« 渡辺多恵子トークショー | トップページ | 万作・狂言十八選 第十回 »

2009.08.11

美姫血戦 松前パン屋事始異聞

コメント欄でおススメ頂いた、富樫倫太郎さんの『美姫血戦 松前パン屋事始異聞』読みました。

美姫血戦 松前パン屋事始異聞いやぁ、面白かった!!
この方、目の付け所が、他の新選組小説を書く方々とは違ってるんですよね~。
箱館戦争を題材にするという所がまず少数派だし、それを武士以外の第三者の目から書くというのも独特。

富樫さんの箱館戦争3部作の一つと言われている『箱館売ります』も良かったけれど、私はこちらの方が好きかな。
(あんまり面白かったので、残りの一つ『殺生石』にも手を出している所です。でも、そちらはなんだか怪奇小説っぽい)

まず、土方歳三がカッコ良いです♪
出番はそれ程多くないのですが、いいとこ取りな感じ。

そしてタイトルになっているパン作りからも目が離せません。
どの世界でも、パイオニアというのは苦労が多そうですね。
しかし、パン作りがこんなに大変とは予想出来ませんでした。
このパン屋さん(?)、好きで始めた事ではありませんが、それこそ命がけでパン作りに取り組みます。現在では想像もつかないような、ハードルがいくつもあるのです。アイテムを集めたり、お金を集めたり、旅をしたり、スキルを身につけたり……これは、まるでクエスト。

そしてもう一つのタイトル・ワード「美姫」。
フィギュア・スケートの選手ではなくて(^^;)、文字通り美しいお姫様です。
世が世であれば、お城にじっとしているのでしょうが、彼女も命がけである事をします。
命をかけているのは、武士だけではないのですね。

『箱館売ります』でも感じた事ですが、とにかくストーリーが面白いので、幕末ファンでなくても楽しめそうです。
ページをめくらせる力を強力に持つ本だと思いました。

|

« 渡辺多恵子トークショー | トップページ | 万作・狂言十八選 第十回 »

コメント

こんばんは。
「美姫血戦」、ご好評頂き嬉しく思います。
大出先生が、書籍は装丁が一番と仰っていますが、当にその通りの購入動機でした。「美姫」が土方歳三の妹みたいで。
「博多に来る時ゃ一人で来たが、帰りゃ人形と二人連れ」というコピーがありますが、「書店に入る時ゃ空手で…、出る時ゃ美姫血戦と…」と感ずる程、買わずにはいられなかったことを鮮明に覚えています。こういうのを「本とのご縁」と言うのでしょうか?それにしても読後の華やいだ爽快感は何とも言えません。
引き続き宣伝しています。

投稿: 関東の誠 | 2009.08.13 00:23

パン屋???
パンと新選組、何か関係が有るのですか!?

何か、奇想天外な話のような気がしますが、、、
土方さんがカッコイイのですね!?
読んでみようかな?

そうそう、
「箱館売ります」も、是非とも読んでみたい本の一つです♪

投稿: あさぎ | 2009.08.13 16:32

関東の誠さん
面白い本をご紹介頂きありがとうございました。
ハッピーエンドとはちょっと違うのかも知れませんが、皆が「これ以上ない」って程、悔いが残らない程、力を尽くしている感じが良いですね。

確かに、この表紙の土方さんと美姫、兄妹みたいに似てる~。

あさぎさん
「戦争時の携帯食にはパンが便利だろう」という事になって、人見勝太郎がパン作りを命じるという設定です。
土方さんが絡むのは、パンより美姫です(^^;)。
あ、でも、土方ファンが「キーッ」となるような話ではないので安心して下さい(笑)。
箱館戦争とパンは一見妙な組み合わせのように思えますが、決してキテレツな話ではありませんでした。
……今読んでる『殺生石』の方は相当奇想天外なんですけどね~。
でも、土方さんがやっぱりカッコ良い……。
これも今月中には感想アップしたいと思ってます。

投稿: YAGI節 | 2009.08.14 00:26


私もこれ読みました~♪
この作者さんの本の中でも、箱館戦争を一番きちんと描かれたんじゃないかなって思いました。
松前藩の内乱も知らなかったので興味深かったですね。
パン作りの仕方を苦労して覚えていく話はほんとに関心しましたし。
そして、土方は出番は少ないのに一番おいしい役だったと(笑)

「殺生石」が一番箱館戦争関係なかった気がするんですけど(笑)読み物としては面白いですよね。ちょっと気持ち悪いのが苦手なんですけど
三冊の中では、「殺生石」の土方が出番も多いし、一番かっこよかったなぁ。内容はともかく(笑)

とにかくこの作者さんの土方カッコいい~(笑)

投稿: Mini子 | 2009.08.15 22:16

Mini子さん

>私もこれ読みました~♪

はい。コメントこそ付けませんでしたが、ブログで拝見してました♪
ただ、パンの話と結びついてなくて、「あ、これ、Mini子さんが書いていらしたアレか」と気づいたのはかなり後だったんですけど(^^;)。

『殺生石』もお読みになったのですね。

>「殺生石」の土方が出番も多いし、一番かっこよかったなぁ。内容はともかく(笑)

そう!!
私もまだ途中なので、何とも言えませんが、今の所はすっっっっっっごいかっこいい~。
内容が内容だけに、「この土方さんが一番」というには抵抗がありますが、アイヌを助ける土方さん、ステキ過ぎます~

投稿: YAGI節 | 2009.08.15 23:31

この本、読みました。パン屋さんの事始を箱館の戦と絡めるあたり、かなりよくできていましたね。
美姫も印象的でした。

投稿: 桃源児 | 2009.08.18 17:33

桃源児さん
桃源児さんもお読みになりましたか♪
ホント、一粒で二度美味しいみたいな楽しい本でした。

投稿: YAGI節 | 2009.08.19 23:08

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 渡辺多恵子トークショー | トップページ | 万作・狂言十八選 第十回 »