初春の会津
ここの続きです。
日帰りで行こうと思っていた時は考えていなかった会津ですが、泊まりがけとなれば話は別。行っちゃいました。
まずは七日町駅で下車。
斎藤さんの眠る阿弥陀寺を横目で眺めつつ(今回は素通り)、会津新選組記念館に向かいました。
何か白い物がかすか〜に舞っていました。
最初灰かと思い、「どこかで何かを燃やしてるのかな?」なんて考えたのですが、しばらく歩いてもまだ舞ってます。なんと雪でした。
確かにこの日、超寒かった。それにしても快晴なのに雪とは〜っ。
そういえば、4年前に訪れた時は自分が室内や雨の当たらない所にいる時だけ雨が降り、長袖着てたのに腕が日に焼けたっけ。
会津が不思議な場所なのか、私が行くと不思議な事が起こるのか?
もう一つ不思議な事が。
この記念館は、昨年出来たらしいです。
そのニュースは「『BS熱中夜話』新選組ナイト」の収録日に某方から教えて頂きましたが、福島放送のホームページにも載っていまして、オープン日が2008年の11月14日となっています。が、一昨年会津に行った時にもらったパンフレットの地図上に、「会津新撰組記念館」という文字があるのです。場所も同じです。昨年オープンなのに、なぜ一昨年のパンフに……?
細かい事を言えば、パンフの表記は「新撰組」、今回行ったのは「新選組」。
リニューアルオープンという事なのでしょうか? うーん、謎だぁ。
写真左:会津三つ葵かと思いきや、徳川葵でした。
斎藤さんのコーナーが設けられていたのが嬉しかったです。さすが会津♪
阿弥陀寺の写真とか如来堂の写真などが飾られている位で特に貴重な物ではないのですが、斎藤さんがピックアップされるだけでもファンとしては嬉しいのです。あ、そうそう、晩年の写真がありました。集合写真でお顔はとーっても小さく、よく見えなかったのが残念。
写真左は起き上がり小法師(だるまのような物)。
以前は全く興味がなかったのですが、狂言の『二人大名』を見て以来、妙に好きになってしまいました。こちらの一階で100円で売っていたのでゲット♪
写真右は『二人大名』を取り上げた時の『にほんごであそぼ』の画像。
「起き上がり小法師」の歌を歌いながら転んだり起き上がったりする野村萬斎さんです。これだけ小さい顔もわからない汚い写真ならば、著作権とか肖像権とか大丈夫ですよね
会津を訪れるのはこれで4度目。新選組ファンになってからは3度目ですが、まだ鶴ヶ城には一度しか行ってません。
前回は北口から入り、時間が無かったので慌てて同じ北口から出てしまいました。今回は三の丸口から入場。
バス停の近くに秋月悌次郎の詩碑がありました。『新選組!』では堀部圭亮さんが演じていましたね。『白虎隊』の露口茂さんとは随分イメージ違ったなぁ。
葦名氏の家紋は近藤勇、蒲生氏の家紋は土方歳三と同じですね〜♪(右の写真、クリックすると大きくなります)
前回は曇りであまり綺麗な写真が撮れなかったのですが、今回はこれ以上望めない程の真っ青な空がバックです。雪が舞ったのもほんの一瞬だけでした。嬉しくて激写。
白河が「『天地人』モード」と書きましたが、鶴ヶ城は『天地人』に乗っ取られているといった趣。前に訪れた時は「新選組色」がまだ色濃く残っていたので、なんだか同じお城とは思えません。淋しいです……。たまに容保公の写真を見つけると妙にホッとします。
とか言いつつ、『天地人』の企画展が意外と面白かったです 大河ドラマより面白かった(爆)。
ドラマの方は「いつ見るのをやめてもおかしくない」というような低〜いテンションで見続けてますが(^^;)、この企画展見たら「会津時代迄は見たい」と思うようになりました。直江兼続は「直江状」で有名だそうですが、その存在すら知らないような無知な私にとってはこの直江状(写しと全文訳がありました)がとっても興味深く、「妻夫木兼続が言いそうな事が書いてあるなぁ〜」なんて思ったり、「景虎を怒らせたように家康も怒らせちゃうのか」となんだか笑ってしまいました。
容保ファンとしては「会津=松平家」ですが、上杉の時代はなんと、会津120万石だったそうです。凄っ。鶴ヶ城の倍の巨大な城を造る計画もあったそうですよ。
大河ドラマといえば、「保科正之を主役に」というキャンペーン署名を受け付けてました。「31万人超えた」と以前ニュースになってましたが、どんだけ集める気かなぁ。
