ペテン師と詐欺師

私、ミュージカル・ファンだと自覚していたんですが、「ミュージカル」のカテゴリより「歌舞伎」のカテゴリの記事の方が多い事に気付きました(驚)。
まぁ、歌舞伎も唄あり踊りありなので、ミュージカルといえなくもありませんが、やっぱりたまにはオーケストラ付きのミュージカルが見たい。というわけで、久しぶりに見て来ました、ミュージカル『ペテン師と詐欺師』。
日本初演は2006年で「鹿賀丈史さん・市村正親さんがミュージカルで共演するのは27年ぶり（劇団四季以来）」と話題になった作品です。私的には夢の共演なのですが、前回は気付いたら終わってたんだよなぁ(爆)。再演してくれて嬉しいです♪　見事騙されて帰って来ました〜（笑）。

ストーリーは、前半は一部退屈する所もありましたが、後半はとっても面白かった!!
そして、ソニンさんが素晴らしかった。この人、「アイドルの中では歌が上手いなぁ」と思ってましたが、生で聴いても良い感じでした。そして歌もいいんだけど……あ、やめとこう、ソニンさんに関しては何の予備知識もなく見た方が面白いと思われるので。まだ公演残ってますしね。

市村さんは、相変わらず見ていて飽きません♪
憎めない小悪党という感じで、チャーミングでした。

ただ、楽曲は「これ!!」というような印象的な物が無かったかなぁ。
ミュージカルでは美しい歌を聴きたいので、それが無いのは寂しい。
せめて美声が聴ければ嬉しいのですが、コメディなので、じっくり聴かせる曲はホント少なかったです。
『レ・ミゼラブル』の『彼を帰して』という曲での、独特のなんともいえない美しいテノールが忘れられない鹿賀丈史さんには毎回期待してしまうのですが、その後なかなかあの手の曲を歌ってくれません。いや、歌っているのかも知れないけれど、聴く機会がないだけかな？　今回は妙に軽くさらっとしていました。聴かせる事よりも笑わせる事の方に心を砕いていたのか？　ちょっとだけ「そうそう、こういう声が聴きたかったんだってば!!」と思う所があったけれど、ホント短かった〜(>_<)。
はっ、そういえば、私、低音が好きな筈なのに、鹿賀さんは例外だ。

さて、オケでは常にサックスが入っているかチェックしてしまう私（笑）。
クラシックのオーケストラではサックスが入っている事は殆どないのですが、ミュージカルでは時々入ってるんですよね♪　今回もいましたよ!!（多分）　サックスらしき音が聞こえると、つい双眼鏡をオケに合わせてしまう私でした。オーケストラピットは暗くてよく見えないし、しかもサックス奏者らしき人は私の席からは顔半分位しか見えなかったし、楽器に至ってはネックの部分しか見えなかったけど、それでも見てしまう(^^;)。所々、別の楽器に持ち替えていたみたいです。
ラブシーンでいきなり双眼鏡を構えたのはサックスが見たかったからなんですが、変な誤解をされたかも？（笑）


内野さんの『ベガーズ・オペラ』、またやるんだなぁ……。

劇場に行く前に、広尾の『ル・スフレ』というお店に寄ってみました。
有名なお店らしく、友人が「一度行ってみたい」と言っていたので。
あつあつのスフレなんて、初めて食べた〜。テーブルには食べ方を書いた紙が置いてあり（表面にスプーンで穴をあけ、ソースを流す）、なんか食べる行為自体が楽しかったです。わくわくしました♪　しかし、スフレ１個、千円って高っ!!　ちなみに私はランチのセットにしたのですが、スフレ１個・キッシュ２個・アップルティーで2300円。温かいキッシュを食べたのも初めてかも。
2300円出したら、浅草歌舞伎もう一回見られるけど……美味しかったし、たまにはいいか。