初めて。

「やっぱり、西洋人の方が手脚が長いだろうし〜」とか「頭小さいし〜」なんて、思っていたのですが、いや〜、今時の日本人は無茶苦茶スタイル良いですね(って、いつの人間だよ)。
特に女性の皆さんは、ほんっと美し〜。自分と同じ人種とは思えませんでした。バレエをやるからスタイルが良くなるのか、スタイルが良いからバレエをやろうと思うのか。ま、少なくとも、頭はバレエをやったからといって小さくなるとは思えないので、やはり持って生まれた物というのは大きいのでしょうね。
そういえばマンガで、ロシアの超一流バレエ団では入団テスト時に親の体型もチェックすると書いてあったっけ。親が太っていたら、その子も将来太るかもしれないから入団させて貰えないとか。あくまでマンガの話なので、実際はどうだか知りませんが。

今回の演目は小作品3つでした。
『ヴァリエーションfor4』『ペルソナ』『ガーシュウィンズ・ドリーム』の3本。
『ペルソナ』は男性が男性をリフトしちゃってました。オーソドックスな物しか観てない私にとっては新鮮でした。

面白かったのは、『ガーシュウィンズ・ドリーム』。
まぁ、自分がガーシュウィン好きという所が大きいのですが(単純)。
これは、動きはバレエなんですけど、ダンス・レビューっぽっかったです。
ガーシュウィンなので、クラシックとジャズの融合、そしてミュージカルも混ざった感じです。メドレーで雰囲気がくるくる変わるので、退屈しませんでした。踊り手さん達の表情も変化に富んでいて楽しかったです。

しかし、"I GOT RYTHM"に関してはどうしてもミュージカル(『クレイジー・フォー・ユー』←ミュージカルでは5本の指に入る位好きな作品)のイメージが強くて、ついつい比較してしまいました。ミュージカルでは無茶苦茶元気が良く、足をふみ鳴らしたり、手や物を叩いたり、掛け声かけたり、騒がしいのです。しかし、バレエでは足音立てず声もたてず。口のきけない人達みたいで、妙な感じがしちゃいました。ご近所に気を遣って、静か〜に、とってもお上品に楽しんでる集団というか(爆)。
「のだめオーケストラ」LIVE!
同じガーシュウィンでも、バレエとミュージカルでは表現方法が全く違うのが面白かったですね〜。そういえば、私、ガーシュウィンのオペラ(『ポーギーとベス』だったか?)も観てるので、ガーシュウィンのコンサート、ミュージカル、バレエ3ジャンル制覇(?)という事になりました。
あとは『のだめカンタービレ』の『ラプソディ・イン・ブルー ピアニカ ヴァージョン』を生で聴いてみたい所(笑)。

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