写真左:鶴ヶ城から見た東山温泉方面。
写真右:西郷頼母邸跡。つまり、あの家族等21人が自決した悲劇の舞台ですね……
写真左:「戊辰戦争終結の地 泣血氈の誓い」という案内板です。
降伏調印式は城内ではなく、この甲賀町通の路上で行われたそうです。
写真右:私が一番好きな会津藩士は山川大蔵 先に述べた一昨年のパンフには、この辺に山川大蔵&健次郎生誕地の案内板があると書いてあったので探したのですが、残念ながら見つかりませんでした。家老だったから大きなお屋敷に住んでいたのでしょう。カメラの電池が切れたので側のコンビニで調達したのですが、そこも山川家の屋敷跡だったようです。
この日はお昼抜きだったので、食べ物屋さんを探しながら歩きました。
途中でソースかつ丼のお店があって、余程入ろうかと思ったのですが、ちょーっと一人では入りづらかったので、やめました。後でそこには斎藤さん達が泊まった御宿屋敷というのがあったと知り、激しく後悔。写真も撮りませんでした〜
結局夕食は会津そばに。
そういえばメニューに「おかやそば」なんてありましたが、長野県岡谷市の「おかや」を意味するのか? やはり会津と長野は切っても切れない関係って感じでしょうか。
一緒にお饅頭の天ぷらを注文してみました。
親の実家(長野)で食べた物と比較しようと思ったのですが、最後に食べてからもう20年以上経っているのでよくわかりません。子供の頃に食べた物の方が大きかった気がしますが、子供だったからお饅頭を大きく感じただけかも知れない。あと、長野のおまんじゅうは白かったような(酒饅頭?)朧気な記憶がありますが、会津のお饅頭は茶色かったです。
「饅頭の天ぷらなんて〜」と眉をひそめる方いらっしゃいますか? 揚げドーナツと大差ないですよ(かな?)。
会津と長野の関係やお饅頭の天ぷらの話は以前ここで展開してます。
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コメント
たびたび、
会津も見させてもらいました。せっかく白河まで行ったのだから、ゆっくり会津まで足を延ばしたかったです。
多摩のキキは、土方さんや井上さんの石田村(現日野市)のとなり村に住んでいます。そんな関係で新選組の本等もよく読みます。
ここ(石田村やおらが村)は京都や会津のようなメジャーな場所ではないので、わざわざ来るような事は無いと思いますので、記事等で見慣れた写真ですが、手元にあった数枚載せておきます。よかったら!
http://www.imagegateway.net/a?i=InwmfLVFLq
投稿: 多摩のキキ | 2009.03.31 22:43
わ〜〜〜行かれたのですね!羨ましい。
鶴ヶ城が天地人の乗っ取られてるとは(笑)
旗まで天地人・・・
上杉時代なんて一瞬だったのに。
お饅頭、確かに会津のは茶色でした。
たぶん、同じく茶色でお土産とかで有名な薄皮饅頭かな?と思う。
斎藤コーナーは貴重なんで
早く見にいきたいなー
投稿: もも | 2009.03.31 23:45
多摩のキキさん
会津編までお読み頂いたようでありがとうございます。
日野市にお住まいでしたか!! 新選組の本も読まれているとは〜♪
>わざわざ来るような事は無いと思いますので
私は日野市民ではありませんが、そこそこ近い所に住んでいるので、新選組ファンになってからは、ちょくちょく日野を訪れてます。
でも、写真は興味深く拝見しました。
石田寺も行ってはいるのですが、鬼瓦には全く気づいていなくて、アップされていた大きな写真を見てビックリした次第です。
投稿: YAGI節 | 2009.04.01 19:29
ももさん
はい、行ってきました〜。
>上杉時代なんて一瞬だったのに。
あ、ホントだ。たった3年位なんですね。
200年以上の松平家とは大違い〜。
しかし、これで私も小栗旬さん再出演の日まで観続けられそうな気がしてきました……多分。
ももさんもお饅頭の天ぷら、食べたのですね♪
投稿: YAGI節 | 2009.04.01 19:31
わぁ〜!会津に行かれたのですね〜♪
私、会津大好きなんですよ〜!YAGI節さんの記事読んでたら今すぐにでも飛んで行きたい気分になっちゃいました。
会津新選組記念館、ちょっと前に出来たって話は聞いていましたがなかなか面白そうですね!
