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2009.05.24

高杉晋作/一坂太郎

今回の『歴史秘話 ヒストリア』、私の同行者控・江藤新平が取り上げられていて、とっても面白かったです。
あ、「同行者控」というのはゲーム『維新の嵐 幕末志士伝』の話です
意味不明な方は過去記事を参照下さいね。
前回物足りなく感じたのは、新選組の事を好きすぎて、要求するレベルが上がり過ぎてしまったせいかも知れません。

「薩長土肥の志士達は、維新後おいしい思いをしている」というイメージが強いですが、薩長土肥出身でも、志半ばで亡くなっている人は多いですね。そして、そういう人に魅かれるのは、新選組ファンだからでしょうか?

江藤より7年早く亡くなったのが、高杉晋作。
江藤は上述のゲームで私と同行してくれましたが、高杉は上海を案内してくれましたよ(笑)。

と、ゲームや小説、ドラマやドキュメンタリー番組ではお馴染みの高杉ですが、実は史実の高杉本というのを読んだ事が無いに等しいような気がします。
高校生の時、修学旅行で萩へ行き、高杉晋作縁の地なども歩いたので、その時読んだような朧気な記憶があるのですが、当時は幕末に興味が無かったんです。本の印象も全く残っていません。もしかしたら途中で挫折したかも? 読んだとしても殆ど理解出来てなかったんじゃないかなぁ。

高杉晋作 (文春新書)という訳で、史実の高杉本をとりあえず一冊位ちゃんと読んでおこうと思いました。
色々あったので迷ったのですが、週刊文春(『一刀斎夢録』連載中)に愛着があるせいか、文春新書に手が伸びました。いや、先日読んだ「『幕末・英傑たちのヒーロー』と同じ作者の方だった」という事の方が大きいか。あれは、切り口が面白かったし、読みやすかったので。

さすがに高杉クラスとなると、幕末本によく出てくるので、知っている事も多かったかな(司馬遼太郎さんの小説・『世に棲む日日』は創作とはいえ、実話も多く載っていて勉強になりました)。

興味深かったのは、上海旅行のくだり。
以前、「怒濤の幕末維新特別展」を見に行った事をここに書き、「面白かったのは高杉晋作のノート」なんて記しましたが、そのノートは「遊清五録」といい、上海視察日記だったんです。アームストロング砲の絵が書かれたページが見えるように展示されていたんですが、この日記の絵入りのページはここだけなんだそうです。決して上手いとはいえない絵を、それでも描かずにはいられなかった程、関心があったという事なのでしょう。この本にはその絵は載っていませんでしたが、展覧会で見た絵を思い出しながら興味深く読みました。
後に高杉は「長州藩がオテントー号(イギリスの蒸気船=丙寅丸)を買う」という契約を独断でしてしまうのですが、この船にはアームストロング砲が積まれていたのだとか。よっぽどアームストロング砲が欲しかったんですね~(笑)。

高校生の頃は「結局高杉って、何なんだ? なんで、そんなに人気があるの? そんなにスゴイの?」と不思議に思っていました。
たとえば、当時は伊藤博文の方がエライんだと思ってました。
紙幣になったし、初代内閣総理大臣だし。今は、そう思わされていた事がなんだか悔しいんですが(爆)。だって、聞多時代の伊藤は、高杉に頭上がらないし~。あ、総理大臣だなんて、無茶苦茶スゴイですけどね。
高杉には伊藤にあるような、「子供でもわかるような何か」はありません。「奇兵隊作った」って言われても、「新選組の方が有名じゃん」みたいな(^^;;;;)。

それなのに、今は長州人の中では、高杉が一番好きになってしまいました。
野村萬斎さんの高杉役はとてもステキでしたが、萬斎さんがやるのを見る前から高杉の事は好きでしたよ~。

高杉は、革新的でありながら伝統を重んじていたり、徳川将軍家に対する忠誠心は無くても毛利家に対する忠誠心は篤かったり、「攘夷」と言いつつ外国に行きたがったり、遊郭通いが好きなのに出家しようとしてみたりと、矛盾したりわかり辛い部分が多いです。少し知ったらますますわからなくなったというか
なので「どこが好きなのか」と尋ねられたら、考えちゃうんですけど、なんか魅かれちゃうんですよね~。なんか。

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コメント

わーーーい♪
高杉仲間が増えた~~っっ!(嬉)

野村晋作も素敵ですが、史実高杉の
決して上手いとは言えない絵(爆)に胸キュンしたワタシvv
あのアームストロング砲は可愛かったですよねー。
外国人から悪魔呼ばわりされるチビッコ高杉の秘めた魅力、
新選組とはまた別視点で、追求して行きたいと思わせられる御仁ですよね☆

投稿: Aki_1031 | 2009.05.24 23:24

Akiさん
「怒濤の幕末維新特別展」の記事をアップした時にいただいたコメント、
印象に残ってますよ~。

会場で配られていたパンフを久々に見ちゃいました。
あのページを写したきれいな写真が載っているのが嬉しいです。

>外国人から悪魔呼ばわりされるチビッコ高杉

日本語訳は色々あるのかも知れませんが、私は『その時歴史が動いた』で言っていた「魔王」という訳が印象に残ってます。
私の中では、「魔王」といえば大野智さんじゃなくて高杉なのです(笑)。

投稿: YAGI節 | 2009.05.25 23:45

高杉晋作の本を読んでもすごい偉い人って気がしません(笑)
なんかいつも迷っているというか、じっとしていないというか・・・なぜ世子や桂小五郎が晋作を認めているのか不思議でした。
でもなんか魅力があって多くの人に好かれているんですよね。
一坂さんの本はわかりやすいです。
すごく冷静に見ています。

投稿: なつ | 2009.05.26 21:35

「維新の嵐 幕末志士伝」ってゲーム面白そうですね♪
ゲーム大好きなんで買ってみようかな。
私、今「世に棲む日日」読んでいるんですよ。
2巻目に入ったばかりでまだ高杉さんは出てきてませんが。
あまり詳しくはないのですが、高杉さんは何かよくわからないけど惹かれますよねぇ。
不思議な魅力がある人だなぁって思います。

投稿: dandara | 2009.05.26 23:00

なつさん

>でもなんか魅力があって多くの人に好かれているんですよね。

ね~。
その魅力を探ろうと思ってるうちに、ミイラ取りがミイラになったというか。
わからないまま、好きになっちゃったというか(^^;)。

一坂さんの本、お読みになっているのですね♪
どれを読もうか迷いましたが、入門用としては良かったのかな。

dandaraさん
dandaraさんって、史跡めぐりしてらっしゃいますよね。
それに、ドラクエお好きなんですよね。
だったら「維新の嵐 幕末志士伝」オススメです。
部分的にドラクエのレベル上げ以上に単調な所があるので、普通のゲーム好きにはオススメ出来ませんが、幕末好きだったら想像力で補って(笑)、楽しめると思うんで。
膨大な時間を取られるのが玉にキズですが、かつてない程ハマっちゃいました~

10年も前のゲームみたいなので、もう中古しかないかも……?
4年前(私が買った時)は量販店でパソコン版の廉価版が並んでましたが、今はどうかなぁ。

同じシリーズで「維新の嵐」というのもあります(副題が付いていない)。
それも持っているんですが、遊び方がさっぱりわからなかったです~(爆)。

投稿: YAGI節 | 2009.05.28 00:53

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