エリザベート(宝塚版)
以前、願い事という記事をアップしましたが、その中の2つの願い事が今週叶いました♪
そのうちの1つは宝塚版の『エリザベート』を観る事。
いや~、ここまでの道のりは長かった!!
エリザベート縁の地を巡るヨーロッパ旅行をしたのに、ウィーンでミュージカル『エリザベート』を見られなかったのが、11年前。
当時はまだ東宝版が上演されていなかったので、「せめて宝塚版を観たい」と思いました。その後宝塚では数回上演されたのですが、チケット争奪戦は厳しく、毎回惨敗。結局東宝版や、来日メンバーによるウィーンオリジナル公演などを先に観る事になりました。
「宝塚の『エリザベート』を観るのはもう無理」と半ば諦めかけていましたが、今回、友人が見事ゲットしてくれましたーっ!!
16日に観て来ました。10年来の夢が叶ったって感じ?
トート好きの私にとって、主役がトートというのは嬉しい限り。
あ、ウィーン版と東宝版はタイトル通り、エリザベートが主役ですが、宝塚ではやっぱり男性が主役なのです。
3つの『エリザベート』のトートの持ち味を比較してみると、
オリジナル……野性味
東宝版……妖しさ
宝塚版……ノーブル
といった感じかな。
三者三様、それぞれ魅力的で甲乙付けがたいです。
しかし、最初に観た物の印象は強いかも。しかも、内野聖陽さんが歌う『最後のダンス』という曲はパソコンにも入れて何度も聴いてるので、体に染みこんじゃってます。宝塚版を観ていても、時々内野さんや一路真輝さんの声が聞こえてしまう私でした。
あぁ、内野さんのトート、もう一度観てみたいなぁ……今となっては叶わぬ願いですが
タイトルロールのエリザベートは今迄観た『エリザベート』の中で一番若くかわいかったです。歌唱力では東宝版やオリジナルに負けていたと思いますが、美貌が売りのエリザベートなので「うわっ、キレイ」と思わせて欲しい。その点では良かったと思います。同行者は「演技力がある」と褒めてました。
それにしても、『エリザベート』には名曲が満載です。オーケストラ聴いてるだけで幸せな気分になれます。で、管楽器メインの曲が多い事に気づきました。そこも私の好みに合っているのかも。サックスも活躍します。オーケストラピットにサックスがいると、無茶苦茶嬉しい私です。
昨夜、萬斎さんの公演を3000円で見れて大喜びした話をアップしたばかりではありますが、宝塚はこんな素敵なオーケストラを聴けてあんなゴージャスなキレイな舞台が観られて、二階席ではありますが3500円って無茶苦茶コストパフォーマンスが良いですね。だから宝塚劇場や日生劇場って好き。逆にシアター○クーンとかシアター○リエとか、○ルコ劇場とかからは足が遠のく私でした(^^;)。
宝塚は、「1幕がお芝居・1幕がレビュー(ダンス)」というパターンが多いのですが、今回は2幕ずっと『エリザベート』というのが嬉しかったです。お芝居1幕って、ちょーっと物足りない気がしちゃうんです。レビューを楽しみにされている方も多いと聞きますが、私は宝塚の踊りはラインダンス以外あんまり興味ないんで(^^;)。
しかし、トート(瀬奈じゅんさん)が羽根付けて出て来たのにはビックリ~。
宝塚のフィナーレで、羽根はお決まりですが、今回出て来なかったんです。「珍しいなぁ」と思っていたら、トートだけは羽根付き!! やはりトップスターと羽根は切っても切れないのね(^_^;)。
瀬奈さんの芸名の由来は、アイルトン・セナとの事で、これもビックリ。
F1お好きなのかな?(私、セナの走り、鈴鹿で生で見た事ありますよ~♪)
残念ながら、今年で退団されるとか。宝塚のトップスターの皆さん、私が観劇するとすぐ退団しちゃうんですけど~。トップまで上り詰めれば後は辞めるだけなのかも知れませんが、せっかく名前覚えたのになぁ(遅)。
「宝塚のトップ」っていうと「スゴイ人」というイメージがありましたが、トップがころころ変わって「元トップ」が増えすぎると、ありがたみも減ってしまうような……。
って、瀬奈さんは4~5年だから、短い方というわけではないようですが。
それでも、どうも「最近の宝塚のトップスターって、トップ就任から退団までの期間が短い」と感じるのは、自分が年を取って、1年が過ぎるのが無茶苦茶早く感じられる事と関係があるのでしょうか
この日は大林素子さん(とこだま愛さん?)が観劇に来ていたようで、劇中いじられてました。私の席からは見えなかったのですが、またしても大林素子さんとニアミスか~(笑)。
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