今度会津へ行った時は是非行ってみようと思います。
起き上がり小法師は私も持ってますよ〜!ちっちゃくてかわいいですよね♪
起き上がり小法師と野村萬斎さんが転げてる画像が並んでるの見てちょっとツボにハマってしまいました(笑)
会津のお蕎麦は美味しいですよね〜!私も会津へ行くと必ず食べます。
あと会津に行って必ず食べるのがわっぱ飯。田季野という有名なお店があるのですがホント美味しくてオススメですよ☆
投稿: dandara | 2009.04.01 22:55
dandaraさん
会津、いいですよね〜
dandaraさんも起き上がり小法師持っているのですね♪
>起き上がり小法師と野村萬斎さんが転げてる画像が並んでるの見てちょっとツボにハマってしまいました(笑)
やったー(笑)。
萬斎さんのゆらゆらした動き、ホント起き上がり小法師みたいなんですよ〜。
動画をアップ出来ないのが残念です。
>田季野という有名なお店があるのですがホント美味しくてオススメですよ☆
入店した事はないのですが、有名ですよね〜。
今回もすぐ近くを通ったのですが、ちょーっと一人では入りづらいのでやめてしまいました。美味しいんですか。きゃー、食べてみたい〜
投稿: YAGI節 | 2009.04.03 00:49
YAGI節さん初めまして楯と申します。
実は私の知っているサイトでYAGI節さんの名前を見つけ「どっかで見た!」と思っていたらdandaraさんサイトだったんですね?
しかしバスで福良本陣跡まで回られたとは凄いですよ、猪苗代湖の南ですから交通の便は悪かったでしょう?
写真の「起き上がり小法師」は山田民芸の小法師ではないようですね?
会津の老舗の伝統は顔が違うんです、今度いったら注意して見てください〜
小法師は家族の人数+1個を毎年買い、昨年までの小法師は供養してもらう慣わしです。
近年は小法師の供養している方は少なくだんだん増えていくようですよ(ウチがそうですから)。
山田民芸は若松市内、野口英世青春通り(だったかな)にある古い駄菓子屋さんみたいな場所です。
目に何とも言えない風情があるんで直ぐに解ると思います(小法師・風車は山田民芸で・・)。
私の先祖は江戸詰めでしたが会津藩士のため会津が好きです、また遡れば信濃の伊那(ソースカツ丼発祥の地)ですから信州へも良く行きます、宜しくお願いします〜
投稿: 楯六郎親忠 | 2009.04.03 14:27
楯さん、はじめまして。ようこそ。
dandaraさんの所などでお名前は存じ上げてました。
どうぞよろしくお願い致します。
ハンドル名は木曾義仲関連なのですね。
木曽絡みといえば、昨年『わが魂は輝く水なり』や歌舞伎の『実盛物語』見ました♪
起き上がり小法師、作った所の名前が、売り場にちゃんと明記されてました(すでに忘れちゃいましたが)。
あまりきれいな形ではないし、ガイドブックに載っていた物とは顔が違っていたけれど、「いかにも手作り」って感じで、これはこれでかわいかったし、100円だったのであまり気にせずに買ってしまったのですが、山田民芸さんが老舗なのですね。
供養する物だとは知りませんでした
知らないといえば、伊那がソースカツ丼発祥の地っていうのも知りませんでした。
伊那出身の両親も知らないんじゃないかな。
御先祖が会津藩士とは!!
しかも高遠以来のご家臣ですか。すごい〜。
投稿: YAGI節 | 2009.04.03 23:04