浪花の華

私が今クール一番楽しみにしていたドラマは土曜時代劇『浪花の華〜緒方洪庵事件帳〜』でした。
もっとも、今はドラマは『天地人』『銭ゲバ』とこれの３本しか見てません。
しかし『天地人』は惰性(^^;)、『銭ゲバ』は悲しい話で見てて苦しい(先が気になるので見てますが)。という訳で、唯一楽しめてたのが『浪花の華』でした。
いや〜、昨年の『鞍馬天狗』といい、どうして年度末のNHK時代劇は私好みなのでしょう。こうなると、来年の年度末も期待が高まるばかりです(鬼が笑う)。

そもそも見始めたきっかけは片岡愛之助さん。ナレーションを担当していたのです。
でも、土曜7:30に時代劇を見る習慣が無かったので、初回はころっと見逃し、その後も忘れて最初の数分を見逃し肝心の冒頭のナレーションを聞き逃す事が頻発(^^;)。ようやく忘れないようになったのに、最終回だなんて〜。
あんなに面白かったのに、最終回の視聴率はたったの5.6%だそうです。裏でWBCの日本vs韓国戦やってたので仕方ないか。そういう私もリアルタイムではWBC見てました。

残念ながら『天地人』は謙信が亡くなり、上杉家で私が魅力を感じる人は景勝だけになってしまったのですが、『浪花の華』は魅力的な登場人物だらけでした。やっぱり登場人物に魅かれないと楽しめません。
『鞍馬天狗』は「天狗様」と局長が良かったし、更に遡って大好きだった『新選組！』は贔屓の斎藤はもちろんですが、近藤・土方・山南・原田・藤堂（好きな順）も無茶苦茶魅力的でした。沖田・伊東あるいは隊士でない、ふでとか八木源之丞とか松平容保とか……もう挙げきれない程、魅力的な登場人物がたくさんいました。
や、こうやって考えると、改めて『新選組！』って凄いドラマだな〜。こんなに好きなキャラクターが次々思い浮かぶ作品って自分の中では他にありません。ありえません。比類ない。
今、ちょっとビックリしてます。

って、すみません、『浪花の華』の話でした。
なんといっても栗山千明さん扮する左近が良かった。
最後まで凛々しく強く格好いい女剣士でした。
そして野暮天・本の虫（笑）、窪田正孝さん扮する緒方章（後の緒方洪庵）も、良かったな〜。
侍好きな私ですが、医者もカッコいいよ!!
やっぱり何かを極めようとする人はステキですね。それが剣の道であれ、医学の道であれ。
この２人が互いに魅かれ合いつつも、結局何もない所も好き。
適塾訪れといて良かったぁ（笑）。中入れなかったけど(^^;)。

脇を固める皆さんもステキでした。
萬田久子さんは、『天地人』にも出演されてますが、こっちの方がずっと魅力的!!
怒ると怖いのですが、情のある女医さん……っていうか、塾生達の母親的存在という役所でした。
蟹江敬三さんも、池内博之さんも良かった〜。『新選組！』大好きな私ですが、池内さんに関しては久坂役よりも、こちらの方が好きです。

好きな役者さんが一人も出ていなくても、主役の名前を知らなくても(^^;)、面白いドラマは面白いのですね♪　もう途中から愛之助さんのナレーションなんて、どうでも良くなっちゃいました(失礼)。
あ、これをあんまり絶賛すると「30分時代劇反対」（45分希望）な私の立場がなくなっちゃうから、この辺にしときます(遅)。