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2009.08.02

第47回 野村狂言座

7月は観劇し過ぎなので、これは我慢するつもりだったのですが、直前にオークションで半額以下で出ているのを見つけたので落札してしまいました。

お子さんを預ける所がなく、やむなく手放したという方のチケット。申し訳ないとは思いつつ、速達で送って頂き7/30に見て来ました。脇正面ですが、前から3列目!! ファンクラブのチケットなのかな?
そういえば狂言ござる乃座 41thの時に替わった場所もこの辺でした。宝生能楽堂では脇正面の3列目に縁があるみたい~。

それでは感想行ってみます。

Kyogenza◆蚊相撲(かずもう)/石田幸雄・高野和憲・月崎晴夫
『にほんごであそぼ』でお馴染みの演目ですが、ちゃんと見るのは初めてです。
相撲を取るまでが意外と長いのですね。

◆重喜(じゅうき)/野村裕基・野村万之介
後見が萬斎さんでした
しかし、丁度飾りの松(?)の木とかぶって、じっとしている時はお顔は眉しか見えない
そして、その眉はつり上がっている(^^;)。舞台で裕基くんを見る時の萬斎さんは、相変わらずお父さんというより、厳しい師匠の顔なんですよね~。
小道具を渡したり、衣裳を直したりと動く時だけ、姿が見えましたが、そんな動きさえも美しい。「はい、出来たよ」といった感じの時、ちょっとだけ優しい表情が覗いたような。
途中、裕基君が後ろ向きに飛び退くシーンがありましたが、一歩間違えたら背中から落ちてしまいそうで、恐かった。三間四方(能舞台)って狭いですよね~。

◆吹取(ふきとり)/深田博治・野村萬斎・高野和憲
なんと、萬斎さんの笛が聴けました♪
「萬斎さんが吹くなんて。何でもやるのね~」という声が後ろから聞こえましたが、全く同感です。
かつて私、龍笛を習いたいと思っていました。今はその思い、かなり冷めてしまっているんですが、ああいうのを見るとやっぱり吹いてみたくなります(^^;)。
でも、あれが龍笛だったのか能管だったのか篠笛だったのか……わからない私でした

◆祐善(ゆうぜん)/野村万作・竹山悠樹・野村遼太
???
こっ、これは一体!?
パンフレットには
「夢幻能の形式を模した、いわゆる『舞狂言』と呼ばれる類の作品」
と書いてありました。
能ではやらないような地味~な庶民のお話だと思うんですが、狂言方の皆さんがやっている事以外には、能との違いが私にはあまりわかりませんでした。
言葉も難しく、内容はパンフレット見ない事にはさっぱりわかりません。
難しいせいか、抜粋ですが歌詞カード(詞章)が配られました。「狂言で詞章を見る」というのも初めてかも。

地謡が5人、うち一人が萬斎さんでした。「萬斎さんだ♪」と喜んだのも束の間、4人の姿は見えるのに、萬斎さんだけが柱ですっぽり隠れて、私の席からはこれっぽっちも見えませんでした

なんと舞台が油小路でした!! そこだけ超ツボ(笑)。

万作さんの退場時、ダースベイダーのような(というのは大袈裟ですが)呼吸音が聞こえました。上演中は、地謡や太鼓の音で全く聞こえなかったのですが、終わって会場が静まり返ると万作さんの荒い息遣いがよーく聞こえるのです。「息遣いが聞こえる」なんて、比喩のように使われる言葉かと思ってましたが、ホントよく聞こえました。3列目とはいえ、面で遮られているのに、あんなに聞こえて来るなんて驚きです。心配になってしまう程。
面を付けて舞うと、呼吸はし辛いだろうし大変なのですね~。

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コメント

能より狂言の方が分り易いと思ったのが間違いですね。

>夢幻能の形式を模した、いわゆる『舞狂言』。
通常能のうちに融け込んで能の演者と一緒に演技をしながら曲が進行されるものに会釈間(あしらいあい)があるのですが、これは多分小舞ではないかと思ったのですが違ったようです。舞狂言とは初めて聞きました。
 
狂言で面をつけるのは壬生狂言などにあるのは知っているのですが、能面は眼の部分にほんの数ミリの孔を空けてあるだけですから見える範囲も狭く、呼吸も大変だと思います。多分狂言面も同じなのでしょうね。

分らないと仰りながら、よく分っておいでのようで、能狂言から離れている私には良い勉強になります。

投稿: 早々 | 2009.08.03 21:58

早々さん
きゃー、壬生狂言!!
そうそう、あれこそ、「これ、狂言?」って感じですよね。
どちらかというと能みたい。演目も似たような感じだし。
無言というのが決定的な違いですけど(^^;)。
あれは、帰りの新幹線の時間のせいで、数十分しか見られなかったのですが、短い間だったせいか眠くなりませんでした!!

>多分狂言面も同じなのでしょうね。

どうなのでしょうね~。
ちなみに萬斎さんは、先月見た『雷』では面付けて走ったり転がったりして、視界の狭さを全く感じさせない見事な動きを見せてくれました。

投稿: YAGI節 | 2009.08.04 22:23

失礼しました。狂言面のつくりはかなり自由なようで、能面とは大分構造が違うようです。視野は面によってかなり違ってくるようですね。

投稿: 早々 | 2009.08.05 21:35

早々さん

>能面とは大分構造が違うようです。

そうでしたか。教えて下さってありがとうございます♪
じゃ、『雷』で使っていた面は、かなり視界が広い物だったのかも知れませんね~。

投稿: YAGI節 | 2009.08.06 00:43

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