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2009.03.04

幕末維新秘史

伊東成郎さんの新作が昨年末に発売されていたのですね。あさぎさんの所で知り、読んでみました。

幕末維新秘史 (新潮文庫)「幕末+伊東さん」というと、どうしても新選組を連想してしまうのですが、これは新選組ファン向けではないかも?
「斎藤一と会った父子」「土方歳三の甥」なんていう項がありましたが、本人の事はちょっとしか載ってません。

あと、「幕末」っていうとどうしても「幕末志士」を連想してしまいますが、この本に出て来るのは志士以外の人も多いです。人よりも、事象にスポットライトを当てているという感じでしょうか。フードファイトとか、古銭収集家とか、通訳とか、海外に嫁いだ女性とか、徳川家茂のソックリさんが現れたとか、大塩平八郎と同姓同名の人とか……あ、三面記事の幕末版といった感じかも。

という感じで、幕末の香りを楽しむには良いのかな。
志士中心にしか見ていなかった私には新鮮な一冊でした。
面白いエピソードがたくさん載ってました♪

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コメント

おおー!購入されたんですねー!

もう全部読まれたんですね!?
私は、まだ半分も読んで無いで〜す(^_^;)

けど、それぞれが短編なので読み易いですよね♪
あと、あの時代を必死に生きた名もなき人々に思いを馳せることが出来ますよね(^_^)v

投稿: あさぎ | 2009.03.05 12:18

あさぎさん
いえ……またしても図書館なんです
なんとか返却期限迄に読みました。
買ったら安心して、私もなかなか読まないと思います。

全く興味の無い話も若干ありましたが、面白い話も色々載っていて、おっしゃる通り読みやすかったです♪
新選組の記述がもうちょっと多ければな〜。

投稿: YAGI節 | 2009.03.06 01:34

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