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2009.07.04

狂言劇場その六A

先月25日、狂言劇場その六を見て来ました。

Kyogen1「狂言劇場」とは、
「能楽堂ではない、劇場のオリジナルな能舞台でパフォーミングアーツとしての狂言の魅力に迫る」
という、世田谷パブリックシアター恒例のシリーズです。野村萬斎さんの企画で、今回六回目を迎えます。←この説明、前回からのコピーです(^^;)

どうせなら、ポストトークのある日が良いと思い、この日を狙っていました。
私は世田谷パブリックシアターのオンラインチケット会員なので、会員向け先行予約の初日にアクセスしたのですが、既に完売でした。平日に売り出すからだよ(涙)。
「チケット発売日は仕事を休めというのですかーっ!?」とグレそうでしたが、やむなく別の日(Bプログラム)のチケットをゲットしました。
しかし、諦めきれずに、当日行ってみたら……当日券ゲット出来ました♪
実は、公演数日前に補助席(S席料金)が発売されたから、何も当日券狙いという危ない橋を渡らなくても良かったのですが、貧乏人なのでA席狙いで(^^;;;;)。
それでは感じた事、書いてみます。

この日はAプロです。

◆二人大名(ふたりだいみょう)/野村万作・高野和憲・深田博治
昨年も似たような時期に見た曲です。

萬斎さんの公演はとても多く、全部観ていたら破産してしまいます(^^;)。
なので、これでもかなりセレクトしてして見ているのですが、優先しているのは、チケット代が安くて初見の物。興味のある物は高くてもしぶしぶ行きますが、1万円以上はまだ払った事がありません(爆)。
しかし、時が経つにつれ、ダブりを避けるのは難しくなってきます……。
『磁石』と『仁王』は二度見てしまいましたが、共に二度目の主役が萬斎さんで、別の方と比較が出来たのでまだ良かったのですが、「見た事ある上に、萬斎さんが主役ではない」となると、かなりテンションが落ちます。

が、『二人大名』は、別かなぁ。
なんたって、起き上がり小法師ですから!!(笑)
ガッテンじゃ~、ですから!!(爆)
本物の起き上がり小法師を連想しながら、大名の転ぶ様を見るのはまた乙です。
萬斎さんの転がる様を生で見てみたいのですが、さすがに三度というのはなぁ……。

◆縄綯(なわない)/野村萬斎・野村万之介・石田幸雄
賭けるものがなくなって、召使いを出しちゃう主人ってどうなんですかっ
あれじゃ、太郎冠者がグレるのも当然だと思いますが、主人を恨むのではなく、賭けの相手の方を恨む所がカワイイです。どうして、そんなに賭け好きの主人を慕えるのか? 思わず「義」を尊ぶ誰かさんを連想する私でした(^^;)。

◆雷(かみなり)/野村萬斎・石田幸雄
劇場ならではの演出。雷様の登場時は、稲光を連想させるライティングで、まるでロックスターの登場シーンのようでした。もっとも、その後超情けない事になるのですが(笑)。

楽しかった~っ!!
『にほんごであそぼ』でさわりを見た時も爆笑しましたが、あれはスーツを着て、大の大人があんな事やっちゃってる事がおかしくて笑っちゃったのですが、狂言扮装でも面白い物だったのですね。「アイタ、アイタッ」とリズミカルに痛がる萬斎さん、面でお顔は見えませんでしたが、キュートで面白くて最高でした

◆ポストトーク/野村萬斎・永井多惠子
永井さんというのは、以前世田谷パブリックシアターの館長をしてらした方だそうです。NHK副会長を務めていた事もあるとか。

萬斎さんは今回はグレーのスーツを着てました。
スーツ姿の萬斎さんを生で見たのは初めてかも~♪ お似合いです
しかし、足元は足袋(笑)。劇場とはいえ、そこに能舞台が設えてあれば、土足では乗れないという事でしょうか。永井さんも足袋でご登場でした。
前回は、萬斎さんはホスト役に近い感じでしたが、今回は永井さんが聞き役に徹するというスタイルで、萬斎さんのお話をたっぷり聞けました。

しかし、1週間以上前の事なので、記憶が~(爆)。
どんな事言ってたっけ?
えっと、『縄綯』は一時期上演し辛かったというような話をしていたかな。ともすれば、女性蔑視とも受け取られそうな内容だけれど、最近は女性が寛大になったと判断し、また上演に踏み切ったみたいな事をおっしゃっていました。
うん、何かというと「それは差別だ~」と目くじら立てる人もいますからね。女性の立場が弱い頃は何も言えなかったけど、段々言えるようになり、今は逆に言う必要もない位に改善されつつあるのかも?

『雷』については、
能楽堂でやる時に気になっていた点を劇場版という事でアレンジしたというお話をしてました。「天上から落ちてきた」という感じが能楽堂での動きでは伝わりにくいそうです。今回は舞台を2つ作り、間に通路(橋掛かり)で結ぶ事によってわかりやすくしたのだとか。確かに天上と下界という感じがよ~くわかって、素晴らしかったです。
が、質問コーナーでお客さんに、「下界でのやりとりの時は、天上の舞台を見えなくする工夫があったら、より良かった」と指摘をされ、萬斎さん、苦笑してました(笑)。確かにそうかも。惜しかったですね(笑)。
あ、あと、普通は雷様は赤い髪だけれど、今回はBプロの閻魔大王も赤い髪なので、かぶらないように白い髪にしたとおっしゃってました。

それから、芸術監督らしく(?)、他の公演(ミラノ・ピッコロ座、韓国国立劇場)の宣伝も(笑)。
韓国国立劇場の公演は、萬斎さんもポストトークに参加するようだし、永井さんも「世田谷パブリックシアターの劇場にとてもあっていると思う」とおっしゃるなど、力を入れているようでした。
ミラノ・ピッコロ座についてはまた改めて。

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コメント

この[雷]はぁたらしい狂言てすか.
I didn't know is before??What does the storey talk about??

投稿: onmyouji | 2009.07.07 21:01

雷 is not new. It's about the story of scatterbrained thunder god.

投稿: YAGI節 | 2009.07.10 01:24

I know the meaning of kanji ,lol.thank you.

投稿: onmyouji | 2009.07.11 01:43

I'm sorry.
Many Japanese people associate "雷"(one character) with thunder as the weather. "Thunder god" is usually referred to as "雷神" or "雷様".
This program is called "神鳴" by another school.

投稿: YAGI節 | 2009.07.12 01:30

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