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2008.01.12

幕末恋華・花柳剣士伝

以前『幕末恋華・新選組』の記事のコメント欄に、「多分これが最初で最後の乙女ゲー」と書いたのですが、なんと続編が発売されちゃいました。
幕末恋華・花柳剣士伝(通常版)最初続編が出ると知った時は、「欲しい〜」と思ったのですが、前作でメインキャラクターとして登場した新選組幹部達が、今回は脇役と知り一気にやる気はダウン。
とはいえ、斎藤さんが脇役でも出るなら気になる、しかし買うのは恥ずかしい…… そんなこんなで発売から数ヶ月が経ったのですが……もらっちゃいました(欲しがっていたからなんですけど(^^;))。

という事で、せっかく貰ったので、プレイしてみました(^^;;;;)。

1周目。
恋愛ナシで終わりました。
恋愛アドベンチャーゲームなので、誰かと恋人にならなくてはいけないのですが、メインキャラで心魅かれる人が全くいないので(涙)。
結局前作に出て来た、新選組幹部達(しつこいようですが今回は脇役)ばかり追いかけていたので、そんな結果になりました。バッドエンドっていうヤツか。

この先は決定的なネタバレが続くので、これからやる可能性のある人は読まない方が良いと思います。

Io2周目。
あらかじめターゲットを決めないと、ちゃんとしたエンディングを見られないので、渋々選びました。
一番ルックス的に気に入り、なおかつ子安武人さん(スナフキンの声でお馴染み)が声を担当しているという人を狙ってみました。
この人は架空の人物なので、どういう人かよくわからずに選んでみたんですが、なんと長州人でした。がーん。佐幕派の私が、よりによって長州人を選ぶとは〜。
しかも、この人「武士が嫌い」とか言っていたのに、いきなり戊辰戦争に参加しちゃって、参謀とかになって、甲鉄に乗っちゃって、土方と対峙するのです〜。思いっきり新選組と敵対しちゃいましたよ。ううう。
その上、主人公の親代わりという設定なので、説教が多い。あまり楽しめませんでした。

Kiku「だったら今度は新選組隊士!」と思い、3周目は鹿取菊千代で。
鹿取菊千代というのは山崎烝の変名という設定でした。
山崎烝は前回もメインキャラとして出ていたのですが、常時女装でした。今回は男装。
同じ声優さんが担当してるんですが、山崎の時は女性口調で、鹿取の時は男性口調。女性の声優さんですが、男性の声色もとってもお上手で感心しました。
「新選組の山崎烝」は鳥羽伏見で死んでしまいますが、鹿取は生きます!!

Soma4周目は相馬主計(肇)で。
前作で古参幹部は使っちゃってるので、こういう渋めな所が今回はメインです。
この人占いが得意だったりするので、最初は「フィクション色強すぎてイヤかも」と思ったのですが、それでも相馬だけあって、近藤や土方を失うシーンなどが描かれて、思わず感情移入してしまいました。助命嘆願に行って牢屋に入れられた時の気分はどんなだったろう? 野村利三郎との友情も描かれていて、このルートはとても良かったです。土方が相馬達に「自分が死んでも生きろ」というメッセージを残すシーンがあって、ちょっと感動しちゃいました。
あれ、これって、恋愛ゲームなんだっけ?

Saki5周目は咲彦で。
これも架空の人物なんですが、個人的には全く魅力を感じないキャラです。
それでもあえて選んだのは、この人が斎藤さんに憧れている設定だったから。咲彦選んどけば斎藤さんのカッコ良いシーンが沢山見られるのです♪
斎藤さんが一人で竹藪で稽古しているシーンとか
この人、斎藤さんに憧れるあまり、三浦休太郎護衛の手伝いまで買って出ちゃいます。成り行きで主人公も(^^;)。
つまり、咲彦を選ぶと天満屋事件が見られるのですね〜。
このゲームの斎藤さんって、すっごい真面目な設定で、三浦休太郎にお酒を勧められても「任務に差し障るから」と断るんです。まぁ、史実だと、お酒飲んで鎖帷子を外そうとした(でもうまく脱げなかった)となっているので、どうするのかと思ったら、三浦が「オレの酒が飲めないのか」と絡み(^^;;;)、斎藤さんが渋々「では一杯だけ」なんて言って、ちゃんと飲んでました。

Han6週目は、倒幕派だけどちょっと興味のある中村半次郎で。
このルートも面白かったです。
薩摩は戊辰戦争位迄は一枚岩だと思ってましたが、そうでもないんでしょうか?
このゲームでは、龍馬暗殺あたりから中村は大久保利通に不信感を持ち始めているという設定になってました。もっとも、このゲームでは前作から龍馬暗殺の黒幕が大久保になっているので、メインキャラである中村を悪役にしない為の工夫なのかも知れませんが。
『新選組!』では西郷も「龍馬は目障りになってきた」的な発言をしてたしなぁ。
で、中村はルックス的には今一でしたが、キャラはとっても良かったです。無茶苦茶いい人。「それはありえないでしょう」と思える程いい人でした。
そういえば、中村を悪く書いた物って、まだ見たことないですね。「『人斬り』の筈なのに、なんかいい人じゃん?」的な物が多い気が。あ、私が読む本って佐幕に偏ってるし、中村が出てくる物ってそれ程多くないですけど(^^;)。
しかし、近藤狙撃事件で「馬を撃てば良かったのに」というセリフ、あれは絶対「そうしたら逃がさずに済んだのに」という意味ですよね〜。なのに、このゲームでの中村は近藤が撃たれた事を気の毒がって、「弾がもっと外れて馬に当たってれば良かった」的な事を言ってました。そこまでいい人にするか(^^;)。
このルート辿っていたら、俄然富山弥兵衛ルートをやってみたくなりました。大久保が何をやらかしたか気になった(笑)。

