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2009.08.13

万作・狂言十八選 第十回

2007年からやっている、この十八選。
五稜郭や金丸座、宮島や出雲大社などなど、「こんな場所で狂言見てみたいなぁ」なんて思わされる憧れの場所でやる事が多いのですが(特に五稜郭は行きたかった)、遠すぎて行けませんでした。
第九回は東京(国立能楽堂)でしたが、ちょっとチケット代が高かったのでやめました。5000円以上だと躊躇してしまう、貧乏な私です
第十回は東京芸術劇場。今回も一番安い席は5400円だったので少し迷ったのですが、演目に興味があったので行ってみました。

◆法螺侍(ほらざむらい)/野村万作・野村萬斎・深田博治・月崎晴夫・石田幸雄・高野和憲ほか
Hora『にほんごであそぼ』で見て興味を持った演目です(^^;)。
「どうどう、けろけろ、どうぢやいな」という、意味不明なへんてこりんなフレーズにやられまして、「生で見てみたいなぁ」と思ってました。

『にほんごであそぼ』の『法螺侍』には色々なヴァージョンがありました。
萬斎さん以外の人が面を付けたヴァージョンや、萬斎さんがカツラかぶって大きなお腹をしたヴァージョン、そして子供がメインのバージョンも数種類あり、昆虫バージョンなんてのもあったっけ。
公式サイトの放映予定表に「法螺侍」と書いてあって、「これは録画してあるから」なんてスルーしたら、実は別ヴァージョンだった事に後から気付き、ショックを受けた事もありました(再放送があったのが幸いでした)。
これだけ複数ヴァージョンがあるのは『ややこしや』位では?

そんな人気の『法螺侍』ですが、実は私にとっては鬼門(?)のシェイクスピア関連作品(^^;)。『ウィンザーの陽気な女房たち』の狂言版です。
シェイクスピア苦手なんですが、『赤い城 黒い砂』『十二夜』に続き、シェイクスピア絡みの舞台を見るのが今年3回目となってしまいました。

「調子に乗ってる偉そうな人を懲らしめる」というのは『十二夜』でもありましたが、「そこまでやるか」という感じ

勧善懲悪は好きなんですけど、どうもシェイクスピアの喜劇は、「懲らしめる」というより「いじめてる」という風に見えてしまって、今一笑えない私です。
しかし、そこまでやられても懲りない主人公(法螺侍)にはビックリ。そして開き直る法螺侍に「負けた」「許す」とか言っちゃう周囲の人々にもビックリ。
こんなお話だったとは。す、すごい……。
ストーリーはあまり好きではありませんが、万作さんの演技はとても面白かったし、唄は好きです。

途中で『ロミオとジュリエット』の曲が笛で奏でられました。
ちょっと吹きづらそうではありましたが、ニーノ・ロータも、笛で出来ちゃうのですね~♪ 
なぜか角笛も出てきてビックリ。面白い物が見れました。

◆茸(くさびら)/野村萬斎・野村万之介ほか
「出来る男」というイメージの萬斎さんですが、ヘタレな役もイイですね。
っていうか、素のイメージと違うから、余計に面白いのかな。
最初は自信満々なのに、思い通りにゆかなくてしょんぼりする様がかわいい(笑)。
前にこの演目を見た時は、席が悪かったので茸が面を付けている事に気づけませんでした。今回は2階最後列でしたが、しっかりチェック。確かに面付けている事を確認出来ました。

双眼鏡が壊れてしまった事を当ブログで話題にしましたが、結局修理に出しました。レンズを変えてくれたようで、無茶苦茶クリア。超見えます♪
3列目で肉眼で見た時よりも、よく見えた程。表情もバッチリ。
この双眼鏡、とっても気に入っていて、初めて見た時に感動しまくったのですが、「こんなによく見えたんだっけ」と改めて感動してしまいました。やっぱり手放せないなぁ。買い換えなくて良かったです。

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コメント

席が後ろの方でも双眼鏡があるとよく見えるでしょうね~♪
昔よくプロレスを観に行っていた頃、後ろの席の時は双眼鏡持って行きましたが肉眼で見るよりかなりの迫力でキャーキャー騒いでしまいました(^_^;)

昨日、妹と数年前ブルーリボン賞を観に行った時の話をしていてそういえばその時の司会が野村萬斎さんだった事を思い出しました!
ナマ萬斎さんを見たことがあったことに今更ながらちょっと感動☆
鞍馬天狗の後だったらもっとしっかり頭に焼き付けていたはずなのに・・・(^_^;)

投稿: dandara | 2009.08.14 17:21

法螺侍 古典ではないのですね。狂言にシェークスピア作品を採りいれて狂言に仕立てたと言うのは聞いておりました。シェークスピア作品は洋物の舞台しか見たことがありませんので、狂言ではどのようになるのか一度は鑑賞してみたいです。

遊行寺薪能は放下僧と巻絹。狂言は樋の酒でした。楽しみです。

投稿: 早々 | 2009.08.15 11:17

dandaraさん
ブルーリボン賞の司会!!
前年度の主演男優賞を取った人が務めたという事でしょうか?
なんてステキな物をご覧になっているのでしょう!

……と、今となってはとっても羨ましいのですが、私も当時は萬斎さんには全く興味なかったんですよね~。映画館で『陰陽師』見たにも関わらず。
多分現地にいても、dandaraさんと同じテンションだったと思います

>鞍馬天狗の後だったらもっとしっかり頭に焼き付けていたはずなのに・・・

ドラマの影響って大きいですよね~。

双眼鏡は今迄、25倍、10倍、そして3倍のオペラグラス、紙で出来た2倍の物(^^;;;;)……など色々使って来ましたが、それぞれ全く違って見えますね。
今の物(8倍)ほど気に入っている物はありません。軽くて視界が広くて明るくて目が疲れなくて……これのおかげで双眼鏡のイメージが劇的に変わりました。

早々さん

>シェークスピア作品は洋物の舞台しか見たことがありませんので、
>狂言ではどのようになるのか一度は鑑賞してみたいです。

『法螺侍』、10年ぶりの再演だったそうです。
なので、次はいつになるか……?

ちなみに、年末に上演予定の『国盗人』も元ネタは『リチャード三世』でシェイクスピアです。
もっとも私はシェイクスピア悲劇が喜劇にも増して苦手なので、多分行かないと思いますが(^^;;;;)。
テレビで放送していたのを録画しましたが、途中で挫折して最後まで見れてません~(爆)。
狂言の手法は用いてましたが、あれは狂言とは言わないかも。

もう一つシェイクスピア絡みで『まちがいの狂言』(「ややこしや」が出て来るやつ)がありますが、狂言度は『法螺侍』>『まちがいの狂言』>『国盗人』らしいです。

遊行寺薪能、狂言は『樋の酒』ですかぁ。
見たことないので、興味津々です。晴れると良いですね

投稿: YAGI節 | 2009.08.15 19:33

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