2008年の舞台・お気に入りベスト10

以前は、毎年気に入った映画を10本選んだりしてましたが、最近すっかり映画を見る回数が減ってしまいました。
そして2008年は野村萬斎さんの影響で、舞台を見る回数が増えました。
なので、2008年は映画ではなく舞台の「お気に入りベスト10」を選んでみることにします。

　１　狂言劇場その伍（世田谷パブリックシアター）
　２　狂言の現在2008（関内ホール）
　３　ウィキッド／劇団四季（電通四季劇場 [海]）
　４　吉例顔見世興行（京都・南座）
　５　トゥーランドット／キエフ・オペラ（八王子市民会館）
　６　新春浅草歌舞伎・午後の部（浅草公会堂）
　７　狂言ござる乃座 40th（国立能楽堂）
　８　野村万作・萬斎　狂言の夕べ（文京シビック大ホール）
　９　三月大歌舞伎（歌舞伎座）
　10　人形浄瑠璃「文楽」地方公演・昼の部（府中の森芸術劇場 ふるさとホール）

「出来が素晴らしかった」というよりも、「イベントとして楽しめたか否か」という順位になっちゃってます。
たとえば、１位は純粋に『彦市ばなし』が面白かったのでこの順位ですが、２位の「狂言の現在2008」は「前から２列目で、しかも萬斎さんの面白トークも聴けて最高だった〜」というミーハーな理由です(^^;)。

４位の歌舞伎の顔見世興行は、『ぢいさんばあさん』がとーっても気に入った事と「南座で見られた」という嬉しさででこの順位にしてますが、他の演目はそれ程……。

『トゥーランドット』は素晴らしかったです。
ヒロインのソプラノと、コーラスの迫力には圧倒されました。が、ストーリーが好みではなかったので、やや順位を下げてます。

浅草歌舞伎は、雰囲気が楽しかった。
「お正月に浅草に行く」という行為だけでも何だか心が浮き立ちます。初めて母と一緒に歌舞伎を見たのですが、母も楽しんでくれて、良い思い出になりました。
片岡愛之助さんのお年玉（ご挨拶）が聴けたのも嬉しかったし、幕間にはイヤホンガイドで役者さん達のインタビューが流れたのも楽しかった♪
肝心のお芝居は『与話情浮名横櫛』が面白く、大満足でした。あまりに楽しかったので「来年は昼夜両方行こう」と思ったのに……
今年は愛之助さん出ないので、結局チケット買いませんでした。

『狂言ござる乃座』は、萬斎さんが２演目に出たのが嬉しかった
特に『歌仙』は面白かったです。百人一首の遍昭上人の札に異様に反応するようになってしまいました（笑）。
しかし、席が悪かったので、この順位。

『狂言の夕べ』も、萬斎さんが２演目にご出演。
『呼声』の謡が大好きなんです〜。ミュージカル・ファンの血が騒ぎます(違)。
演目だけでお気に入りを選ぶと、これは今まで見た狂言の中でベスト３に入ると思います。

『三月大歌舞伎』はなんといっても片岡仁左衛門さんの『廓文章』。伊左衛門役、かわいかった〜(笑)。

『わが魂は輝く水なり』は……圏外です
萬斎さんは素敵だったので、見た事に後悔はないんですが、ストーリーが苦手だと入り込めない私です。

あと、舞台ではないので除外しましたが、萬斎さんのレクチャーは楽しかったぁ。
お話も面白かったんですが、舞台の最前列よりもさらに近い距離で萬斎さんを見られたのが幸せでした。