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2008.06.13

狂言の現在2008

「野村万作 人間国宝 認定記念公演」と銘打たれた「野村万作萬斎 狂言の現在2008」という公演を観て来ました。

Futari3月に文京シビック大ホールの公演を観て「こんな大きな会場で狂言やっちゃうのか〜」と驚いた話をアップしましたが、今回の会場、関内ホールもかなり大きいです。
が、今回は前回のように舞台が遠過ぎるという事はありませんでした。観劇には手放せない筈の双眼鏡も不要でした。なぜなら……
前から2列目だったからです。キャーッ!!

過去にサントリーホール、国立劇場、東京ドームで最前列を経験した事がありますが、客席からステージまでの距離はそれぞれ全く違います。演者を最も近くに感じたのは今回でした。しかも、今回は萬斎さんのトーク付き!! 萬斎さんが出て来た時はドキドキして、どうにかなりそうでした(笑)。最初の数分は舞い上がっちゃって、何言ってたかよく覚えてません(爆)。ただただ、ぽーっと見とれてました はぁ、黒紋付袴似合いすぎ〜。あ、「半袴」って言ってたか。「半袴」って別に半分の長さの袴という意味ではないですよ〜。大名がつける引き摺って歩くような袴を「長袴」といって、それ以外の物は「半袴」というらしいです。
それでは、内容について書いてみます。

◆小舞・トーク(解説)
前回、念願叶って初めて萬斎さんの解説を聞く事が出来たのですが、噂に見聞きしていた面白トークではなく真面目トークでした。
しかし、今回は憧れの(笑)面白トークでした。やったー!! 
少しですが『鞍馬天狗』話もありました。
今回の演目の一つが『二人大名』で、刀が重要な役割を果たすのですが、その話から派生して行ったんです♪
なんでも、殺陣のシーンで使っていた刀は竹光(たけみつ=刀身が木)に銀紙を貼った物だったそうですが、刀をアップで映す時はジュラルミンの刀を用いていたそうです。真剣は無茶苦茶重いですが、ジュラルミン製の刀も重いのだとか。腕がだるくて(あれ、筋肉痛って言ったかな?、うろ覚え〜)、「あぁ、そういえば、昨日の撮影でジュラルミンの刀を持ったからか」みたいに思い出す事もあったそうです。

あ〜、楽しかった!!
「長々話しましたが……」みたいな事おっしゃってましたが、あまりにも幸せで私にはあっという間に感じられました。途中萬斎さんが時計を確認した時、「うわーん、時間なんて忘れて、ずっと喋ってて〜」と思ってしまいました(^^;)。
毎回、萬斎さんのトークがあるといいのになぁ。

◆『二人大名』(ふたりだいみょう)/高野和憲・深田博治・月崎晴夫
にほんごであそぼ 萬斎満開 (まんさいまんかい)『にほんごであそぼ』でお馴染みの演目です
『にほんごであそぼ』では、萬斎さんと高野さんが起き上がり小法師の唄をとっても楽しそうにうたっているのですが、あれは脅されて渋々やっているという設定だったのですね〜。っていうか、最初は渋々だったけど、段々楽しくなってるとか?(笑)

あの唄、意味不明ながらも「楽し〜」と思っていたら、遊女の事をうたっているという説もあるそうです。「殿だに見れば つい転ぶ」って(^^;;;;)。
「起き上がり小法師」といえば、会津のシンボルというイメージがあるのに〜。
ん、待てよ。この歌、いつ作られたのかがひっじょ〜に気になってきました。万が一幕末に長州人が作ったとかいったら、「楽しい」とか言ってられない。……高杉晋作が作ってたらどうしよう(爆)。高杉って、いろんな詩を作ってて、それが高杉作だと知られずに広まった物もあるらしいし〜。艶っぽい詩や都々逸大好きっぽいし〜(^^;;;;)。
……と思ったら、室町歌謡だそうでした、ホッ(笑)。

鶏の真似をするシーンもありましたが、『にほんごであそぼ』で萬斎さんの鶏をさんざん観たので、「鶏」といった瞬間に「うんうん、あれね」と瞬時に型が思い浮かびました。そして思った通り、型に忠実にやってました。子供番組観てるだけなのに、狂言通になった気分(笑)。コーケーッ!!

◆『川上』(かわかみ)/野村万作・野村萬斎
狂言は楽しい話が多いけれど……これは……
Kanヒドイ話なんです〜(>_<)。
お地蔵さんが願い事を聞いてくれるのですが、条件を出すんです。
盲人に「目が見えるようにしてやるから、代わりに悪縁の妻と別れろ」と言うのです。悪縁って〜?

以前、細木数子さんがテレビで「『この相手は良縁か?』なんて聞いてくる人がよくいるけれど、その質問はおかしい。良縁か悪縁かは本人の心がけ次第」的な事(すみません、正確には覚えてません)を怒りながら語っていました。細木さんの事はあまり好きではないのですが、その話は「なるほどなぁ」とちょっと考えさせられたのでした。しかし、川上のお地蔵さんは「悪縁だから別れろ」って言う。むむむ……。

これは観る人によって感想が全く異なる作品だそうで、「グループで見に来た人は終わった後ぜひ語り合ってください」みたいな事を萬斎さんはおっしゃってました。
うう、一人で見ちゃったよ〜。

……という感じで単純に楽しい物と、ちょっと考えさせられる物というタイプの違う2本(曲)を見られて充実した気分で帰る事が出来ました。

良席で感動でしたが、実は今一枚持っているチケット、まだかなり先の公演ですが、これ、最前列なんです。しかも真ん中のブロック。発売開始直後に電話が繋がったのです。キャーッ。
普段は安い席に甘んじてる私ですが、席種の少ない公演で、なおかつカテゴリー毎のチケット代の差が小さい場合は、また良席を狙ってみたいと思いました♪
まぁ、そうそう、毎回うまい具合には行かないと思いますけどね。

↓『にほんごであそぼ』版『二人大名』はありませんでしたが、『ややこしや』があったので、貼っておきます♪

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コメント

萬斎 is so cute^.^ How completely, how completely!

投稿: onmyouji | 2008.06.15 01:12

Yes, 萬斎 on the above YouTube is so cute! He is a man with many graces.

投稿: YAGI節 | 2008.06.15 15:42

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