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2008.06.21

野村万作 最後の〈狐〉に挑む

先週、関内ホールに行った話をアップしましたが、その時「放送ライブラリー」という所に寄ってみました。過去の番組を無料で見られるという素敵な施設です。古い番組中心ですが、面白かったです。感想アップしようと思いつつ、随分時間が経っちゃった。

この日私が選んだのは、『野村万作 最後の〈狐〉に挑む』。
1993年に放送されたNHKスペシャルです。NHKなのに、以前話題にしたNHK放送博物館では見られなかったなぁ。

ここでいう〈狐〉とは『釣狐』の狐役のこと。
『釣狐』は秘曲であり大曲であり難曲であるという事で、普通の狂言師は一生に2〜3度しかやらないそうですが、万作さんは20回以上も演じているそうです。しかし、体力の限界を感じ「演じ納め」を決意します。その模様が納められたドキュメンタリー番組でした。

当時既に60歳を過ぎていた万作さんがなわとびをやっている姿にはビックリ。
狂言師の体力トレーニングって、あまり想像出来なかったので、意外な思いで見ました。
万作さんは、納得の行く狐を演じるべく試行錯誤するのですが、萬斎さんに相談するシーンもありました(襲名前なので「武司」さんですけど、紛らわしいので、「萬斎」で統一します)。
『あぐり』にも『花の乱』にも出る前ですよ〜。
父とはいえ、師匠だからでしょうか、萬斎さんは敬語で話していました。
「ああやって、万作さんと一緒に考える事が、狂言の技術向上だけではなく、演出家の勉強にもなっていそうだなぁ」なんて思わされる映像でした。

公演前に、家族で紅茶を飲むなんて光景も見られました。
「日本茶やコーヒーではなくて、紅茶かぁ」とどうでも良い事に感心する私(^^;)。
万作さんと奥様と、お嬢さん達(3人だったかな?)と、ご子息(萬斎さん)という図。
万作さんとお嬢さん達が話すのを、萬斎さんは黙って聞いているという感じでした。
狂言師 野村万作・萬斎 DVD-BOX
実際の『釣狐』の舞台のシーンがそれ程多くなかったのは残念でしたが、面が出来る行程など、普段見る事の出来ない舞台裏が色々見られたのは面白かったです。

……と貴重な物を見られた気でいたのですが、今は、これと
「狂言師 野村萬斎 初舞台から襲名まで」と
「狂言師 野村萬斎 〜エイスケそしてニューヨーク〜」と
「小さな狂言師 誕生 〜野村萬斎・親子三代の初舞台〜」の
4作品がセットになったDVDボックス(狂言師 野村万作・萬斎 DVD-BOX)が発売されているらしいです

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