バガボンド
私の一番好きな漫画は『SLAM DUNK』です。という事は一番好きな漫画家はその作者である井上雄彦さんという事になるのかな?
今年の夏、上野の森美術館で『井上雄彦 最後のマンガ展』という展覧会が開かれていました。
『SLAM DUNK』好きの友人と見に行く約束をしていたのですが、直前になって『バガボンド』がモチーフになった展覧会だと知りました。友人は「だったらやめる」とおりてしまったのですが、私は一人でも行く気満々でした。そりゃ、『SLAM DUNK』の方が好きなんですけど、「井上さんの展覧会がつまらない筈はない」という思い込みというか思い入れがありまして。
ただ、私、『バガボンド』の内容を殆ど忘れていました(爆)。
今でこそ、私にとってマンガ喫茶とは「新選組の漫画を読む場」となってますが、最初は「『バガボンド』を読みたい」という一心で足を踏み入れたのでした。そこで10巻位読んだ気がするのですけどね〜。「宮本武蔵がいろんな人と戦う話」という事位しか思い出せませんでした
「こんな状態じゃ、せっかく展覧会へ行っても存分に楽しめないのでは?」と思い、最初から読み直す事にしました。幸い図書館に全巻揃っていたので、マンガ喫茶に通う必要はありませんでした。が、意外と読むのに手間取り、読み終わる前に展覧会は終わってしまいました。がーん……。もっと早く気づいて読み始めていれば……。
展覧会が終わると、一気にテンション下がり(^^;)、そろりそろりとのんびり読んでましたが、ついに26巻まで読みました。で、現在27&28巻(最新刊)の予約を入れているのですが、これが8人待ちだったり、12人待ちだったりと、ここからさらに時間かかりそうな感じになってきてしまいました。さすがに去年や今年発売された分に関しては、予約者が多いのですね〜。
という感じで忘れそうなので、ここまでの感想を書いてみようかと思いました。
最初は「井上雄彦さんの作品だから」という理由で手を出した作品ですが、その後新選組ファンになったり、ゲーム『剣豪3』をやったりして、剣術に対するイメージや捉え方も変わっているので、以前とは違った気分で読めるかと思ったのですが……
意外とそんな事はなかったです
宝蔵院胤舜を「仙道みたい〜」と感じ、「そういえば昔もそんな事感じたような」なんて思い出す有様(^_^;)。
ただ、以前『新選組血風録』を読んだ時に『槍は宝蔵院流』というタイトルを見て「おお〜、胤舜の宝蔵院流かぁ」なんてテンション上がったのですが、今回宝蔵院が出て来た時に、思わず原田左之助を連想してテンション上がってしまったのが新選組ファンになった以降の違いといえば違いかな。
新選組ファンになったからといって、斬り合いが好きになった訳では決してないので(踊りのようだったりスポーツのようだったりする、血の流れない殺陣は好きなのですが)、人が次々斬られて亡くなって行く様を見るのは抵抗があります。特に最後に読んだ26巻はもう丸々斬り合いで、読んでてすっかりグロッキー。
井上さんは絵がお上手だから、リアルで痛々しいというか、「私はなんでこんな漫画を読んでいるんだろう?」なんて思う事もありました。どんなに武蔵が活躍しても「血湧き肉躍る」という感覚にはなれないです。武蔵を好きになるわけでもないし、感情移入が出来る訳でもない。それでも先が気になってしまって、やっぱり読み続けてしまうんですよね〜。
『最後のマンガ展』では最終回が展示されたっていう話を見たのですが、ホントにそうなのかな? 最終回といえば、巌流島の決闘になるのか?
展覧会を見逃した事はやっぱり悔やまれる今日この頃でした。
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コメント
ちょっと前にあった『アメトーーク』の『SLUM DUNK芸人』はご覧になりましたか?
吾輩は見れなかったので、ご覧になってれば感想を聞きたいっす。
投稿: D伯爵 | 2008.10.18 14:33
D伯爵さん
CM見て「面白そう」と思ったのですが、コロッと忘れ、気づいた時は家電芸人のコーナーになっちゃってました
でも、家電芸人の話もとっても面白かったです(^^;)。
投稿: YAGI節 | 2008.10.19 19:33