Tomiというわけで、7周目は富山弥兵衛
こんな名前、新選組ファン以外でご存知の方は相当の幕末マニアでは?
この人は史実でも謎が多いらしいですね。なので、ゲームにはしやすいのかも。
大久保にいいように使われている可哀想な設定でした(涙)。
その辺りは、小説にしても面白いかも知れない。富山の話をこんなに膨らませた制作者には脱帽です。
で、私は彼の事は近藤勇を襲撃した所までしか知らなかったのですが、最期は物凄い壮絶な死に方をしているのですね〜。ゲームが終わってから「どうせフィクションだろうな」と思いつつも一応ウィキペディアで調べてみたら「全身約50ヶ所を串刺しにされて死亡」となっていて驚きました。他のサイトには、「相手20人に対し、いくつかの穂先を払うなど最期まで闘志をみせた」と書いてありました。富山の見方が変わりました。

Miki8周目は三木三郎
この人には全く興味が持てなかったのですが、「一応新選組隊士だし〜」と思い、やってみる事にしました。しかし、今一だったかなぁ。ま、御陵衛士なんで、月真院にしょっちゅう行けたのは嬉しかったのですけど(笑)。ここに写真をアップしたあの小部屋とおぼしき部屋が出てきました。
相楽総三のセリフがあったのに、顔が出なかったのが残念です〜。
あ、あと、この人、後に警察署長になったのですね。知りませんでした。
って事は、ひょっとして斎藤さんと接触あったりしたのかな?

O9周目。
なんか、ここまでやったら、全員攻略してみたくなりました。
だったら、最後は気分良く終わりたいので、ハッピーエンドになりそうな陸奥陽之助(宗光)をラストにする事を決定。
で、後味悪そうな大石鍬次郎を先に済ませる事にしました。
大石は実際どんな人だったかはわかりませんが、中村半次郎とは対照的に必要以上に悪く描かれている事が多い気がします。前作でも不気味な脇キャラとして異彩を放っていました。今作ではメインキャラですが、不気味さはパワーアップ。無茶苦茶ヤバいです。人斬りっていうか、殺人鬼? こんなキャラを恋愛対象にしてしまうなんて、なんて大それた事を考えるのでしょう。びっくりしました。このゲーム、恋愛ゲームとはいってもエッチなシーンがあるわけでは無いし、勉強になるし、オススメと言いたい所だったんですが、大石ルートだけはどうかと思う……。「これを若い子にやらせていいのか」と思うのは老婆心?

しかし、このゲーム、悪い事は全部大石に押しつけてます。
龍馬が死んだのも、伊東甲子太郎が死んだのも、藤堂平助が死んだのも、三浦休太郎護衛の際に斎藤さんがお酒飲んでたのも(笑)、み〜んな大石のせいになってます。設定自体は面白いです。

Ta10周目・辰巳
最初は「架空の人物か、つまらないなぁ」なんて思っていたのですが、実は、な、なんと田中新兵衛だったことが判明!! そうとわかれば、もう一気に盛り上がりましたよ(笑)。土佐に行って、武市瑞山や岡田以蔵にこっそり面会してました。はぁ、びっくりした。そんな彼が別人のようになって陸奥宗光の右腕になるという設定ですから、また凄い。
で、このルートで登場してくる西郷隆盛が、いい人なんですよね〜。西郷さんって昔は「いい人説」しか見なかったのですが、最近は「黒西郷」も見聞きするので、逆に新鮮でした。

Muそしてラスト、11周目・陸奥陽之助(宗光)
佐幕派な私は、この人の事はあまりよく知りません。なので、ゲームの設定もどこまで本当でどこまでウソなのかの見極めが出来ない〜。ツッコミの入れどころがわからない〜(爆)。
それに、維新後の話にまで及ぶので難しかったです。
ってことは、他の人のルートも、幕末に興味が無い人には難しいのかしらん?

明治政府が薩長土肥中心だった事は知っていましたが、陸奥が紀州の出身だったから、実力はあるのになかなか要職に就けなかったとか、紀州が徳川の御三家だったから、明治政府から辛く当たられた事などは全く知りませんでした。勉強になりました。

旧古河庭園、行った事ありますが、陸奥の邸宅だった事も知らなかった〜(汗)。

という事で、全員クリアしてしまいました〜。
前作は「斎藤さん、素敵〜」という感想が一番でしたが、今作はメインキャラに対しては特にその手の感想はないです。「幕末の色々な事件を見る事が出来て面白かったなぁ」という感じかな。
前作ではスルーされてしまったような事件(佐野七五三之助達の死や天満屋事件)をじっくり見れたり、前回は佐幕の立場でしか見られなかった物を倒幕の立場からも見れたのは興味深かったです。

しかし、これって、ゲームといって良いのだろうか?
何もせずに画面を眺めている時間の方が圧倒的に長いんですけど。
あ、違った、既読スキップボタンは押しまくりだった(笑)。

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