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2009.10.16

桂歌丸・三遊亭楽太郎二人会

歌丸さんと楽太郎さんの『二人会』を観に……聴きに行きました。

Fu楽太郎さんは7年前に見た事がありますが、歌丸さんは初めて。一度生で聴いてみたいと漠然と思ってて、でも「いつでも観られる」と思っていたので、数年前に入院された時は焦りました~。いつ観られなくなるか、わからないのですね。同じく7年前に観た圓楽さんも引退してしまったし……。

まずは楽太郎さんのお弟子さん・三遊亭楽大さんが登場して『寿限無』を披露。
「楽大」という名前は、伊集院光さんが落語家時代に付けていた名前だそうです。

そして楽太郎さんの登場。
「今日来たお客さんはラッキーです。歌丸の最後の高座を聴けて」みたいな事を言って笑わせます。すると、箒が飛んできました(怒った歌丸さんが投げたという態)。『笑点』を見ているようでした♪

楽太郎さんが披露してくれたのは『死神』だったんですが、死神の容姿を説明する際に「歌丸が落ちぶれた感じ」と言ってみたり、歌丸さんのことに触れずにはいられないようです(笑)。

『死神』はとても有名な作品のようですが、私は初めてだったので「どうなるんだろう?」とワクワクドキドキしながら聴きました。とっても面白かった!! ウィキペディアによると、伊集院さんが落語家を目指すきっかけとなった噺だそうです。
これ、三遊亭圓朝が作ったんですね。今更こんな事を言うのも遅すぎですが、やっぱり圓朝って、スゴイ人なんだなぁ。そして、これを「斎藤さんも聴いていたかも」と思うと……(『警視庁草紙』の影響で妄想)

楽太郎さん、途中「枕許」と「足元」を言い間違えたりしましたが(それもウケてた)、死神の声音とか雰囲気があって良かったなぁ。引き込まれました。

そして、歌丸さん。
登場するなり咳込んでいたのでビックリしました。
実は、私もここ数週間咳に悩まされています。
先日、野村萬斎さんが「風邪の予防に気を付けている」というような話をされていましたが、その時「舞台人は咳をどうしているんだろう?」と思いました。
発熱や頭痛などは、辛いとはいえ隠す事が出来そうですが、「咳がひどい場合はどうにもならないのでは?」と思ったんです。私は熱は滅多に出ないんですが、喉が弱いのか、いつも咳が長引くんですよね~。すっかり元気なのに、咳だけ残るという事が多い。「こんなに元気だけど、舞台には立てないわ」って感じ(^^;)。舞台の役者さんは風邪位じゃ舞台に穴を開ける事は出来ないと思うのですが、役者さんが舞台で咳込む姿というのは見た事がないので、「絶対咳が出ない特殊な薬でも持っているのだろうか?」と不思議に思っていたんです。しかし、歌丸さんは咳してたー。

歌丸さんは気管支が弱いのだそうです。傍にお茶を用意してお話されてました。
でも、「出る前にチョコレートを食べていたら(飴は嫌いだそうです)、思っていたより楽太郎さんの噺が早く終わって慌てて飲み込んで噎せた」と楽太郎さんのせいにしてみたり、「あと1時間もすれば治りますから待っててください」とおっしゃって笑わせてくれました。何でも笑いに出来そうだなぁ。さすがです。

歌丸さんが披露したのは『井戸の茶碗』。
これまた面白かった~。で、1時間も経たないうちに(すぐに)咳はおさまり(ほっ)、見事な話芸を聴かせてくれました。
これは、お金に困っているのにやせ我慢をする人の話で……いや、やせ我慢じゃないですね、曲がった事が嫌いで、「たとえ生活に困っていても、貰う筋合の無い金は受け取らない」というんです。「武士はこうでなくっちゃ」という感じ。イイ話でした。古典ですが、「小沢さんや鳩山さんに聴かせたい」なんて、時事ネタを絡ませ、飽きさせませんでした。聴き終わった後、爽やかな良い気持ちになれました。

という感じで、大満足の公演でした♪
しかし、落語の公演って、前もって演目がわからない場合が多いですよね。
チラシやチケットには書いてなかったし、会場で解説書を配ってくれたわけでもないので、何という演目をやったのかもわからないまま帰宅したんです(タイトルなどは、今ネットで調べました)。落語ファンはそれで困らないのかな~?

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